Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年08月19日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ89
 アイザック・ニュートンの「林檎の落下(Fall of Newton's apple)」は、幼児でさえ絵本で一度はお目にかかる程、17世紀を代表した数学・物理学界における大科学者であり今日にまでに其の影響は及びます。とはいえ、他方でヤーコプ・ベーメの神秘主義神学や錬金術に多大な興味を示すなど科学者らしからぬ一面も持ち合わせています。更には、キリスト教の研究にも生涯を通じて打ち込んでいます。新・旧聖書や其の系統にある伝説にある出来事の年代確定に天文学手法を導入しながらキリスト教的歴史観である史伝をプロテスタント的史観で以(も)って世界を統一的連関のもとにとらえようとしています。其れ等を歴史学の一領域として再構築し、また「ダニエル書」や「ヨハネの黙示録」を解釈した独自の終末論を展開しています。ニュートンの絶対的時間や絶対的空間の確立はスピノザの思考する数学的演繹法にも多大な影響を与えたことは言うまでもありません。絶対的時間や絶対的空間を多少の相違はあれども、ニュートンは其れがキリスト教の教義と矛盾するとは考えておらず、彼の主著「プリンキピア」では、第一巻・第二巻で物体の運動を一般的な形で数学的に論じ、其れに基づいて第三巻で天体の運動を扱い、万有引力の法則へと導き、第三巻の「哲学するための規則」には、ながらく実験的諸科学の指針となった方法も明示し、宇宙の体系を生み出した至知至能の「唯一者」に触れ、其れが万物の主だと述べています。スピノザの主著「エチカ-幾何学的秩序に従って論証された」に相似する部分も多々みられます。「プリンキピア」で至知至能の「唯一者」を万物の主だとは述べてはいますが、正教会のカトリックに対しては激しく非難し、ローマ教皇を神に楯突く「大淫婦」、世俗に堕落した俗物だと断罪します。更にはアタナシウスら正統派教父をも批判、三位一体説は聖書をラテン語に翻訳して,異教の伝統とキリスト教とを照応させたヒエロニムスによる改竄だと主張して事実上否定します。其のこと故にローマ教会から異端と断罪されたことが、彼の身に多くの圧力が加わったことの素因となります。
Fall-Newton's-apple1

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最終更新日  2017年08月19日 06時46分43秒
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