Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年07月13日
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カテゴリ: 霊魂論
第五講 シュトゥットガルト 5 鉱物自我の基本要素
 鉱物界にもこのこと(*事物の背後にある魂的・霊的なものの開示)はあてはまります。鉱物も自我を有しています。ただ、この鉱物の自我はさらに高次の所にあります。つまり、神智学文献が、アルーパ・デヴァチャンと呼びならわしている、デヴァチャン界(*デヴァチャンとは、文字通りには神の国)の高位の部分にあるのです。この鉱物の集合自我は、物質界における人間の自我、低位デヴァチャン界における植物の集合自我、アストラル界における動物の集合自我と同様、それ自体部分として完結した存在です。物質界においては、単に鉱物の物質体のみが存在しますが、鉱物にはアストラル体もエーテル体もあるのです。霊視者は生きた連関を視ています。採石場に行って、鉱夫たちが石を切り出しているのを見ると、霊視者たちにはちょうど生体の肉に食い込む時のような感じがそこに生じているのがわかるのです。そして、鉱夫たちがそこで働いている間中、アストラル的な流れが岩石界を貫いています。アストラル体として鉱物が有しているものは、デヴァチャン界の低位部分に見出され、鉱物の自我はデヴァチャン界の高位部分に見出されます。岩石の自我は苦痛と喜びを感じます。岩石をたたき落とすと、鉱物の集合自我は喜び、満足を感じます。これは最初逆説的に聞こえますが、実際そうなのです。単に類推で考える人は、岩石を打ち砕くと、ちょうど生き物を傷つける時のように、岩石にとっては痛いことだろうと思うかもしれません。けれども、岩石を砕けば砕くほど、鉱物の自我は満足を覚えるのです。さて、「それではいったい鉱物の自我はいつ苦痛を感ずるのか」と問うことができます。鉱物の自我にとっての苦痛を皆さんは次のような例で知覚することができます。食塩を溶かしたコップ一杯の水を想定してください。コップの中の水を冷やしていって塩が固い結晶となって分離されてくると、鉱物的な実質が再び固体化してきます。この個体の分離において苦痛が生じるのです。同様に、砕いた岩石を全部合わせてまた一個の岩石に戻すとしたら、やはり苦痛が生じます。鉱物の集合自我においては、鉱物が溶解する時はいつも喜びの感覚が生じ、固体化する時には苦痛の感覚が生じます。温めた水に塩を溶かすと満足感が生まれ、水を冷却して塩の結晶を析出させると、痛みの感覚が生まれるのです。このことを、より大きな宇宙的な関連の中で表象してみるなら、私たちの地球の形成、鉱物の形成がどのようにこのような過程と関連しているかわかるでしょう。この地球の形成をずっと以前までたどっていくと、この地球の温度はますます上がり熱が高まっていきます。そしてレムリア時代において、岩石のひとつひとつが溶解している状態、現在は完全に固く結晶化してしまった鉱物が、ちょうど今日溶鉱炉の中で鉄が液体化されて流れ出しているように流れ出している状態に行き着きます。鉱物はみなこのような過程、つまり水を冷却するとコップの中に溶けていた塩が沈殿するということのなかにその小規模な形を見ることのできる過程を経てきたのです。このように、地球上ではすべてが固体化し、集結してきたのです。このような固体化は、液体状の地球の中への集結による固い結晶が次第に沈殿してくという形で進行しました。このような固体化によってのみ、地球は今日の肉体を持つ人類の住みかとなり得たのです。この固体化はむろんある特定の時期に頂点に達したというようにとらえることができます。今日、ある意味でこの頂点の時期は過ぎています。今日すでに部分的には多かれ少なかれ溶解過程が記されなければならないのです。地球がその目的に達した時には、そして人間がもはや地球から何も引き出すことができないほどに浄化され霊化された時には、地球自体もまた霊化されていることでしょう。その時には地球の鉱物的な含有物はすべて精妙にエーテル的になり、地球は物質化する前にもそうであったアストラル的状態に移行することができるのです。物理的な溶解過程はそれに到るための過渡的状態なのです。



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最終更新日  2023年07月13日 06時10分06秒
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