Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2018年11月29日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解36
 スピノザの「神即自然」の思想をめぐる「汎神論論争」、英語のpantheism(pan〈汎〉+theos〈神〉に由来する「汎神論」は、東洋の哲学を西洋に知らしめた「善の研究」で知られる西田幾多郎がスピノザの「神即自然」の思想を取り入れています。存在するものの総体である世界・宇宙・自然の総体は一に帰着し、且つ此処で云う一者は神であるとする思想をいいます。「一にして全(遍・界・般)」「梵我一如(ぼんがいちにょ)」「神即自然」などが標語として用いられること多々です。世界の在り方そのものが神であるとすることから、有神論のように世界の外にあるとした「神と被造的世界」との絶対的対立を認めず、すべて汎ゆるものは神の現象であり、あるいは神に内在するものとして、創造以後は神は被造物に干渉しないとする理神論とはもとより異なります。神を世界を統一する普遍的原理、法則性として考える点で合理的側面をもつようにも想われますが、その反面には自我の神への帰入、主観と客観との絶対的合一を説いて形而上哲学を離れて神秘主義に至りやい面があり、神秘主義其のものを主張する傾向もあります。神と世界とについて明確な概念が形成された後で登場するのが普通でしょう。ウパニシャッドや古代ギリシアの一部の思想に最初にみられた思考傾向です。兎にも角にも西欧近世以降のジョルダーノ・ブルーノ(Giordano Bruno/1548?1600)、イタリア出身の哲学者にしてドミニコ会の修道士。それまでは有限と考えられていた宇宙を無限であると主張し、コペルニクスの地動説を擁護し、異端であるとの判決を受けてもなお決して自説を撤回しなかったため、火刑に処せられた。思想の自由に殉じた殉教者やスピノザ、ドイツ観念論とその周辺の思想家たちの汎神論的思想は、宗教の非合理性を排して、近代自然科学と調和させようという意図で築かれたものであることは現代にまで生きている汎神論的哲学の完成度を示すものだと云えましょう。



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最終更新日  2018年11月29日 06時29分01秒
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