Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2018年12月12日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解48
 ヘーゲルが絶対的同一性と解釈したスピノザの実体は、実は、精神が世界を見渡すことを不可能にするような装置かもしれないと示唆したのは、ヘーゲルの云う世界が、精神が創造したもの、つまり、作品だと言うことを考えてみれば、より理解が進むかも知れません。有り体に云うと、へーゲルの精神の真髄とは、キリスト教の「神」の言い替えであると申せましょう。但し前置きとして言っておきたいのは、キリスト教においては、人間は如何なる所存においても到底「神」には成り得ないが、ヘーゲルの場合は最終的に神と或る意味、精神面からのみですが同等な位置にまで達することを可能とした点で信教とは異なります。然し乍ら、ヘーゲルは「世界が作品である」とそれを産み出す「神即主体」という構造には何ら異相ではなく通底しています。其れ故に導かれる結論は、スピノザの実体が他者の主体でないということは、スピノザの自然即世界がその「実体」、言い換えればの他者の作品ではないということです。実相世界を作品、特に建築・設計家の比喩で語ることは、アリストテレス以来の目的論の常道であったのですが。スピノザの目的論批判の眼目の一つは、こうした建築思考即世界観の否定にあったことはスピノザの論理思考の秀でた面であり眼目すべきであり其れに値します。



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最終更新日  2018年12月12日 07時42分50秒
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