「霊魂論」エチカ詳解152 此処ではユダヤ民族がキリスト教徒から嫌厭される因を探る必要があります。現代でもバチカンの法王にはユダヤ人は未だに登場していませんが東洋の果ての日本人から見れば不可思議そのものです。神に祝福された英傑ユダヤの王ダビデを生んだユダヤ民族が何故に新訳教徒やイスラムからも敵対・蔑視を受けるのか、答えはナザレのイエスの誕生秘話に始まります。後世には売春を生業にしたとまで侮蔑されるマリア、当時には父方不明の赤子は「神の子」と呼ばれる風習からきた推論でしょう。亦、イエスが大酒飲みで遊び人だとも史記解釈、大工ヨハネはダビデの子孫であり真面目一筋であったと極端な解釈があるなかで、聖書はイエスの誕生の詳細、ユダヤの王がお生まれになったと東方の三博士(Adoration of the Magi)に語らせています。此のことは、日本民族が万世一系・皇祖皇統の神として崇められた天皇を弑逆(しいぎゃく)したとすれば、倭族の血筋を引く者全てが世界から怨念の対象にされると考えれば、キリスト教の特異性が際立ちます。事実、欽明(きんめい)天皇の皇子。587年兄用明(ようめい)天皇の死後に炊屋(かしきや)姫(推古天皇)や蘇我馬子らに擁立されて即位するも。馬子との確執があり,592年馬子の手先により暗殺弑逆された崇神天皇がいます。蘇我氏は朝鮮半島の渡来人であることから日本人は半島人と嫌厭する・される関係にあるとする関係になります。いかにキリスト教にとってのイエスが特異なのかを象徴します。「これは、キリスト教会内の反ユダヤ主義に対抗する重要なしるしだ。イエス・キリストはユダヤ人で、ローマの為政者に殺害されたのに、これまでキリスト教徒はユダヤ人すべてにキリスト殺害の連帯責任があるとみなしてきた。そのため、ユダヤ人は残忍な迫害と反ユダヤ主義の標的となってきたのだ」に言い尽くされます。