Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年04月28日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」啓蒙思想家に学ぶの二(百九)
 仏蘭西の啓蒙思想家の典型として先ず挙げねばならない人物はジョン・ロックの思想をフランス本土に紹介した、フランソワ・マリー・アルエFrançois-Marie Arouet(Voltaire)、フランスの政治や政府を痛烈に中傷する詩を書き、また、流布し続けたあげく、バスティーユ牢獄に投獄され、11ヶ月間を過ごした頃から「ヴォルテール(Voltaire)」という筆名を用いた特筆すべき多彩な文筆家とも呼べます。彼は名門貴族のロアン家の手回しにより再びバスティーユに投獄されますが、其れと知った世論はヴォルテールを味方するようになり、大勢の面会者が彼の下を訪問したことが因となり、すぐにヴォルテールは釈放されたのを機に、自らの意志でイギリスへ渡ります。彼にとっての最初のイギリス渡航がイギリスの自由な風潮から感銘を受け、イギリスで大きな影響力を持っていたジョン・ロックやアイザック・ニュートンらの哲学を深く知ったことでイギリスの哲学研究に惹かれます。このことが「哲学書簡」の発表に繋がることになります。その人間の理性を信頼し、自由を信奉し、腐敗していた教会、キリスト教の悪弊を弾劾する姿勢は啓蒙思想の典型でありました。彼はその人生において多くの時間と精力を注ぎ、神は世界を超越する創造主であるが,神の活動性は世界の創造に限定されているのであって,創造意思は創造されたあとの世界では,ねじを巻かれたものが徐々に紐解かれていくがごとく,定められた自然法則即ち神の理法に従い,その働きを続けるとする 「理神論」の立場から教会を批判をしています。この立場は十七世紀のオランダに生を受けたスピノザのただ一つの実体を「神、即ち自然」と呼称し主張した「エチカ」を思い起こさせます。何れにせよ、父と子(キリスト)と聖霊が一体として唯一の神であるとする教えである三位一体を唱える教会、更には、創造存在に神格はおろか人格性を付与していることに反対するのは自然哲学を奉じる啓蒙思想家として当然であり得たのでしょう。「思考と直覚」が重要視する「直覚霊知」はまさに創造に絶対有はあっても人格的なものを付与する存在を認めないので当意を得た思考として参考になります。

Voltaire1
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最終更新日  2015年04月28日 07時10分51秒
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