Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年02月05日
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カテゴリ: 夢有無有
「オリエントの神々」序章33・ギルガメシュ叙事詩・第十一の書板(最終章)
 ウトナピシュティムは船頭のウルシャナビに向かって言った。「ウルシャナビよ、船着き場がお前を嫌がり、渡り場がお前を嫌うように。岸伝いに行く者は、その岸から追放しなさい。お前がここへ連れて来た人間は体中垢だらけだ。その体の立派さが表皮のおかげで台無しだ。ウルシャナビよ、彼を洗い場へ連れて行きなさい。水で彼の垢を雪のように清く洗わせなさい。表皮を投げ捨てて、それが波にさらわれるようにしなさい。彼の体の立派さが現れ出るようにしなさい。彼の頭の鉢巻きを新しいものと替えなさい。彼に立派な衣服を着けさせなさい。彼は自分の町に辿り着き、彼が彼の旅を成し遂げるまで、彼の衣服は色あせず、真新しいままであるように。」ウルシャナビは彼を洗い場へ案内した。彼は水で垢を雪のように清く洗った。彼は表皮を投げ捨て、それが波にさらわれるようにした。彼の体の立派さが現れ出た。彼は頭の鉢巻きを新しくした。彼は立派な衣服を着けた。彼は自分の町に辿り着き、彼が彼の旅を成し遂げるまで、彼の衣服は色あせず、真新しいままだった。ギルガメシュとウルシャナビは舟に乗った。彼らは舟を出し、航海に出ようとしていた。彼の妻は遥かなるウトナピシュティムに言った。「ギルガメシュは大変な苦労をしてここまでやって来た。彼に何も与えないままで、国へ帰すのですか。」するとこれを聞いたギルガメシュは舟のオールを持ち上げて、舟を岸辺へと向けた。ウトナピシュティムはギルガメシュに向かって言った。「ギルガメシュよ、貴方は大変な苦労をしてここまでやって来た。私は何も貴方に与えていないのに、国へ帰すわけにもいくまい。ギルガメシュよ、貴方に隠された事柄を明かそう。そして神々の秘密を貴方話してあげよう。その根が藪のトゲのような草がある。そのトゲは野バラのように貴方の手を刺すだろう。貴方がこの草を入手できたなら、貴方は不死の生命を手に入れることができる。」ギルガメシュはこれを聴くやいなや取水口を開き、重い石を自分の両足に縛り付けた。石が海の底へと引き込むと、そこにその草を発見した。彼は草を取ったが、トゲは彼の手を刺した。彼は重い石を両足から外した。海は彼を岸辺へと押し返した。ギルガメシュは船頭ウルシャナビに向かって言った。「ウルシャナビよ、この草は特別な草だ。人間はこれでもって生命を新しくするのだ。私はこれをウルクへ持ち帰り、老人にそれを食べさせ、試してみよう。その草の名はシーブ・イッサヒル・アメルという。私もそれを食べて若かった頃に戻るとしよう。」二十ベール行ってから、彼らはパンを食べた。三十ベール行ってから、彼らは夜の休息をとった。するとギルガメシュは水が冷たい泉を見つけた。彼は水の中へ降りて行って水浴をした。一匹の蛇が草の香りに惹き寄せられた。水の中から忍び寄り、草を取った。戻って行く時に、抜け殻を残して行った。そこでギルガメシュは座って泣いた。彼の頬を伝って涙が流れた。彼は船頭ウルシャナビの手を取って言った。「ウルシャナビよ。何の為に、私は苦労をしてきたのだろう。何の為に、私の心臓の血は使われたのだろう。私自身は恩恵を受けることができなかった。大地のライオン(蛇のこと)が恩恵を持っていってしまった。もう二十ベールも、流れがあの草を運び去ってしまった。」二十ベール行ってから、彼らはパンを食べた。三十ベール行ってから、彼らは夜の休息をとった。ウルクに着いた時、ギルガメシュは船頭ウルシャナビに向かって言った。「ウルシャナビよ、ウルクの城壁を登り、歩いてみなさい。礎石を調べ、レンガをあらためなさい。そのレンガが火焼きレンガではないかどうか、七人の賢人がその基礎を置いていないかどうかを。ウルクの町の広さは一シャル、果樹園は一シャル、粘土をとる低地が一シャル、それにイシュタル神殿の未耕作地。つまり、ウルクは三シャルと更に未耕作地からなっている。」

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最終更新日  2013年02月05日 06時15分42秒
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