Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年12月27日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/ルネ・デカルト-30(三百十五)
 ルネ・デカルトの根本基底は神を世界の本元・起因とする精神存在と人間の外感覚的世界である物質世界、人間の観相では対立する二つの実体を想定する二元論に帰着しますが、ルネ・デカルトの「実体」とは「それが存在するために何等のものをも必要としないものですから、そこには、厳密な意味での「二元」はなく、行き尽くところは「神」を起源とすることになります。然し乍ら、デカルトと同時代の「人間は考える葦である」などの多数の名文句や「パスカルの賭けなど」の遺稿集の代表「パンセ」で有名ブレーズ・パスカル(Blaise Pascal)は「デカルトは出来得ることなら、神なしで済まそうたかったのだろう」と評価するように、根底的には論敵や権威の攻撃を避けるデカルト特有の複雑な境遇からくる仮面劇かもしれません。当の本人が「方法序説」の公刊後に親しい友に書簡を持って、神の存在については、僅か数ページしか割かれていないが「序説」の最重要な部分であると述べ、更には、デカルトらしくなく亦デカルトらしいとも云える複雑な心情、「序説」の最重要な部分でありいちばん練れていないことを吐露しています。そのことを、出版社からの急き立てられたことを原因にしています。この告白はデカルトの中に形而上の哲学を引きずり込みます。デカルトの嫌った形而上哲学が頭を擡げ彼を仮面を被った哲学者に仕立てあげます。此の二面性が後世に大革命を準備したフランス啓蒙思想の唯物論的な流れを、他方に、ライプニッツを代表とする欧州の古典哲学「ドイツ観念論」としてその影響を与えます。
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最終更新日  2015年12月27日 07時44分51秒
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