Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年12月29日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-274
 スピノザは、神の永遠・無限なる本質とは「神の本性の必然性から無限に多くのものが無限に多くの仕方で、無限の知性によって把握され得る仕方で生じなければならぬ」(第Ⅰ部定理16)と説きます。スピノザ在世時代の「唯一の無限の宇宙(ユニバース)=世界=法則=数学」に、現代の理論物理科学理論の多元宇宙論(マルチバース)を当て込めば、「無数無限の宇宙=拡大解釈された異元世界・人間の在する世界=我々が在する法則に則った宇宙・我々の宇宙法則が成り立たない異元宇宙=数学・数学が成り立たない若しくは混沌」となります。神が現世界である宇宙存在そのものしてあるならばスピノザの絶対存在の神は唯一無限の存在を主張出来ます。片や、仮にマルチバース理論が正当だとするならば、スピノザの主張する神は多元宇宙であれ存在する全てを統べる神、若しくは多くの異元の宇宙の神の一、或いは我々人類の存する宇宙こそが多くの多くの若しくは無限数の宇宙の中でこその正統な神であり、他は未熟のもの若しくは現宇宙に在する人類からは混沌、或いは人類が住めない以上地獄と看做されます。ただ我々人類とは因果関係が断ち切られているので安心ですが、仮にも神秘学的に霊魂の不滅が予測されるならば、異元の宇宙には生じたくないのは誰しもの想いでしょう。
 定理四六 おのおのの観念が含んでいる神の永遠・無限なる本質の認識は妥当で完全である。
 証明 前定理の証明は普遍的なものであり、我々が物を部分として考察しようと全体として考察しようと、その物の観念は、神の永遠・無限なる本質を含んでいるのであって、その観念が全体に関するものであろうと部分に関するものであろうと変りはない(前定理第二部四五 現実に存在するおのおのの物体ないし個物の観念はすべて神の永遠・無限なる本質を必然的に含んでいる。により)。ゆえに神の永遠・無限なる本質の認識を与えるようなものはすべての物に共通なのであって、部分の中にも全体の中にも等しく存するのであり、したがって(この部第二部の定理三八 すべての物に共通であり、そして等しく部分の中にも全体の中にも在るものは、妥当にしか考えられることができない。により)この認識は妥当であるであろう。Q・E・D・=これが証明すべきことであった。



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最終更新日  2021年12月29日 06時10分04秒
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