Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年03月11日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(10)自然哲学-時間観(一)ゼノン
 パルメニデスが開いたといわれるエレア派という学派に属し、パルメニデスの学説を有名なパラドックスを用いて補強しようとしたのがパルメニデスの養子で前五世紀古代ギリシアの哲学の天才と言われるゼノンです。アリストテレスはゼノンをその独特の論法ゆえに「弁証法の祖」と位置づけています。ゼノンといえばパラドックス即ち、証明されるはずのない矛盾命題が、妥当な推論によって、あるいは少なくとも一見妥当な推論で有名です。ゼノンが提供したパラドックスは「二分割」「アキレウスと亀」「飛ぶ矢」「運動場」の四つで、夫々に「運動」を否定して、「不動」を真とします。其の中の「飛ぶ矢」のパラドックスは「時間」の解釈への重要な鍵となります。それは、飛んでいる矢も、各瞬間に或る一点にひとつの場所を占める場合、静止している。それらはどの瞬間に付いても同じことが言えるので、故に、矢は飛んでいるあいだのどの瞬間に於いても静止している。その飛んでいるあいだの時間は、その矢のあいだの瞬間から成り立っている。故に矢は飛んでいるあいだじゅう静止しており止まっていることになります。此の飛ぶ矢のパラドックスによれば、「運動」は見かけの姿に過ぎず「静止の総和」こそが実在するとします。例えば、パラパラ漫画を早く捲ってみると、一コマ一コマの漫画に「動き」生じている様に感じられますが、その「動き」は真実在とは言えません。「静止」を幾ら加算しても「動き」に転化することは在り得ないと云う事です。此のことは「変化」しているように想えても、真実そこには「変化」が存在しないとしています。「時間」の経過も変化と捉えて、時間の流れというような「変化」「動き」は、単なる仮象に過ぎず、「無変化」「静止」こそが時間の非実在を示すとしています。

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最終更新日  2013年03月11日 06時09分11秒
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