Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2022年11月24日
XML
カテゴリ: 霊魂論
ルドルフ・ジョセフ・ローレンツ・シュタイナー
「神秘学概論」概説
2 神秘を学ぶ
 本書「神秘学概論」が求めている読者は、一の言葉が、様々な事情で、偏見に晒されても公正さを失わないでいられる読者である。運命の恩寵を受けた、特別の人びとにのみ許された「神秘の」知識が問題なのではない。本書が扱うのは、ゲーテが宇宙現象の中に「開示されている秘密」があると述べたときの「秘密」である。感覚並びに感覚に結びついた悟性だけで認識するとき、宇宙現象の中に「神秘のもの」、外感覚世界のみでは開示されぬものが残る。この残されたものが、超感覚的認識の内容となるのである。
感覚とその感覚に仕える悟性とが明示しうるものだけを「学」と見なす人にとって、本書の意味での「神秘学」は当然、科学たりえないだろうが、よくよく考えてみれば、その立場は根拠あるものではなく、個人的な感情に発する独断に従っているにすぎないことが分かる。科学がどのようにして生じ、それが人生にとってどのような意味をもつのか考えてみよう。
 科学の成立は、本質的には、科学の研究対象に即してではなく、科学の研究方法に即して、認識されねばならない。科学を研究するときの魂がどのような在り方を示しているのかに眼を向けなければならない。感覚的に把握されうるものだけを考察する態度に慣れてしまうと、この感覚の開示こそが本質的なのだと考えてしまう。そして、人間の魂が、その際、まさに感覚の開示だけに向けられているという事実を意識できなくなる。しかし、そういう魂の自己規制から脱け出して、研究対象を特定の領域に限定しなくなれば、この特別の場合以外のところにも、科学研究の可能性を見出すことができるようになる。本書が非感覚的な宇宙内容の認識のために、「学」という言葉を用いる理由は、まさにここにある。人間の思考は、この宇宙内容に対しても、自然科学が対象とする宇宙内容に対するときと同じ態度で、研究活動を行なうことができる。(P38-40)
記:現代の物理科学の研究対象は、量子論に始まりアインシュタインの重力理論を踏まえ、量子重力理論の世界に踏み込みつつある状況です。更には、現代物理科学技術では認識不可能な宇宙組成のバリオンと呼称される通常の物質を構成する粒子が約4%、ダ ークマター(暗黒物質)が約23%、ダークエネルギー (暗黒エネルギー)が約73%であると認識される通り新たなる物理認識科学方法の発現を待つのみです。此の中で、一部の宗教観を除き、宇宙生成物質からのみ人間が成り立っているとすれば、人間は宇宙の生成物質であるのは勿論、宇宙の「こだま」だとも云えます。



哲学・思想ランキング





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022年11月24日 06時01分38秒
コメント(0) | コメントを書く
[霊魂論] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: