Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年06月06日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」ブルジョアジー哲学ベルクソン(百四十九)
 19世紀の後半から20世紀の初めにかけて文化的・経済的先進国である列強が資本主義のもと次々に帝国主義段階に入るのはフランスも例外ではありませんでした。其のパリにポーランド系ユダヤ人を父、イギリス人を母としてアンリ=ルイ・ベルクソン(Henri-Louis Bergson /1859年-1941年)が生誕します。彼は学派的には大陸哲学唯心論、形而上学的には認識論のなかに言語と数学の哲学を導入します。特出すべきは彼が科学批判から出発して独自の「生(せい)の哲学」を構築したことにあります。然し乍ら、アインシュタインが相対性理論を発表するとその論文を読み、それに反対する意図で「持続と同時性」という論文を発表したこともあるように、実際のベルクソンは、当時の自然科学にも広く目を配りそれを自分の哲学研究にも大きく生かそうとするなど、決して実証主義の精神を軽視していたわけではありません。一方で、ベルクソンは新プラトン主義のプロティノス、人間は「一者」への愛(エロース)によって「一者」に回帰することができる。一者と合一し、忘我の状態に達することをエクスタシスという。エネアデスVIの第11節] ただし、エクスタシスに至るのは、ごく稀に、少数の人間ができることである。プロティノス自身は生涯に4度ばかり体験したという人物から大きな影響を受け、「善なるもの」「魂の不死について」などの遺稿があります。其の影響からもベルクソンの晩年はカトリシズムへ帰依しようとするなど、神秘主義的な側面もあって、その思想は独特のものがあり、独自性が際立ちます。また、ベルクソンは霊やテレパシーなどを論じた論文も残してもおり、1913年には英国心霊現象研究協会の会長に就任しています。ベルクソンは実在を持続の流動とする立場から、心(記憶)と身体(物質)を双方が持続の律動を通じて相互にかかわりあうことを立証しています。彼は外感覚的世界・物質世界・悟性に対して、内的精神世界・内的意識・「直観」を重視し意識は空間的な認識である分割が不可能な意識の流れであり、此の持続を自ら其の流れの中に投じて直感することが、物質科学にとっては捉えきれない真の哲学的認識(理法の共有・覚り)が成立すると唄います。此の思考方法こそ「思考と直覚」が見習うべきものである一です。

bergson1
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最終更新日  2015年06月06日 07時13分18秒
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