Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年02月06日
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カテゴリ: 夢有無有
「オリエントの神々」序章33・ギルガメシュ余話・第十二の書板
 天地が創造されてしばらく経ったある時、ユーフラテス川のほとりに柳の木が生えていた。 これが南風により倒れ、川の氾濫によって流され、これを見つけたイシュタルによって椅子と寝台にする目的で聖なる園に植えられる。ところがその木に蛇やズー、リリトが棲みつき、これを聞いたギルガメシュにより蛇は撃ち殺され、ズーとその子供達は山へと、リリトは砂漠へと逃げていった。ギルガメシュの家来たちによって木は切り倒され、イシュタルはその礼に木の根元から太鼓と撥を作り、ギルガメシュはこれを受け取る。 ところが、詳細は不明だが若い娘たちの叫び声が原因となって太鼓と撥は大地の割れ目から地下に落ちてしまった。そこでエンキドゥが冥界に向かうこととなり、ギルガメシュはあらゆる注意事項をエンキドゥに言い聞かせるが伝わらず、エンキドゥはタブーを破って冥界に囚われてしまう。ギルガメシュはエンリルに助けを求めるが取り合わず、エアに助けを求めると彼は承諾した。最後は冥界にいるエンキドゥが、エア神と太陽神シャマシュの助けによって影(すなわち魂)のみ地上に戻る。その後はエンキドゥにより冥界の様子が語られる。
 此の版の話は、「プック」「メック」と呼ばれる木製品を冥界に落としたギルガメシュが嘆いているところから始まる。そこへエンキドゥがやってきて、それらを取り返してこようと提案する。ギルガメシュはいくつかの忠告をして彼を送り出したが、彼はそれを聞かず、冥界に捕らえられてしまう。ギルガメシュはエンリルとシン神に願うが応えてもらえず、エア神に申し出ると、冥界に穴をあけよと教えられる。ギルガメシュがそのとおりにすると、穴からエンキドゥの死霊が立ち上ってくる。ギルガメシュとエンキドゥの霊の間で冥界の情景に関する問答が続き、その途中で急に終わってしまう。この話は、もとシュメール語で記された『ギルガメシュ、エンキドゥ、冥界』という作品の後半部分のほぼ正確なアッカド語訳。しかし、それも途中までしかなされていない。書版本文はこういう文で終わっている。「その霊が供養を受けないものを見たか」「見ました。彼は器からこそぎ落とした物や通りに投げ捨てられたパンのかけらを食べていました」
 第十一の書版までで、物語はギルガメシュの不死の生命の探求とその失敗を語ってきたが、死後については語っていない。アッカド語版『ギルガメシュ叙事詩』の物語は第十一の書版で完結するが、第十二の書版には、これに全く連続していないエピソードが記されている。粘土版1-11とは独立する版と云えます。人は死後どうなるのか。この書版は、それに答えを出すため、また死者供養の重要さを伝えるために、物語と関係ないシュメール語の原文文書の本文の一部を訳出してここに加えたものだろうとされています。

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最終更新日  2013年02月06日 07時02分42秒
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