Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2019年01月14日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解81
 スピノザの批判した筈の「目的論」、其れが彼の実践倫理学では矛盾なく再起動します。自由意志の問題は、元来が理論的であるよりも実践的な問題に妥当するからです。カントによれば、理論的認識の妥当性は因果律が支配する現象界に限定されるので、自由の存在は理論的には証明不可能である。然し乍ら、実践理性は人間が従うべき道徳法則の存在を認め、そこから自然の原因性とは異なった自由の原因性が英知界において成立することを確認する。すなわち意志の自由は、自分自身に対して道徳法則を課し、且つそれに従うといった意志の自律であって、この自由は非決定論的な選択の自由ではなく、道徳法則によって規定された善への自由を意味すると述べ、当に、スピノザの哲学の「目的論」批判と実践倫理学での目的論的志向を表現します。但し、ヘーゲルは、カントの説く自由はまだ有限的で主観的な意志の自由にすぎないと批判し、真に無限にして自由な意志は、即、自(おのず)且つ対自的にある意志であり、意志の形で自己を貫徹する思考であり、自由とは、実は認識された必然にほかならないとし、起動因であり作用因でもある神への或る種、目的原因論のスピノザの実践倫理学を更に補強したとも取れる文言を表しています。



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最終更新日  2019年01月14日 06時36分02秒
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