Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年01月24日
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カテゴリ: 夢有無有
「オリエントの神々」序章23・ギルガメシュ叙事詩・第六の書板(後半)
 そしてイシュタルは彼女の父であるセムの天空神アヌの前に行って泣いた。彼女の母アヌの配偶女神アントゥムの前にも行って涙を流した。「我が父よ、ギルガメシュは私を侮辱いたしました。ギルガメシュは私の過去の男性遍歴をなじって嘲けます。」アヌは輝かしいイシュタルに向かって言った。「だがギルガメシュを挑発したのはお前ではないのか。だからギルガメシュはお前の男性遍歴をなじって嘲けるのだろう。」イシュタルは彼女の父であるアヌに向かって言った。「我が父よ、天の牛を造ってください、ギルガメシュを滅ぼす為に。ギルガメシュを彼の住まいで打ち倒しますように。もし私に天の牛を造って下さらないならば、私は建物を破壊して滅茶苦茶にします。私は死者たちを蘇らせ、彼らに生者を食べさせます。死者が生者より多くなるようにします。」アヌは輝かしいイシュタルに向かって言った。「もし私がお前の頼みを聞き入れるのならば、ウルクに七年間の不作がやって来るだろう。お前は人々の為に穀物を集めたか。お前は獣たちの為に草を茂らせたか。」イシュタルは彼女の父であるアヌに向かって言った。「人々の為に穀物を貯えました。獣たちの為に草を用意しました。もし七年間の不作がやって来ても大丈夫です。私は人々の為に穀物を集めました。獣たちの為に草を茂らせました」アヌはイシュタルの言葉を聞き入れた。彼は天の牛の手綱を彼女の手に置いた。イシュタルは手綱を取り、これを引いて行った。ウルクの町中に到着しないうちに、天の牛はユーフラテス川のほとりに下り、七つ、また七つと地面に穴を開けた。天の牛の鼻息で地面に穴が開き、ウルクの百人の男たちがその中に落ちた。二度目に、その鼻息で地面に穴が開き、ウルクの二百人の男たちがその中に落ちた。三度目に、その鼻息で地面に穴が開き、エンキドゥがその中に落ちた。エンキドゥは飛び上がり、天の牛の角を掴んだ。天の牛は彼の顔に涎を吐きかけ、その太い尾で自分の糞を投げつけた。エンキドゥはギルガメシュに言った。「友よ、我らはフンババ殺害を誇ったものだ。天の牛に対してはどう応戦しようか。友よ、私はその心臓を引き出してやりたいものだ。私が天の牛の太い尾を捕まえよう。私が飛びかかるから、あなたは首と角の間を剣で刺し通してくれ。」エンキドゥは天の牛を追い回し、その太い尾を掴んだ。ギルガメシュは屠る人のように力強く、首と角の間に剣を突き刺した。牛を殺してから、彼らはその心臓を掴みだして、シャマシュの前に置いた。彼らは引き下がり、シャマシュの前にひれ伏した。二人の兄弟は腰を降ろした。そこでイシュタルは囲いの町ウルクの城壁に登り、砦の上に飛び上がって呪いの言葉を投げつけた。「呪われなさい、ギルガメシュよ。私を侮辱し、天の牛を殺した者。」エンキドゥはイシュタルのこの言葉を聞き、天の牛の腿を引き裂き、彼女の顔に投げつけて言った。「もしお前を捕まえることが出来たら、お前にも同じようにしてやろう。牛の腸をお前の腹にぶら下げてやる。」イシュタルは神殿娼婦たちや女官たちを呼び集めた。彼女たちは天の牛のももの前で泣き悼んだ。ギルガメシュの方は全ての武器職人たちを集めた。職人たちは牛の角の大きさに驚いた。どれも三十ムナのラピス・ラズリでできていた。それらの厚みは二ウバヌほどだった。その二本の角の容量は油六グル分だった。彼は塗る油として彼の神ルガルバンダに捧げた。彼らはそれらを運び、彼の立派な寝室に架けた。彼らはユーフラテス川で手を洗った。彼らは互いに手を取り合って歩んだ。ウルクの大通りを戦車に乗って凱旋した。ウルクの人々は彼らを一目見ようと集まってきた。ギルガメシュはウルクの女官たちに向かって次のように言った。「人々の中で、誰が最も素晴らしいか。男たちの中で、誰が最も素晴らしいか。」女官たちは応えて言った。「人々の中で、ギルガメシュこそ最も素晴らしい。男たちの中でエンキドゥこそ最も素晴らしい。」ギルガメシュは言った。「私たちは怒りをもって天の牛のももを投げつけた。」女官たちは応えて言った。「ギルガメシュのように通りで心を喜ばせる者はいない。」ギルガメシュは宮殿で祝宴を催した。人々は夜になり、寝台で休んだ。エンキドゥも横になり、夢を見た。エンキドゥは起き上がり、夢を語り出した。彼は言った。「我が友よ、偉大な神々は何の為に会議をしているのだろう。」
