Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年06月24日
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カテゴリ: 霊魂論


ルドルフ・シュタイナー
ゲーテの自然科学論序説並びに精神科学(人智学)の基礎(GA1)
第17章 ゲーテ対原子論 佐々木義之訳 1-9項
第六項
 色彩、音、そして、そのようなものとしての熱を回避し、対応する機械的なプロセスのみを扱いたいという気持ちは、数学や力学の単純な法則は私たちの感覚世界のその他の側面における特徴や相互作用に比べてもっと簡単に理解できるようなものであるという考えから来ているに違いありません。けれども、そうではないということは確かです。私たちは、空間的、数的な配列における最も単純な特質や関係について考えることは難しくないと主張しますが、それは私たちがそれらを容易にかつ完全に調べることができるからです。すべて数学的、力学的に理解するということは、私たちがそれらに気づくやいなや、理解することができる単純な事実にものごとを還元するということを含んでいます。二つの値が第三の値に等しく、したがって、それらは互いに等価でもあるという記述は、私たちがその内容に気づくとき、直ちに理解されます。同様に、音、色、そして、その他の感覚的な知覚の領域における単純な現象は直接的な観察を通して認識されるのです。物理学者たちが音や色という特定の性質を現象世界から排除し、それらに対応する動的な出来事だけを考慮するのは、単に彼らが その偏見によって、単純な数学的あるいは力学的な事実の方が音や色の基本的な知覚よりも理解しやすいと信じるように導かれたからに過ぎません。そして、彼らは、何らかの動くものなしに動きについて考えることができないために、動きの担い手としてあらゆる性質に欠けた物質を考え出します。この偏見に捕われている人たちだけが、動的な状態そのものが感覚知覚可能な性質に関連している、ということに気づき損ねることになるのです。様々な音に対応する振動の内容は音の性質そのものです。同じことはすべての感覚的な性質について言えます。現象世界における振動の中身を私たちに気づかせてくれるのは、抽象的なことがらを思いつきで加えることではなく、直接的な認識なのです。参考画:quantum fluctuation



記:我々は「森羅万象、揺らぎの世界」に生きています。量子力学の世界では、エネルギーが最低状態となる絶対零度付近においてさえ、原子の振動は止まることがないと言われています(ゼロ点振動)。また、振動は自然科学に属するテーマの一つですが、実は社会科学や人文科学とも密接な関係にあります。例えば、政治・経済・社会が発展すれば、それに伴って建築物・居住環境・工業製品も進化し、同時に要求される振動環境もより高度なものになっていくからです。このように私たちは「振動」が常に身近に存在する中で暮らし、日々の社会活動を営んでいますが、普段意識することはあまりありません。それぞれの場には必要とされる振動環境(静寂さ)があり、その許容限度を超えた時に初めて「振動」を意識するようになるのです。また、量子ゆらぎは量子物理学において量子真空ゆらぎ、真空ゆらぎとも呼ばれ、 空間のある点におけるエネルギーの一時的な変化で、ヴェルナー・ハイゼンベルクの不確定性原理で説明されます。量子ゆらぎは宇宙の構造の起源において非常に重要であり、 インフレーションのモデルによれば、インフレーションが始まったときに存在した宇宙は増幅され、現在観測されるすべての構造因を作った。 真空エネルギーは現在の宇宙の加速(宇宙定数)の原因であることが既に認証されています。    (第17章 ゲーテ対原子論 第六項了)

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最終更新日  2024年06月24日 06時55分25秒
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