Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年12月11日
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カテゴリ: 霊魂論
「神秘学概論」概説
 *Rudolf Steiner - 魂への旅路2
<科学を愛する天才少年>
 ルドルフ・シュタイナーは1861年2月27日、旧ユーゴスラビア連邦にある西欧と東欧の狭間に位置するクラリエヴェックという小さな町で生まれた。父親は鉄道会社の電信技師で、当時にあっては、科学技術の最先端だった父の仕事ぶりを見ながら育った彼は、20世紀に向けて次々に生み出される新しい発見に心躍らせる科学大好き少年でした。ただし職業柄合理的生活を送っていたかというと、同時に彼の家庭は熱心なカトリック教徒だったがため、彼もまた子供の頃に洗礼を受けています。静かな田舎町で物事をじっくりと考える時間を与えられた彼は、所謂、何でもありの秀才肌の勉強好きではなかったものの、自分が興味を持ったことには、とことんのめり込むタイプであり、教師をも驚かせる物事にこだわりを持つ天才肌の少年でした。そんな彼は、科学はもちろん政治、宗教、歴史、更には、ピアノやヴァイオリンなどの楽器演奏についても、その才能を発揮しています。世間的にはかれはマルチな才能に恵まれた天才少年と看做されていました。彼は学校の授業は、天才には共通してありがちなことですが、ほとんどは無視して聞かず、自分が興味を持った本を独学で学びながら次々と自分のものにして行き、その結果は見事ウイーン工科大学に合格。順風満帆の出足の筈でした。
 ところが、希望を抱いていたはずの大学生活は、彼にとってあまり役に立つものではありませんでした。当時、大学では最新の思想「唯物主義理論」があらゆる分野で幅を利かせています。天体の動きや生物の仕組みはもちろんのこと、人間の脳の仕組みから感情まで、すべてのことは科学によって説明できるとする「唯物主義理論」の考え方に対し彼は大きな疑問を感じました。しかし、彼には唯物的科学理論を真っ向から否定するだけの理論的根拠はなく、もちろん「神」の名を使って否定するという安易な考えを持っていたわけでもありませんでした。
 こうして、彼は「唯物主義理論」を否定するために、「科学」と「宗教」を融合させるまったく新しい試みに挑み始めたのです。



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最終更新日  2022年12月11日 06時10分07秒
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