Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2015年05月31日
XML
カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚]仏教哲学のショーペン・ハウアーへの浸透(百四十三)
 ショーペンハウアーによれば、この現象世界はひとつのマーヤー(幻影)であり、超越されるべきものである。現象世界は終わりなき永遠の苦しみであり、そこには永続する幸福は存在しない。はかない快楽があるだけで、それは繰り返す無限の苦悩に挟まれた束の間の休息でしかない。幸福が満たされたと思ったときには、退屈という苦しみが襲ってくる。「生きんとする意志」そのものがこの悲惨の根本原因なのである。本当の苦悩からの解放は、一切の意欲を超越すること、すなわち自己の意志を否定することである。意志を否定し、「純粋な認識(仏教でいう覚り)」に化することによって、人はこの現象世界にとって「無」となり、現象世界は人を束縛する力を持たなくなる。此の思考方法は仏教哲学の精神そのものを反映しています。彼ほどインド哲学の精髄を明晰に語り尽くした思想家は西洋では稀でしょう。しかし、自己の意識の深層にある内精神を思考する態度は、「アカデミズム」にはまったく無視され、冷遇されたことで有名ですが、其れも当然、当時文化的に遅れているとされる印度大陸の思想を西洋哲学が受け入れることは困難だったでしょう。然し乍ら、彼の思考は実存主義の先駆と見られ、フリードリヒ・ニーチェへの影響は当然として有名ですが、その他にもリヒャルト・ワーグナー、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン、エルヴィン・シュレーディンガー、アルベルト・アインシュタイン、ジークムント・フロイト、オットー・ランク、カール・グスタフ・ユング、ジョーゼフ・キャンベル、レフ・トルストイ、トーマス・マン、ホルヘ・ルイス・ボルヘスなど多才な学者、思想家、文筆家に影響を与え、その哲学は現代思想においても受け継がれています。特に言いたいのは仏教哲学とりわけ仏教を哲学化した偽経とされる「大乗研究家」は其の思考過程に興味が惹かれるはずです。

V-Imaze1
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年05月31日 07時04分37秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: