Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年04月11日
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カテゴリ: 霊魂論
ルドルフ・ジョセフ・ローレンツ・シュタイナー
「神秘学」解析「キリスト存在について」-2
 人間が去った後の地球は荒涼とした廃墟になっているであろうということは想像に難くありません。それは住民に見捨てられた後の都市の廃墟と比されるかも知れません。皆さんはそのような都市がほんの僅かな時間が経過しただけでどのようになるかを、つまり、いかにそれが徐々に土の塊になるかをご存じですね。自然の力に捉えられた古代の都市を見ると、その過程がどのようなものであるかというについての絵画的な図式が得られます。実際には、今日においてもそのようになっているのですが、地球の未来についてはこのことは当て嵌まらないしょう。以下次のような観察が、将来、私たちの地球はどうなっているのだろうかという疑問に対する答えに向かって皆さんを導いて行くことができるでしょう。レオナルドダビンチやラファエロのような人物、或いは、彼此(あれこれ)の分野におけるその他の偉大な天才たちの地球進化に対する意味とは何なのでしょうか。
 ラファエロやミケランジェロがすばらしい芸術作品群を制作したということ、そして、それらは正に今日に至るまで幾千万という人々によって鑑賞されているわけですが、そのことは地球進化にとってはどういう意味があるのでしょうか。皆さんの何人かは、ミラノにあるレオナルドの「最後の晩餐/Last Supper」を見て、ある種の悲しみを覚え、そして、このすばらしい作品はあとどのくらい持つのだろうかと考えたかも知れません。ゲーテは、彼の最初のイタリア旅行において、まだこの作品が十分に輝いているのを眺めることができましたが、私たちにはもはやその状態にあるこの作品を見ることはできないということを思い出してみるべきです。ゲーテの時代から今日に至るまで、外的な物質的環境の中に置かれたこの芸術作品の運命というのは、今やそれは私たちの中に悲しみの感情を呼び起こすというような種類のものなのです。ゲーテの時代から私たちの時代までの時間と同じくらいの時間が経った後に生きる人々にとっては、この作品はもはや存在していないかも知れません。人間が地上の物理的な物質に刻印づけ、創造したあらゆるものについても同じことが言えます。
 地球そのものや、人間の思考の産物についてさえ同じことが言えるのです。人間がより高次の領域へと上昇し、その領域へと精神化されているであろう「あの霊的世界での存在」時代について想像してみて下さい。現在の言葉の意味での思考というもの。私は科学的な思考に言及しているのではありません。と申しますのも、それらは三乃至四百年もすれば何の意味もなくなっているでしょうから。つまりは、脳によって創り出され、地上において意味を成す人間の思考というものは、より高次の世界にとっては何の意味もないものなのです。それらは地上においてのみ意義を有しています。けれども、人間は地球を去らなければなりません。さすれば、何百年あるいは何千年にもわたって私たちが地上で作り上げてきたあらゆるものはどうなっているのでしょうか。



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最終更新日  2023年04月11日 06時03分53秒
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