内的霊的衝動の写しとしての美術史 第1講 ドルナハ 1916年10月8日-Ⅺ 第13 貧者(聖フランチェスコと清貧の神秘の結婚) 記:アッシジのフランチェスコ(St. Francis of Assisi)は、イタリアのアッシジ出身で、12世紀に生きたカトリック教会の聖人であり、フランシスコ修道会の創設者でもあります。彼の本名はジョヴァンニ・ディ・ピエトロ・ディ・ベルナルドーネ(Giovanni di Pietro di Bernardone)でしたが、通俗的には「フランチェスコ」の名前で知られています。フランチェスコは裕福な商人の家に生まれ、若い頃は社交的で豪華な生活を楽しんでいました。しかし、彼は信仰の深まりと共に、貧困層や病人と交わることを好むようになります。ある日、彼は神の啓示を受け、裕福な生活を捨てて、福音書の教えに従って貧しさと謙遜の生活を選びました。 フランチェスコは修道士としての生活を始め、草の上で寝ることも辞さず、乞食のような生活を選び、自らの生涯を通じて貧困と平和の精神を強調しました。また、彼は動植物に対しても愛情をもって接し、自然界との調和を重視しました。有名な「フランシスコの祈り(主よ、わたしを慰め、悟りをもたらし、愛と理解をもって愛せるように)」は、彼の精神を象徴しています。1210年にはフランシスコはフランシスコ修道会を創設、教皇からの承認を得ます。その教えや修道会の精神は、当時の多くの人々に影響を与え、彼自身は1226年に亡くなりました。1228年には教会によって列聖され、カトリック教会では10月4日が彼の記念日として祝われています。