日本の天台宗では、真諦を観る空観(真観)を准胝観音に、塵沙の染汚を離れる仮観(清浄観)を十一面観音に、空・仮を双べ照らす中道観(広大なる智慧の観)の広大を如意輪観音に智慧の観を馬頭観音、空・仮・中の三観を用いて衆生の苦を抜く悲観(悲の観)を千手観音に、三観を用いて衆生に楽を与える慈観(慈の観)を聖観音に配しています。衆生に感応して、あらゆる姿をとる観自在菩薩は、受け取り手により様々な姿で現出するのです。各地寺院の観音像を拝見するとその多様さに驚かされます。
例えば、観音が衆生を救うために現出した三十三身と云われる中に、四の婦女身があります。それ故、観音女性説が広まりました。

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