Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年06月12日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ26
 存在するもの、人間が「在る」とするを超えて、未だ見えざる世界や宇宙及び大自然は全てが一に帰すのは、スピノザの時代背景を通して、正教会からは極悪の無神論者と看做され警戒されるところは致し方ないかも知れません。スピノザの方も自由国家オランダに居てさえそうなのですから、神学論争かまびすしい当時のヨーロッパ報復を怖れて旅行どころか出版はおろか発表をも差し控える程です。世の中のありとあらゆる在り得(う)る全てを一(いち)即ち、無をも併せ持つ「有」とするところは、大乗の祖「龍樹」の有と無うお離れた「空」を、ハイデガーの「見えざる手」を連想させます。古代ギリシャの哲学者クセノファネスが最初に用いた「一にして全(希:hen kai pan)」、インドの哲学書ウパニシャッドに代表されるバラモンの根本思想で、宇宙の根本原理であるブラフマン(梵)と個人の本体であるアートマン(我)とは同一であるというインドの正統バラモン教思想の根本原理が想起されます。然し乍ら、片や反面では、神は被造物に干渉しないとする理神論とも微妙に異なり、世界そのものが神であるとするから、有神論のように「世界の外側」「宇宙存在に異なる意思」を否定します。即ち、「宇宙は果てしなく」膨張する追いかけても々、逃げていく見えない靄或いは区切りのない模糊としか捕らえ切れません。神と被造的世界との絶対的対立を認めない汎神論は神を世界を統一する普遍的原理、法則性として考える点では合理的側面をもつが、その反面で自我の神への介入、主観と客観との絶対的合一を説いて神秘主義に陥りやすい傾向があります。神と世界とについて明確な概念が形成しようとしたのがスピノザでしょう。ブルーノ、スピノザ、ドイツ観念論に共通する周辺の思想家たちの汎神論的思想は、宗教の非合理性を排して、近代自然科学と調和させようという意図で築かれたものであることは明白です。
Giordano-Bruno1

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最終更新日  2017年06月12日 06時22分17秒
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