Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年04月29日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」啓蒙思想家に学ぶの三(百十)
 啓蒙時代において、唯物論的観点から哲学史上でフランスの代表的啓蒙思想家に、エティエンヌ・ボノ・ドゥ・コンディヤック(Étienne Bonnot de Condillac/1715-1780)を重要視するむきもあります。コンディヤックは先行世代の英国のジョン・ロックに影響を受けて主に認識論における研究を行い、経験論的認識論を発展させた人物です。興味深いのは彼は視力が弱く点字のない時代背景から書物から遠ざけられ、12歳まで文字を読めなかったことでしょう。但し、文字が判別出来ないことと才智は別物です。やがて彼はリヨンで司法長官の役職にあった長兄のもとに引き取られ、1733年までイエズス会のコレージュで哲学、神学、ラテン語などを学び、1733年はにパリに出てサン・シュルピス神学校とソルボンヌ大学に通い、その後1741年には司祭に叙階され教会学者としては順風満帆のところが、彼は神学より哲学や数学や自然学の研究に熱中、同好の士と交わりミサは一度しか行わなかったと言われます。其れでも彼はフランス文化人としては最高の名声を獲得しています。コンディヤックはジョン・ロックから決定的な影響を受け、感覚に重点を置いた感覚論、経験論哲学を展開します。彼は「分析」という数学的手法を重要視し、観念を分析し、それを再構成することによって観念をきちんと理解し、明確化することによって誤りや無用の論争を解消できるとします。細部の違いはあれどこのような観念を明確化することによって誤りや論争を解消できるという発想もまたロックから受け継いだものなのでしょう。また、記号論的分析哲学は空気は2種類の気体から成ると考えた化学革命のアントワーヌ・ラヴォアジエ(Antoine-Laurent de Lavoisier)の化学記号の整理に応用されます。此の記号論的分析哲学は「零(ゼロ・0)」の発見のインド大陸の仏教哲学を想起させます。時間線を例に挙げれば、過去はマイナス線と記号化し、未来をプラス線と描けば、現在の時点の瞬間は「零(ゼロ・0)」です。しかしそれは常に在ります。時間線で時の流れを観想すれば、「零」こそがあり、過去と未来はありません。此の記号論的分析哲学は人間に新たなる思考法を付与したとも言えます。

Antoine-Laurent de Lavoisier1
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最終更新日  2015年04月29日 06時30分25秒
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