Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年12月23日
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カテゴリ: 霊魂論
「神秘学概論」読解
2 神秘学読解への心構え
 シュタイナーが神秘学概論を読むにあたって、切に読者に求めているのは一つの言葉が、さまざまな事情で、偏見に晒されても、公正さを失わないでいられる読者である。運命の恩寵を受けた、特別の人びとにのみ許された「神秘の」知識が問題なのではな い。本書が扱うのは、ゲーテが宇宙現象の中に「開示されている秘密」がある、と述べたときの「秘密」である。感覚並びに感覚に結びついた悟性だけで認識するとき、宇宙現象の中に「神秘のもの」、開示されぬものが残る。この残されたものが、超感覚的認識の内容となるのである。感覚とその感覚に仕える悟性とが明示しうるものだけを「学」と見なす人にとって、本書の意味での「神秘学」は当然、科学たりえないだろうが、よく考えてみれば、その立場は根拠あるものではなく、個人的な感情に発する独断に従っているにすぎないことが分かる。科学がどのようにして生じ、それが人生にとってどのような意味をもつのか、考えてみよう。科学の成立は、本質的には、科学の研究対象に即してではなく、科学の研究方法に即して、認識されねばならない。科学を研究するときの魂がどのような在り方を示しているのか、に眼を向けなければならない。感覚的に把握されうるものだけを考察する態度に慣れてしまうと、この感覚の開示こそが本質的なのだと考えてしまう。そして、人間の魂が、その際、まさに感覚の開示だけに向けられているという事実を意識できなくなる。しかし、そういう魂の自己規制から脱け出して、研究対象を特定の領域に限定しなくなれば、この特別の場合以外のところにも、科学研究の可能性を見出すことができるようになる。本書が非感覚的な宇宙内容の認識のために、「学」という言葉を用いる理由は、まさにここにある。人間の思考は、この宇宙内容に対しても、自然科学が対象とする宇宙内容に対するときと同じ態度で、研究活動を行なうことができる。(P38-40)
 記: 科学技術の超発展的展開を見せる物理科学は、もはや、人間の能力をもってしては見得る物理的世界を超えて、人間の外感覚的には見得ざるものとされる異次元・異相の世界をも物理的対象として取り扱うを得ない状況です。宇宙の暗黒物質(ダークマター)や暗黒エネルギー(ダークエネルギー)、ブラックホールや宇宙創生の特異点くsingular point)の解消が期待される量子重力理論、「神や絶対者」を持ち出さない物理科学理論が、宇宙法則未確立の世界への挑戦を試みています。今やアインシュタインの相対性理論も物理学において量子力学を陽に扱わない理論・手法。 特殊相対性理論、一般相対性理論もこれに含まれる古典物理学(classical physics)と扱われる世です。認証物理科学に見得ざるエネルギーや粒子存在があるなら、マルチバース宇宙宇宙に人間原理に基づいたユニバースである人間の生命原理に基づく霊魂観はさほど不可思議だとは問えなくなります。



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最終更新日  2022年12月23日 06時10分06秒
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