Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2012年08月23日
XML
カテゴリ: 夢有無有
「旧約聖書」聖王の行程14(ダビデの王族7)戦略家ダビデ
 ダビデの一行がバフリムの村を通り過ぎ、しばらく休息を取っていた頃、アブシャロムとその仲間は、エルサレム入城を果たします。かつて自分の信頼していた顧問アヒトフェルも一緒です。ダビデの友、アルキ人フシャイも、エルサレムに戻ると、直ちにアブシャロムに謁見を求めました。そこで、事もあろうに「王様、ばんざい! 王様、ばんざい!」と叫びます。さすがに、アブシャロムは尋ねました。「これが、父ダビデに対する態度か。どうして、父といっしょに行かなかったのだ」と。ダビデの友、アルキ人フシャイは、私はただ、主とイスラエルの民によって選ばれたお方に、お仕えたいのです。かつてはお父上でしたが、これからは、貴方様が御主人です。アブシャロムはアヒトフェルに今後の方針と戦略を求めます。アヒトフェルは、ダビデがが宮殿の留守番にと残しておいた側女を訪ねて、父君を侮辱すれば、全国民は、もう、貴方様と父君の仲は致命的で、和解の余地はないと察するでありましょうから 国民は、貴方様のもとに一致団結すると言います。アブシャロムは、かつてダビデがそうしたように、アヒトフェルのことばには何でも従いました。 アヒトフェルが語ることはすべて、主の口から直接さずけられた知恵のように思われたからです
 アヒトフェルはことばを続けます。自分に一万二千の兵を任せてくだされば、今夜にも、王の追跡に出かけ、疲れて気弱になっているところを襲いましょう。 一味は大混乱に陥り、われ先にと逃げ出すでしょう。 その中で、王だけを殺します。あとの連中は生かしておいて、貴方様のもとに連れてまいり忠誠を誓わせましょう。アブシャロムとイスラエルの全長老は、その計画に賛成しましたが、ダビデに幸運なことには、アブシャロムが、「アルキ人フシャイの意見も聞いてみよう」と言いだしたのです。 フシャイが姿を見せると、一応アヒトフェルの考えを披露したあとで尋ねます。
 アヒトフェルの言うとおりにすべきだろうか。もし反対なら、はっきり言ってくれと申します。ここで、ダビデがフシャイにエルサレムに帰って、アブシャロムに、相手方を混乱させてくれ。さすれば、アヒトフェルの助言に反対して、それをぶち壊すことが出来よう。祭司のツァドクとエブヤタルも、エルサレムにいる。私を捕らえようとする計画があったら、彼らに知らせてくれ。そうすれば、二人の息子たちアヒマアツとヨナタンが、私のもとに、事の成り行きを知らせてくれることになっているからと言い、ダビデの友フシャイはエルサレムに帰らせた事が戦略上の局面を変えます。
ご承知のように、お父君とその部下たちは、りっぱな勇士で、 今は、子熊を奪われた母熊のように、気が立っておいででしょう。 そればかりか戦いに慣れておられるお父君は、兵卒とともに夜を過ごしたりはなさいますまい。必ず、どこかのほら穴にでも、隠れておいでの筈。もしそのお父君が襲いかかり、こちらの幾人かが切り倒されでもしたら、兵が混乱し、どんなに勇敢な者でも、たといライオンのように強い勇士でも怯むでしょう。 なにしろ、イスラエルの者はみな、お父君が偉大な勇者であり、その兵士たちも武勇にすぐれている、と知っておりますから。と申します。
 ここで、ダビデに軍勢の立て直しの時間を稼ぐために まず、北はダンから南はベエル・シェバに至るまでの、イスラエル全国から兵を集め、強力な軍隊を編成して、 その大軍を率いて、自ら出陣なさるのがよろしかろうと存じます。そして、お父君を見つけしだい、全軍もろとも一気に滅ぼすのです。 一人も生かしておいてはなりません。彼がどこかの町へ逃げ込んだら、全軍をその町に差し向け、城壁に綱をかけて近くの谷まで引いて行くよう、お命じなさい。 そこには、一欠けらの石も残りますまい。との考えを披露、 アブシャロムをはじめ人々はみな、「フシャイの意見のほうが、アヒトフェルの考えよりすぐれている」と思い込ませることに成功しました。 実は、これはみな、実際には、退けられたアヒトフェルの進言のほうが、ずっと上策だったのですが。
 フシャイは祭司のツァドクとエブヤタルに、アヒトフェルの思惑と、対案として出した自分の意見を説明し、「急げ! 一行を見つけしだい、今夜はヨルダン川の浅瀬にはとどまらず、直ちに向こう岸へ渡って、荒野へ逃げのびなさるように、と勧めてくれ。さもなくば、陛下も、供の者も、皆殺しにされるだろう」。 伝言を聞いたヨナタンとアヒマアツは、エルサレムにいては人目につくので、エン・ロゲルに潜んでいました。 ダビデ王に伝える情報は、召使女の手で、二人に届けられる手はずになっていましたが、一人の少年が、エン・ロゲルからダビデのもとに向かう二人を見つけて、アブシャロムに告げたのです。 その間に、二人はバフリムまで逃げ、ある人のおかげで、裏庭の井戸の中にかくまってもらい、家の奥さんは、井戸
に布をかぶせ、いかにも日に干しているふうに、麦をばらまいてくれました。 だれ一人、その下に人が隠れていようとは思いませんでした。 アブシャロムの家来がその家に来て、「アヒマアツとヨナタンを見なかったか」と尋ねても、 奥さんは、「川を渡って行きましたよ」と答えました。 追手は、やっきになって捜し回りましたが、もちろん見つけることはできません。 すごすごとエルサレムに引き揚げました。しばらくして、井戸からはい出した二人は、ダビデ王のもとへと急ぎ、 彼らは、「さあ、お急ぎください。 今夜中にヨルダン川を渡るのです」と勧め、王を捕らえて殺そうという、アヒトフェルの策略を報告しました。そこで王と供の者はみな、夜のうちにヨルダン川を渡り、夜明けまでには、全員が向こう岸に着きました。 一方アヒトフェルはというと、アブシャロムに進言を退けられたことで、すっかり面目を失い、ろばに乗り、郷里へ帰ってしまい、身辺の整理をすると、首を縊って自殺します。
 ダビデは、まもなくマハナイムに着きました。 その間に、アブシャロムはイスラエル全軍を召集し、兵を率いてヨルダン川を渡り、ヨアブに代わる総司令官には、アマサを任命、アブシャロムとイスラエル軍は、ギルアデに陣を敷きました。一方、マハナイムに着いたダビデをあたたかく迎えたのは、アモン人で、ラバ出身のナハシュの息子ショビと、ロ・デバル出身のアミエルの息子マキル、それに、ログリム出身のギルアデ人バルジライでした。彼らはダビデ一行のために、寝るためのマット、調理用の土鍋や皿、小麦、大麦、炒り麦、そら豆、レンズ豆、はち蜜、バター、チーズなどを持って来てくれたのです。 彼らは、「荒野をずっと旅して来られて、さぞお疲れでしょう。 お腹もすいて、のども渇いておられましょう」と労います。牧羊出身で国境を区別しない生活を強いられてきたダビデの異国人への対応が味方します。

absalom4 ブログランキング・にほんブログ村へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年08月23日 07時23分31秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: