Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年08月31日
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カテゴリ: 夢有無有
「旧約聖書」聖王以降の王達1(列王記上)アドニヤの即位宣言とソロモンの逆襲
 列王記はダビデの老衰とそれに伴って起きた王位継承の争いから始まります。ダビデ王は多くの日を重ねて老人になり、衣を何枚着せられても暖まらなかったし、もはや起きることも、後宮の婦人を抱くことも出来なくなっていました。そこで家臣たちは、王に言います。「わが主君、王のために若い処女を探して、御そばに侍らせてお世話をさせましょう。ふところに抱いて(抱き枕替わりとして)お休みになれば、暖かくなります。」彼らは美しい娘を求めてイスラエル領内をくまなく探し、シュネム生まれのアビシャグという娘を見つけ、王のもとに連れて来、この上なく美しいこの娘は王の世話をさせますが、王は彼女を知ることがありませんでした。この状況にまず王位継承を主張したのが、既に三人の兄が亡くなっていた四男アドニヤでです。ハギトの子アドニヤは思い上がって、「わたしが王になる」と言い、戦車と馬と五十人の護衛兵を揃えます。彼は父ダビデから、何故このようなことをしたのかと咎められたことが一度もなかったのです。。アドニヤはツェルヤの子ヨアブと祭司アビアタルに話をもちかけ、この二人の支持を取り付け、旗揚げしますが、肝心の父ダビデの了解を得ていない軽率な行為であった上に、祭司ツァドク、ヨヤダの子ベナヤ、預言者ナタン、シムイ、レイ、およびダビデの勇士たちがアドニヤに組しなかった事が後に後悔を呼ぶことに成ります。アドニヤは、エン・ロゲルの近くにあるゾヘレトの石のそばで、羊、牛、肥えた家畜を屠ってささげ、王子である自分の兄弟たち、王の家臣であるユダの人々を、悉くそこに招いた。 しかし、反対派と目される預言者ナタン、ベナヤ、ダビデの勇士たち、自分の兄弟ソロモンは招かなかった。その反対派はソロモンの母バト・シェバを動かして巻き返しを図ります。預言者ナタンはバト・シェバにダビデのところに行き、ソロモン後継の承認を得るように働きかけます。我らの主君、ダビデが知らないうちに、ハギトの子アドニヤが王となったということを知らないのですか。あなたの命とあなたの子ソロモンの命が助かるように、わたしの言うことをすぐさま実行しなさい。直ちにダビデ王のもとに行って、こう言いなさい。「わが主君、王よ、はしためにお誓いになったではありませんか。あなたの子ソロモンが私の跡を継いで王となり、わたしの王座につくと。なぜ、アドニヤが王となったのでしょうか。」あなたが王と話し合っている間に、私も続いて入り、あなたの言葉を確認しますと言い含めます。バト・シェバが王をその部屋に訪ねると、非常に年老いた王は、シュネム生まれのアビシャグの世話を受けていました。バト・シェバは王の前に跪いて礼をしました。王が「どうしたのか」と尋ねたので、 彼女は言います。「わが主君、王よ、あなたの神、主にかけてあなたはこのはしためにお誓いになりました。あなたの子ソロモンがわたしの跡を継いで王となり、わたしの王座につくと。ところが今、アドニヤが王となりました。わが主君、王よ、あなたはそのことをご存じではありません。アドニヤは雄牛や肥えた家畜や羊を数多く屠ってささげ、すべての王子、祭司アビアタル、軍の司令官ヨアブを招きました。しかし、あなたの僕ソロモンは招きませんでした。わが主君、王よ、わが主君、王の跡を継いでだれが王座につくのか、お示しになることを、すべてのイスラエルは注目しています。このままで、わが主君、王が先祖と共に眠りにおつきになれば、私と我が子ソロモンは反逆者になってしまいます。」彼女が王と話し合っている間に、預言者ナタンが来たので、「預言者ナタンが参りました」と王に告げられた。ナタンは王の前に進み出て、地にひれ伏し言います。「わが主君、王よ、あなたはアドニヤがわたしの跡を継いで王となり、王座につくと言われたのでしょうか。アドニヤは今日下って行って雄牛や肥えた家畜や羊を数多く屠り、すべての王子、将軍たち、祭司アビアタルを招きました。彼らはアドニヤの前で飲み食いしながら、アドニヤ王、万歳と叫びました。しかし、あなたの僕であるこのわたしと、祭司ツァドク、ヨヤダの子ベナヤ、あなたの僕ソロモンは招かれませんでした。このようなことになったのは、わが主君、王の御意向なのでしょうか。わが主君、王は、だれが御自分の跡を継いで王座につくのか、僕たちにお知らせになっていません。」それにダビデ王は答えて、「バト・シェバをここに呼びなさい」と命じ、彼女が進み出て、王の前に立つと、 王は「わたしの命をあらゆる苦しみから救ってくださった主は生きておられる。あなたの子ソロモンがわたしの跡を継いで王となり、わたしに代わって王座につく、とイスラエルの神、主にかけてあなたに立てた誓いをわたしは今日実行する。」と誓います。バト・シェバは顔を地に伏せ、王に礼をして、「わが主君、ダビデ王、あなたの命がとこしえに永らえますように」と言い。ダビデ王は、「祭司ツァドク、預言者ナタン、ヨヤダの子ベナヤをここに呼べ」と命じ、彼らが王の前に出ると、王は、お前たちは主君の家臣を率いて、わが子ソロモンをわたしの騾馬に乗せ、ギホンに下らせよ。 祭司ツァドクと預言者ナタンは、そこでソロモンに油を注いで、イスラエルの上に立つ王とせよ。角笛を吹いて「ソロモン王、万歳」と叫び、彼の後に従って上れ。ソロモンは来て、わたしの王座につく。わたしに代わって王となるのは彼であり、イスラエルとユダの上に立つ君主になるようわたしは彼に命じる。ヨヤダの子ベナヤは王に答えた。「まことに王の神、主もそう仰せになりますように。主は王と共にいてくださいました。またソロモンと共にいてくださいますように。その王座をわが主君、ダビデ王の王座より更に大いなるものにしてくださいますように。」祭司ツァドク、預言者ナタン、ヨヤダの子ベナヤはクレタ人とペレティ人と共に下って行った。彼らはソロモンをダビデ王のらばに乗せ、ギホンに連れて行った。祭司ツァドクは天幕から油の入った角を持って出て、ソロモンに油を注いだ。彼らが角笛を吹くと、民は皆、「ソロモン王、万歳」と叫んだ。民は皆、彼の後に従って上り、笛を吹き、大いに喜び祝い、その声で地は裂ける程だった。
 ここで驚くのは、ダビデが、王としてツェルヤの子ヨアブと祭司アビアタルの勢力にに負けない威勢を、いまだに保持していたことです。また、軍司令官ツェルヤの子ヨアブが、ダビデのことを我が事の如く把握しているにもかかわらず、誤った判断をしたことには更に驚かされ、ヨアブの先も危うくなるのも致し方ないと云えましょう。

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最終更新日  2012年08月31日 07時05分39秒
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