Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2019年03月27日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解149
 スピノザの同時期同時代のインテリジェントやアカデミーは、エチカ公刊の前後にも関わらず、只手稿だけを手にしても、小賢しい論理法を以って世界を定義することには、正教会であれ、インテリジェント(intelligent)やアカデミーも無視する筈だろ思えましたが、豈図らんや、教会権威はスピノザは勿論のこと其の主著「エチカ」の内容に畏怖を憶えます。何故なら、演繹的推論が意味を持つのは、定義の中に意味のある内容が含まれている場合だけ、例えば、法で過失に因(よ)らずして他人の生命を故意に奪えば、其の者には大前提、小前提および結論という3個の命題を取り扱い、これを用いた結論が真であることを見い出す必要はなく、誰もが報復乃至は法律の?制ををもって罰しなければならないのは、演繹的に定義しても疑問は無い筈です。然し乍ら、スピノザの「エチカ」のように神とは永遠にして完全なものであると定義すると、それが現実に意味を持つのかどうか。我々共通の思考には其れを十全な明証性を伴って確信できるとは限らないでしょう。理知有る人間は其れを曖昧な定義、乃至は混迷した議論といわざるをえない場合もあります。ところが、スピノザは三角形のような、幾何学における定義、其の図形の性質のうち誰もが反論し得ないような部分を選んでそれを定義に含めるから、そこから導かれる演繹的な推論は破綻することが少ない。其れを利用したスピノザの論理法は「つぼ」に嵌まると、信教教義以上の効果を及ぼすことが予想され、スピノザは正教会の信者からは「神敵」と見做され迫害は当然に予想されていたのです。



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最終更新日  2019年03月27日 06時55分54秒
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