Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年06月15日
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カテゴリ: 霊魂論
神秘学の記号と象徴・アストラル界と霊界との関係要綱
◎第二講 シュトゥットガルト 2ー秘儀参入者の創造としてのゴシック建築
 中世の半ば頃、ライン河沿いにドイツ神秘主義と呼ばれる注目すべき宗教的運動が発生しました。法外な深まりと内面化が、キリスト教神秘主義の指導的精神たち、マイスター・エックハルト、タウラー、ズーゾー、ロイスブルーク他、「プファッフェン(坊さん方)」と呼ばれた人物たちから発しました。13世紀から14世紀においては、「坊さん(プファッフェ/ Pfaffe:修道士のこと)」という呼称は、今日とは異なり、まだいくらか尊敬の意味合いを持っていました。当時のラインは、「ヨーロッパの偉大なる坊さん横町」と呼ばれていました。それでは、この人間心情の偉大な深まりと内面化、神的な本質的諸力との親密な一体化を求めるこの敬虔な感情はどこで生み出されたのでしょうか。それは尖塔・迫持(せりもち)、支柱と円柱群を備えたゴシック大聖堂の中で引き出されてきたものなのです。この聖堂がこれらの魂を引き出したのです。見られたものはそれほど強力に作用するのです。人間が見るもの、人間の周囲からその魂に注ぎ込まれたもの、これが人間のうちでひとつの力になります。この力に従って、人間は次の受肉に至るまで自分自身を形づくるのです。
 ここでちょっと人間の進化からこのことを図式的に魂の前に引き出してみましょう。建築様式というのものは考え出されたものではなく、ある時代に秘儀参入者たちの偉大な思考から生み出されます。彼らは建築様式を世界へ流入させるわけです。建築物が建てられ、それが人間に作用します。人間の魂はこの形式の中に生きている霊的な力を幾分か自らの内に受け入れます。建築の形式、たとえばゴシック式を見ることによって魂が受け入れたものは、魂の気分の中に現れてきます。高みを見上げる情熱的な魂としてです。数世紀前に人々はゴシック式の中に生きていたものを自らの内に受け入れました。そして今度は、これらの人々、この建築の形式の力を魂の中に受け入れた人々の数世紀後を追求してみると、彼らは今やその次の受肉において、その人相や顔貌に、この内的な心情の顕現を示しているのです。人間の魂が顔を作り上げたのです。それでこのような芸術がなぜ用いられるのかがわかります。人類の未来のずっとずっと先まで、秘儀参入者たちは見ているのです。そのため彼らはある特定の時代に、外的な芸術形式、広くは外的な建築様式を形成します。このように、人間の魂の中に、未来の人類の時代のための胚珠が蒔かれるのです。



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最終更新日  2023年06月15日 06時01分18秒
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