Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2013年04月12日
XML
カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(36)仏教哲学-時間観(十一)ナーガールジュナの9
 龍樹が中論のなかで実際に行った説一切有部への時間実在論に対する反論第19章の「時間の考察」では、もしも現在と未来とが過去に依存しているのであれば、現在と未来とは過去の時のうちに存するであろう。もしもまた現在と未来とがそこ(過去)のうちに存しないならば、現在と未来とはどうしてそれ(過去)に依存して存するであろうか。さらに過去に依存しなければ、両者(現在と未来)の成立することはありえない。それ故に現在の時と未来の時とは存在しない。これによって順次に、残りの二つの時間(現在と未来)、さらに上・下・中など、多数性などを解すべきである。1現在と未来が過去に存在していれば過去は現在と未来に影響することができる。ところが、現在と未来は過去ではないのでそれが過去に存在するというのは矛盾する。一方、現在と未来が過去に存在していなければ、過去は存在していないものに影響することはできないので、現在と未来に影響することができず、現在と未来の時は存在しないことになる。現在と未来が過去に存在しても存在しなくても矛盾が起きるというジレンマが見られる。2過去と未来が現在に存在していれば現在は過去と未来に影響することができる。ところが、過去と未来は現在ではないのでそれが現在に存在するというのは矛盾する。一方、過去と未来が現在に存在していなければ、現在は存在していないものに影響することはできないので、過去と未来に影響することができず、過去と未来の時は存在しないことになる。過去と未来が現在に存在しても存在しなくても矛盾が起きるというジレンマが見られる。3過去と現在が未来に存在していれば未来は過去と現在に影響することができる。ところが、過去と現在は未来ではないのでそれが未来に存在するというのは矛盾する。一方、現在と過去が未来に存在していなければ、未来は存在していないものに影響することはできないので、過去と現在に影響することができず、現在と過去の時は存在しないことになる。現在と過去が未来に存在しても存在しなくても矛盾が起きるというジレンマが見られる。4以如是義故 則知余二時 上中下一異 是等法皆無の読み下し、これによって順次に、残りの二つの時間(現在と未来)、さらに上・下・中など、多数性などを解すべきであるとして、時間の三区分が溶解してしまうことを説きます。また、時間に関しての三つの時間区分を入れ替えてみると、未来に関する限りは多少こじ付けがましくも聞こえるが、現代科学は未来が現在に影響を与えることも有りとして是認しているので、見方を変えてみれば達見と云えるかもしれない。

時間崩壊1 ブログランキング・にほんブログ村へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013年04月12日 06時45分20秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: