Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2019年03月08日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解130
 ソクラテスの問答法の如く、古今東西における一般的な哲学論法は結論の蓋然的命題を前提に「自然の斉一性uniformity of nature 〕若しくは(斉一原理/ principle of uniformity of nature)」を
前提に論法を進展・展開させていきます。推論の一種である枚挙的帰納法を成立させるために必要な前提として、18世紀スコットランドの哲学者デイヴィッド・ヒュームによって導入された概念ですが、b別段に其れまでのが違っていただけ訳ではなく定義付けして確認したに過ぎません。通常の論法は此れなしでの哲学的な思惟は行き場を失います。混沌は哲学とは相容れないものであるからです。特に、「斉一性原理」とは、「科学哲学」の世界で用いられる言葉で「自然界で起きる出来事は全く出鱈目に生起するわけではなく、何らかの秩序があり、同じような条件のもとでは、同じ現象が繰り返される筈だ」だという仮定であり推論の一種ではあるのですが、科学的帰納法を成立させるために必要な前提となります。此れにより普遍的法則とみなされる因果関係が確定されることとするのが通常一般的な哲学論法です。対してスピノザが特異なのは「エチカ」において、敢えて通俗的な哲学思考の論理法、何に故にかくあるのかの結果から訴求する「帰納法」に反して、ユークリッド数学・幾何学の論理法を世界真理の論理思考法を組み込みます。此れは或る意味危険を伴う作業です。何故なら、「始めに言葉ありき」、意味はこの世は神の言葉によって作られたということを意味する表現の言い回しに相似するからです。其れ故のユークリッド数学・幾何学の論理法導入であり文言としては難解になります。即ち、一切を信教に依らず「神存在」を証明してみせる荒業なのです。謂わば、合理的数学理論と信教理論の闘いに正教会を引き摺り出したのです。エチカの出版が難航するのは火を見るより明らかでしょう。文系の拙者には読みづらいのが難点ですが、万人を頷かせるには此れしかないと確信したのでしょう。



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最終更新日  2019年03月08日 06時07分14秒
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