Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年08月18日
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カテゴリ: 夢有無有
「直覚霊知」311追録四プラトン3(秘学論理)
 ソクラテス亡き後、ソクラテスの弟子のひとりだったパイドンが、哲学者エケクラテスにソクラテスの最期の様子を語る、という様式で記されているプラトンの著作「パイドン」は、「メノン」や「国家」論に並ぶプラトン中期の代表作ですが、其の終盤において人間の死後の霊魂の行方・運命に触れています。生存期間において肉体からの隷従を解放し「永遠のイデア」得たものは、死後には「神々」と「交わる」祝福のうちに暮らすであろう。此の解釈は、神を大光霊と捉えれば其れとの一体化と換言できますが、「永遠のイデア」を「絶対意識」である世界理法ととらえた場合は「神々」ではなく「一神」または「有」と捉えるべきでしょうが、此処は鷹揚に「其のようなものだと」表現したものと解釈します。インド大陸のシッダールタの覚りに近似しています。但し、シッダールタとは異なり「輪廻思想」を持ち込んでいます。生前に永遠のイデアを手中にした者は死後には祝福を勝ち得、存命中に自己の精神を外感覚的肉体即ち、その欲する儘に行動し、自己の精神の深層に存在する筈の「霊的存在」を陵辱した者の魂は墳墓をさまよう幽霊となるか、馬や狼といった動物の身体に宿ることになろう。知恵を愛することには劣っても徳のあった人々は、蜜蜂や蟻といった社会的な生き物に生まれ変わるだろう。また、善人であったものの魂は天国に行き、悪人の魂は地獄に行き、中間の人々の魂は煉獄に行くのだともいう。此処までは流石に他の著作から観てプラトンの思考とは想われませんが、此処で其のことを記しているのは、当時のギリシァ人の宗教的心性を、美しい言辞を纏わせて其の支配するオルフェウス教を中核とした宗教的心性を批判しているようにも取れます。然し乍ら、古今東西、の「輪廻思想」が共通していることには驚かされます。人間の精神に内蔵する「?」は「世界理法」の恩恵なのか重圧なのかは自己の存在を実有と考察するか、束の間の世界内存在に現出した限定的精神を帯びつつも「絶対意識」に繋がるのかは高位の霊の助成が必要なのかもしれません。

Temple1
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最終更新日  2015年08月21日 08時57分56秒
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