Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2012年09月17日
XML
カテゴリ: 夢有無有
仏教概要七(日本寺院の総本山)華厳宗東大寺
 中国では五世紀の初めに、覚賢が訳出した60巻本《華厳経》を読誦供養することによって、霊験を求める民俗信仰が、南北朝より隋・唐にかけて、終南山至相寺を中心に,初祖杜順・次祖智儼と続き参祖法蔵が、五教十宗の教学体系と、独自の実践、結社の組織化を完成します。天台の実相論に対して、一即一切・一切即一の縁起を説き(縁来れば生ず、縁去れば滅す)という従来の縁起に対し、(縁来るも生ぜず、縁去るも滅せず)という絶対実在の生起を主張する華厳宗ですが、日本には736年に唐僧の道セン(どうせん)が伝え、新羅僧の審祥(しんじよう)が東大寺で初めて華厳経を講じ、日本華厳宗の第一祖となり、新羅の大安寺で講義を受けていた第二祖良弁(ろうべん)によって確立しますが、のちに衰え、鎌倉時代に凝然・高弁により復興された、東大寺を大本山とします。
 その東大寺ですが、奈良時代の天平勝宝四年(752年)四月九日、鎮護国家を祈って「金光明四天王護国之寺」として総国分寺の役割を担って、像高16メートル、推定重量250トンという廬舎那仏坐像を本尊として建立、開眼供養が聖武上皇・光明皇太后・内親王から皇位に就いた女帝孝謙天皇が文武百官を従えて行われました。その大仏安置の世界最大級の木造建築である大仏殿や、奈良時代を代表する建築物の法華堂、お水取り(修二会)で有名な二月堂など様々な建造物が、被災しながらも現在まで伝えられています。また、大仏殿の西には律宗の宗祖で、日本に視力を失ってまで渡来、日本仏教の受戒制度を整えた鑑真が設立した戒壇院があります。戒壇院は僧侶になるための受戒が行われる場所であり、奈良時代の仏教においては最も重要とされる寺院でした。
 華厳経では、此の世の全てが縁起して生じ、万物が相互に関係しながら、存在として有ると説きます。その存在の本質こそが究極の存在であり理法としての有そのものとの教理の根本としています。其れ故、東大寺の廬舎那仏坐像を宇宙其の物かの様に、その思想を体現しています。しかし、此処で気が付くのは、物事には生も滅も無く只縁起しており、有と無とを離れた「空」を説く、人類の思想・哲学・宗教に於ける巨峰、大乗八宗の祖ナーガールジュナ(龍樹)の「中論」との関係でしょう。

TodaijiTemple2 ブログランキング・にほんブログ村へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年09月17日 07時59分28秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: