Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年08月04日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/プラトン-11(二百四)
 バーネット=テイラー説にも取り上げられる新約聖書のヨハネ伝の冒頭にある初めに言葉ありきのロゴスですが、プラトンによれば世界の始原に在り、其の根源としてはロゴスがあるという思想それが「イデア」論、言葉としての世界の統一としての「一」なるものとしての「イデア」なる思想は絶対意識の存在を仄めかせさせます。現実世界に存する人間の内精神の有する能力である「真・善・美」には世界の統一としての「一」なるもの「有」としての「イデア」もあるとされます。言葉としての世界の統一としてのロゴスが代表する「一」なるもの、即ち、「二」なるものが存在しない仏教哲学いうところの「有」の実在概念、全ての世界、あらゆるものがロゴスから造られたとあるような、世界の始原・根源としてのロゴスがあるという思想の根拠、それが「イデア」です。ソクラテスの説くところの人間の感性が捉えるところの真・善・美の其れ其れにも対応するイデアはあるが、究極にあるのはそれを統一しているただ一つの真理「イデア」が存在していると述べます。詰まるところ、何が善であるかにはいろいろあるけれど、総ての善を統一している唯一の善、善の「イデア」があり、美にもいろいろあるけれど、総ての美を統一している唯一の普遍的な美があるとします。真に関しては、プラトンによれば、「イデア」こそが真の世界であり、現実の世界は仮想の世界であるとします。これに異論を唱えたのがアカデメイアで教育されたアリストテレス、彼は真の世界は個物の地上の世界にあって、天に有るとする永遠の「イデア」の世界は単なる抽象的な世界に過ぎない。プラトンは「イデア」が外在し、また、超越しているとはいうけれど、具体的なもの、質料とイデアとは密接不離であって、決して超越しておらず、むしろ相互に内在すると批判します。後の西欧の歴史経過はプラトンの「イデア」論は新プラトン主義のプロチノス・聖アウグスティヌスによって「イデア」は神に言い換えられ、中世キリスト教世界を作る源となり、アリストテレスの批判は、その後にキリスト教に都合の悪い思想として西欧からは追放され、イスラム圏に伝わることとなりアリストテレスの思想は西欧から忘れ去られ其の後の一千年間は西欧には問題視されませんでした。人間の霊魂観が西欧では神秘学となり、イスラム圏では霊的哲学として変容します。人間の精神がイデアの様態としてある限りにおいては精神の内層に培った或る種の意思はイデアに取り込まれる事も考えられますが、不足充の絶対的存在から見ては笑志でしょう。イデアは人間の思考の産物ではなく人間の培った霊魂が一体化することはあればこそ、影響を受けることなど不道理です。但し、人間の霊魂が理法に適ったものであれば人間の肉体の生滅に拘わらず再生の余地があることは、哲学なかでも神秘学や宗教哲学及び信教に数多く説かれています。

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最終更新日  2015年08月04日 09時20分22秒
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