Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年03月20日
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カテゴリ: 霊魂論
「神秘学概論」読解
50 :5つの魂の能力-3
 高次の諸世界へ至ろうとする人が、魂制御ための修行する5つの魂の能力、思考と感情を結びつけるための「4・世界理解における積極性」の「行」では、「神秘学概論」は有名なイエス・キリストの美しい物語とされる意外なエピソードが紹介される。何とイエスが弟子たちと死んだ犬のそばを通りかかったとき、ほかの人たちは顔を背けたのだけれどども、イエス・キリストは「なんと美しい歯をしているのだろう」と賞賛したのである。 この物語が述べている魂の在りようで世界に向き合うとき、ひとつの修行の道がひらける。誤謬、悪、醜があるからといって、真、善、美をそこに見出そうとする態度を諦めてはならない。この肯定的な態度を、無批判的な態度と混同してはならない。悪や偽や、人の不幸に対して安易に目を閉ざすことを求めているのではない。死んだ動物の「美しい歯」を賞賛する人は、腐敗したその死骸をも見ている。しかし死骸が美しい歯をみる妨げになってはいない。悪を善と見、偽を真と見ることは許されない。しかし善と真を見る眼を悪と偽によって曇らされてはならない。(P347-348)
 この「世界理解における積極性」への大切さはいくら強調しても強調しすぎることはないだろう。ともすれば、悪や偽の前で、人はあまりに感情的に拒否反応が強くなって、そこに思考は働かなくなってしまう。逆にいえば、真、善、美を正しく見ることができるということは誤謬、悪、醜に対してもしっかりと眼を開いていなければならないということである。先の感情の行にもあったが、自分自身をよく観察するということがそこでも非常に重要になってくる。魂の「行」には「事実に即した態度」も必要となる。そうでなければ、真、善、美を理解するどころか誤謬が待ち受ける。



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最終更新日  2023年03月20日 06時06分02秒
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