Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年10月31日
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カテゴリ: 夢有無有
「旧約聖書」聖王以降の王達43 (列王記下)ユダ存続の戦い・バビロンの罠
アッシリアの王センナケリブに代わってその子エサル・ハドンが王となった、そのころ、ヒゼキヤは死の病にかかった。預言者、アモツの子イザヤが訪ねて来て、「主はこう言われる。あなたは死ぬことになっていて、命はないのだから、家族に遺言をしなさい」と言った。ヒゼキヤは顔を壁に向けて、主にこう祈った。「ああ、主よ、わたしがまことを尽くし、ひたむきな心をもって御前を歩み、御目にかなう善いことを行ってきたことを思い起こしてください。」こう言って、ヒゼキヤは涙を流して大いに泣いた。イザヤが中庭を出ないうちに、主の言葉が彼に臨んだ。「わが民の君主ヒゼキヤのもとに戻って言いなさい。あなたの父祖ダビデの神、主はこう言われる。わたしはあなたの祈りを聞き、涙を見た。見よ、わたしはあなたをいやし、三日目にあなたは主の神殿に上れるだろう。わたしはあなたの寿命を十五年延ばし、アッシリアの王の手からあなたとこの都を救い出す。わたしはわたし自身のために、わが僕ダビデのために、この都を守り抜く。」イザヤが、「干しいちじくを取って来るように」と言うので、人々がそれを取って来て患部に当てると、ヒゼキヤは回復した。ヒゼキヤはイザヤに言った。「主がわたしをいやされ、わたしが三日目に主の神殿に上れることを示すしるしは何でしょうか。」イザヤは答えた。「ここに主によって与えられるしるしがあります。それによって主は約束なさったことを実現されることが分かります。影が十度進むか、十度戻るかです。」ヒゼキヤは答えた。「影が十度伸びるのは容易なことです。むしろ影を十度後戻りさせてください。」そこで預言者イザヤが主に祈ると、主は日時計の影、アハズの日時計に落ちた影を十度後戻りさせられた。そのころ、バビロンの王、バルアダンの子メロダク・バルアダンは、ヒゼキヤが病気であるということを聞いて、ヒゼキヤに手紙と贈り物を送って来た。ヒゼキヤは使者たちを歓迎し、銀、金、香料、上等の油など宝物庫のすべて、武器庫、また、倉庫にある一切のものを彼らに見せた。ヒゼキヤが彼らに見せなかったものは、宮中はもとより国中に一つもなかった。預言者イザヤはヒゼキヤ王のところに来て、「あの人々は何を言ったのですか。どこから訪ねて来たのですか」と問うた。ヒゼキヤは、「彼らは遠い国、バビロンから来ました」と答えた。更に、「彼らは王宮で何を見たのですか」と問うと、ヒゼキヤは、「王宮にあるものは何もかも見ました。倉庫の中のものも見せなかったものは何一つありません」と答えた。そこでイザヤはヒゼキヤに言った。「主の言葉を聞きなさい。王宮にあるもの、あなたの先祖が今日まで蓄えてきたものが、ことごとくバビロンに運び去られ、何も残らなくなる日が来る、と主は言われる。あなたから生まれた息子の中には、バビロン王の宮殿に連れて行かれ、宦官にされる者もある。』」ヒゼキヤはイザヤに、「あなたの告げる主の言葉はありがたいものです」と答えた。彼は、自分の在世中は平和と安定が続くのではないかと思っていた。ヒゼキヤの他の事績、彼の功績のすべて、貯水池と水道を造って都に水を引いたことは、ユダの王の歴代誌に記されている。ヒゼキヤは先祖と共に眠りにつき、その子マナセがヒゼキヤに代わって王となった。
 紀元前8世紀頃は強国アッシリアがオリエントの覇権を握っていた時代である。バビロンはまだこの頃、それほど力を持っている国ではなかったが、アッシリアに対抗するために同盟関係を結ぼうと近隣諸国に接近していた。一方、預言者イザヤは「同盟」ということに対して否定的であり、常に「神にのみ依り頼め」と主張します。バビロン王は、近隣諸国と同盟関係を結びたいという願いを持ち、ヒゼキヤ王に使者を遣わしたと思われます。この計らいをヒゼキヤ王は非常に喜び、使者たちを歓迎し、銀、金、香料、上等の油など宝物庫のすべて、武器庫、また、倉庫にある一切のものを彼らに見せる程に気を許してしまいました。アッシリアから脅しの手紙を受け取り窮地に立たされた時、ヒゼキヤ王は神殿で祈りを捧げる彼が、バビロン王からの喜ばしい手紙を受け取った時は、まず神に感謝の祈りをささげるのではなく、有頂天になり、見せびらかすようなことをしてしまった。持ち上げられると喜んで気を緩めてしまうのは、人間誰しも同じである。このことが預言者イザヤの耳にも入るところとなり、問われるままにヒゼキヤ王はありのままをイザヤに伝えます。イザヤは「王宮にあるもの、あなたの先祖が今日まで蓄えてきたものが、ことごとくバビロンに運び去られ、何も残らなくなる日が来る」という神の言葉を告げます。約200年後に起こる「バビロン捕囚」の預言でした。ヒゼキヤ王のしてしまったことが後々禍根を残すという叱責に対し、ヒゼキヤ王は「あなたの告げる主の言葉はありがたいものです」と答えます。この不可解な言葉を肯定的に解釈すると、ヒゼキヤ王は「警告」としてイザヤの言葉を信仰により前向きに受け止めたという解釈、否定的に解釈すれば、自分の在世中は平和と安定が続くのではないかと思って皮肉で持って答えたとも取れます。此れを「身勝手、無責任」と受け止めるのか、「せめて自分の時代はしっかり責任を果たしていかなければならないという決意」と受け止めるのか。現代に生きる我々が旧約聖書から何を受け取っていくのかというテーマでしょう。またヒゼキヤが民の生活と国防のために怠ることなく働いた王であるということが以下の事からも解ります。補給基地の町を造って、穀物、ぶどう酒、油など農産物を蓄え、畜舎を造ってあらゆる種類の家畜を飼い、柵を造って羊の群れを飼い、町を幾つも造り、上の方にあるギホンの湧き水をせき止め、ダビデの町の西側に向かって流れ下るように困難な仕事を成し遂げたのも、防衛のために城壁を高く築こうとする時、その中に水を確保するのは大変重要なテーマであったからです。

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最終更新日  2012年10月31日 07時10分22秒
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