 イシュタルは怒り狂い、天に上ってアヌ神の前で泣き、ギルガメシュが自分をなじったと訴えた。しかしアヌ神は言った。「おまえが王ギルガメシュを挑発したのではなかったか。だから、彼はおまえに嘲りを数え上げたのだ」しかし、女神は父神の諭しを聞きいれなかった。女神は言った。「父よ、天牛を造ってください。ギルガメシュを打ち倒させてください。さもないと、冥界の死者たちをよみがえらせ、彼らに生者を食わせましょう。死者が生者より多くなるようにしましょう」これを聞いて困ったアヌ神は言った。もし天牛を造れば、ウルクに七年間の飢饉が起こるだろうと。これに対してイシュタル女神は、七年間の豊作を用意しましょうと答えた。アヌ神はイシュタル女神の怒りの大きさに、やむなく天牛の手綱を渡す。女神は手綱を引いていった。地上に恐怖が舞い降りた。ユーフラテス川は深くえぐられ、天牛の鼻息によって掘られた穴に人が次々に落ち込んでいった。これを聞きつけたギルガメシュはエンキドゥとともに駆け付けた。天牛は二人に対すると、凄まじい鼻息を吹き出した。大地がえぐられ、エンキドゥがその中に転落した。しかし彼はそこからすぐさま跳びあがり、天牛の角をつかんだ。両者は激しい力比べを始めた。エンキドゥはギルガメシュに言った。「わたしの力はこいつとほぼ互角だ。わたしがこいつの動きを止める。あなたは剣で止めを刺してくれ」エンキドゥは天牛を追い回し、その尾をつかんだ。ギルガメシュは剣を振りかざし、天牛の首筋、角、眉間を深々と刺し貫いた。天牛は絶命して倒れた。二人はその心臓を引き出し、太陽神シャマシュに捧げた。これを見たイシュタル女神はウルクの城壁の上から二人を呪った。これを見たエンキドゥは天牛の腿を引き裂き、女神の顔に投げつけて言った。「おまえも征伐してやろう。これと同じようにおまえもしてやろう。そのはらわたをおまえの脇にぶら下げてやろう」面目丸つぶれの女神は神殿娼婦たちを呼び集めて嘆いた。天牛を征伐したギルガメシュは、ラピス・ラズリで出来ている天牛の角を、呼び集めた職人たちに加工させた。そしてそれを寝室の飾りとした。またその容量と同じ分量の香油をギルガメシュの父であるルガルバンダに供えた。それからエンキドゥと共にユーフラテス川で手を洗い、二人並んでウルクへと帰還した。民は彼らを一目見ようと集まった。「人々の中で、ギルガメシュこそ最も素晴らしい。男たちのなかで、ギルガメシュこそ最も立派である」ギルガメシュは祝宴を催し、やがて横になって休んだ。次の朝、目覚めたギルガメシュに向かってエンキドゥが声をかけた。彼は不思議な夢を見たのだ。
 聖牛グガランナ(Gugalanna)は、その名は「天の雄牛」を意味する。Gugalannaは、女神イシュタルの性的な前進を退けるギルガメシュに仕返しをするために、神によって送られました。天牛の鼻息によって地上を揺れさせたGugalannaは、ギルガメシュとエンキドゥによって殺されて手足をばらばらにされ、寝室の壁飾りになりました。そして、エンキドゥが天の雄牛の腰臀部を取り、女神の顔に投げつけたますが、この不信心のために、エンキドゥは後で死にます。

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最終更新日  2013年01月24日 10時57分11秒
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