Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2012年03月02日
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カテゴリ: 夢有無有
「怪異」首切
 私が京都で大学に通っていた頃は、町外れの鄙びた個室マンション暮らしをし、毎夕鴨川上流沿いをジョギングするのが日課となっていました。春のその日も日が落ちて少し遅い目だけれど、頭の中で好きな歌でリズムをとり走っていました。昔は時代劇の撮影のために作られたと云う欄干なしの撮影橋をフト目をやると、橋の中程一番高さのあるところでセーラー服の女子高らしき少女が、やおら靴を脱いで飛び込もうとしている様子なので、「何処の学校でーすか?」とか何とか気を紛らせようと叫びながら近づくと、振り向いて此方を見ているので、猶も、何かしら喋りかけ手が届きそうに成った時、反転飛び込みました。辛うじて首を抱え安心したのも束の間、身体が深みにそのままに落下、だけど、俺は首を離していません。振り向く少女の顔が「ニッ」と此方に笑いかけた様に見え、肝がすっ飛びマンションへまっしぐら。数日、学校へも行かず、鍵を掛け閉じこもり生活。
 或る日、「荷物預かっています 」と女性の声。鍵を開け扉を半開きにしたら、強い力で強引に開かれたその姿は、あのセーラー服の少女、部屋の端に蹲ると長い首で私の身体を締め付けます。「好きな人を締め付けるのは、快感よ。」と言いながら、それから毎夕、取られた鍵で扉を開け首で私の身体を締め付け生活、耐えられない私は、その日隠し持っていた包丁で首を寸断、悲鳴をあげて倒れました。駆けつけた警官に手錠を掛けられ、裁判に。陪審員制度裁判では話を信ぜず、精神障害施設送りとなりました。
施設でも夢の中で出てくるロクロ首には耐え切れず、監視員の隙を見て、準備していたロープを屋上に輪状に縛ってダイビング、アラ不思議、足は地面で頭は屋上、しかたなしに、ロープを解き、今は美人看護師が来て首を伸ばし巻き付けたい衝動にかられる悪夢を脱けだすために、首を切られるのを、首を長ーくして待っております。

ロクロ首
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最終更新日  2012年03月14日 16時16分02秒
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