Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年06月17日
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カテゴリ: 夢有無有
「旧約聖書」創世記 第32章前半・兄エサウを恐れる
 32:1さて、ヤコブが旅路に進んだとき、神の使たちが彼に会った。32:2ヤコブは彼らを見て、「これは神の陣営です」と言って、その所の名をマハナイムと名づけた。32:3ヤコブはセイルの地、エドムの野に住む兄エサウのもとに、さきだって使者をつかわした。32:4すなわちそれに命じて言った、「あなたがたはわたしの主人エサウにこう言いなさい、『あなたのしもべヤコブはこう言いました。わたしはラバンのもとに寄留して今までとどまりました。32:5わたしは牛、ろば、羊、男女の奴隷を持っています。それでわが主に申し上げて、あなたの前に恵みを得ようと人をつかわしたのです』」。32:6使者はヤコブのもとに帰って言った、「わたしたちはあなたの兄エサウのもとへ行きました。彼もまたあなたを迎えようと四百人を率いてきます」。32:7そこでヤコブは大いに恐れ、苦しみ、共にいる民および羊、牛、らくだを二つの組に分けて、32:8言った、「たとい、エサウがきて、一つの組を撃っても、残りの組はのがれるであろう」。32:9ヤコブはまた言った、「父アブラハムの神、父イサクの神よ、かつてわたしに『おまえの国へ帰り、おまえの親族に行け。わたしはおまえを恵もう』と言われた主よ、32:10あなたがしもべに施されたすべての恵みとまことをわたしは受けるに足りない者です。わたしは、つえのほか何も持たないでこのヨルダンを渡りましたが、今は二つの組にもなりました。32:11どうぞ、兄エサウの手からわたしをお救いください。わたしは彼がきて、わたしを撃ち、母や子供たちにまで及ぶのを恐れます。32:12あなたは、かつて、『わたしは必ずおまえを恵み、おまえの子孫を海の砂の数えがたいほど多くしよう』と言われました」。32:13彼はその夜そこに宿り、持ち物のうちから兄エサウへの贈り物を選んだ。32:14すなわち雌やぎ二百、雄やぎ二十、雌羊二百、雄羊二十、32:15乳らくだ三十とその子、雌牛四十、雄牛十、雌ろば二十、雄ろば十。32:16彼はこれらをそれぞれの群れに分けて、しもべたちの手にわたし、しもべたちに言った、「あなたがたはわたしの先に進みなさい、そして群れと群れとの間には隔たりをおきなさい」。32:17また先頭の者に命じて言った、「もし、兄エサウがあなたに会って『だれのしもべで、どこへ行くのか。あなたの前にあるこれらのものはだれの物か』と尋ねたら、32:18『あなたのしもべヤコブの物で、わが主エサウにおくる贈り物です。彼もわたしたちのうしろにおります』と言いなさい」。32:19彼は第二の者にも、第三の者にも、また群れ群れについて行くすべての者にも命じて言った、「あなたがたがエサウに会うときは、同じように彼に告げて、32:20『あなたのしもべヤコブもわれわれのうしろにおります』と言いなさい」。ヤコブは、「わたしがさきに送る贈り物をもってまず彼をなだめ、それから、彼の顔を見よう。そうすれば、彼はわたしを迎えてくれるであろう」と思ったからである。32:21こうして贈り物は彼に先立って渡り、彼はその夜、宿営にやどった。
 そもそもの件(くだり)は、ヤコブが長男エサウへの相次ぐ騙しが齎したものです。即ち、父イサクの家を出たのは、エサウに命を狙われたからなのですが、その原因はそもそもがヤコブの方にあり、エサウの怒りは当然でしょう。エサウの殺意を知った母リベカが偏愛するヤコブを逃がし、エサウの怒りがおさまったら呼び戻すからと約束したのです。神の指示で20年ぶりの帰郷を決意したヤコブですが、まだ母から迎えは来ていません。ヤコブは神を信頼しながらも、エサウへの恐れを振り切る事が出来ません。信仰と恐れのあいだで悶々とするヤコブを、此処は突然に天使軍団の護衛、神の陣営だと励まします。ところが、それでも兄エサウの復讐が怖い。これほど具体的に「全能の創造者が味方だ」という経験をしたヤコブでさえ、今そこにある危機の前では、神への信頼を維持するのは容易ではなかったのです。兎にも角に先方の情勢を探ろうと、使者をエサウのもとに送ることにします。このときヤコブが使者に命じた口上は、「あなたのしもべヤコブ、使いの者を御主人様のもとに送って、御機嫌をお伺いいたします。」卑屈なまでのヤコブの遜り様です。その使者が持ち帰った報告は、エサウが400人を引き連れて出向いてくるというものだったのです。祖父アブラハムの代には手勢300人余で、メソポタミアの王たちの連合軍を叩き潰し、父イサクの代で地元の王も神経を使うほどの豪族になっていた一族。その一族を掌握するエサウが、精鋭400人を引き連れて向かってくる、脅えるヤコブは、奴隷も家畜も二組に別けて、一方を先行させ、エサウが攻め込んできたなら、先行組が襲われている間にもう一組と逃げようという算段。窮地でおのれの限界を知った時、ヤコブは神に訴えます。恥も外聞もなく、死に物狂いの命懸けの末に神に助けを求めるヤコブ。それでも足りずか、神への信仰が十全でないのか、家畜の中からエサウへの贈り物を大量に選んで隊にわけ、隊ごとに距離を取って進ませます。物量だのみの、貢ぎ物に頼った多段攻勢を仕掛けます。エドム人は古代パレスチナに居住したセム系民族。現在ではエジプト人に含有。エドムはアカバ湾から死海にかけての地名であった。エドム人はイスラエルの兄弟民族であり、ヤコブの兄エサウの子孫とされて、一度の食事の欲望がで家督の権を失わしめた。モアブの南に拠点を張り、後世の聖王ダビデの時にイスラエルに朝貢しその属国になったと記されている。但し、エドムの子孫から権威ある者が出るという預言があることにも注目すべきでしょう。(イザヤ63章)

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最終更新日  2013年06月17日 06時17分10秒
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