Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2019年02月22日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解116
 プロティノスにより唱えられた「一者」論は、近代認識論哲学のヘーゲルにより、なかでも、主観と客観という対立構造を前提に「絶対者」を彼岸に置くという意味で「悪・観念論」にとどまるのは、主観と客観の対立構造そのものを知識の自然的な思考であるかのように想定するからだと批判されます。主観と客観の対立状態とは、知識が自分自身に対して距離をとった反省の段階であるにすぎないのに、その段階を「固定的」に考える点に、プロティノスにより唱えられた「一者」論からヘーゲルと同様に影響を受けたカントやフィヒテの立場、所謂、「反省哲学」の拙劣さが浮上し、示されているとします。主観と客観の対立を統一にもたらすという課題は、主観的統一と客観的統一を絶対的に統一するという形式では果たされない。主観と客観という二元論の枠組みが存在する限りでは、統一の次元をどれだけ高めても、対立が残る。対立と統一が無限背進を生み出すからである。したがって、対立を真に超えるものは、同時に対立構造そのものをも超えるものでなくてはならない。対立構造の枠組みをそのままに残したままで、対立する両者のうえにたつものを樹立すればよいというのではない。対立の枠組みそのものが見かけ倒しで、仮象であることを明らかにし、その枠を否定するのものでなければならない。それが「無限性」という形式であるとします。スピノザの一元論・ヘーゲルの対立を前提とした弁証法の行きつく先の究極は此の思考の発展型だといえます。主観と客観というのは単に人間精神が抱く鏡面に写った自己の姿の虚妄であり、其処をされば客観は消失します。



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最終更新日  2019年02月22日 06時36分58秒
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