Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年01月25日
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カテゴリ: 霊魂論
「神秘学概論」読解
18 土星紀 ー1 熱状態 - 2
 先ずもって、われわれは霊的な知覚器官を、この土星物体化の発端でも終末でもなく、その中期に向けてみよう。そうすると、そこには主要な部分においては、専ら「熱」だけから成る土星の状態を観取することができる。気体も液体も、まして固体も、その構成部分のどこにも見出せない。気体、液体、固体の状態はすべて、後の物体化の過程の中ではじめて顕れてくる。(P162)
 物質的な感覚の世界での熱は、固体、液体、気体の状態である。しかしこの状態は、熱の外側もしくは熱の作用でしかない。外なる物体から受け取る熱の作用をすべて排除して、もっぱら、たとえば「暖かく感じる」とか「冷たく感じる」とかい場合の内なる体験だけを、心の中に蘇らせる努力をしてみる。そのような内的体験だけが、霊的進化の宇宙中期の土星紀についての観念を与えてくれる。(P163)
 上記原文で表記される「熱」というのは、原文で表記されるのは独語;Waermeで、英語のwarmthのように「暖かさ」という意味もあるが、熱エネルギー、熱容量というような物理学上で「熱」と訳される言葉でもある。心象するのは難しいところがあるが、この「熱」の体験は土星紀を理解する上では非常に重要となる。更には、それを外からくる作用としてとらえるのではなく、内的な魂の体験としての「熱」としてとらえる必要がある。シュタイナーのいう「十二感覚」にも「熱感覚」があり、「嗅覚・味覚・視覚」魂とともに魂的な感覚とされている。因みに、触覚・生命感覚・運動感覚・平衡感覚が肉体的感覚であり、自我感覚・思考感覚・言語感覚・聴覚が霊的感覚とされている。肉体の萌芽として、最初にそういった魂的な感覚でとらえられる「熱」状態があって、その後の進化期を経て、現在のような肉体が形成されたということをとらえておく。そうすることで、いわゆる唯物的な肉体表象から脱することができるだろうから。ここで「肉体」について語るとき、われわれは現在の人間が担っている物質的な身体を思い浮かべたりしないようにしなければならない。肉体と鉱物体とを、慎重に区別しなければならない。「肉体」というのは、現在は鉱物界の中に観察されるような、物質法則に支配されている体のことである。現在の人間の肉体は、このような物質法則に支配されているだけではない。その上になお、鉱物の素材にも貫かれている。そのような物質的=鉱物的な体は、土星紀にはまだ問題になりえない。そこには、物質法則に支配されている物質的な身体だけが存在している。しかしその物質法則は、専ら熱の作用として表現されている。この物質体は精妙で希薄でエーテル的な「熱形体」なのである。そして土星全体はこのような諸熱形体から成り立っている。これらの熱形体は現在の物質的=鉱物的な人体の最初の萌芽なのである。(P164)



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最終更新日  2023年01月25日 06時01分07秒
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