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今朝読んだ新聞で、福島第一原発事故で損害を受けた浪江町の住民11,602人が精神的損害賠償の増額や町内全域の除染を求めて原子力損害賠償紛争解決センターに裁判外紛争解決手続き(ADR)を申し立てたという記事が掲載されていました。ところが、記事中に記載されていた精神的損害賠償の金額が、現行の「一人あたり月10万円」から「一人あたり月35万円」への増額を求めるとなっており、しかもそれを浪江町政が後押しするニュアンスで表現されていたことから、福島県内居住者を含む各方面から「要求し過ぎでは?」という批判の声が出ている模様。痛いニュースにも取り上げられちゃってますし…浪江町サイドの姿勢に対する私の見解は… う~ん、やっぱり要求し過ぎかな? と思います。私の住む桑折町では浪江町の方を多く受け入れているだけに、「何で月35万円ももらおうと企む連中を我々が支えなければならないんだ!?」という感情的な軋轢が出ないかどうか、また、仮に浪江町サイドの要求がある程度実現したとして、避難している町民の方が「あいつら金持ってるから」と強盗や詐欺のターゲットにならないかどうか、心配になりますね。教科書に書かれた菅直人首相の震災・原発事故責任-【電子ブック版】
2013.05.30
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今日の朝日新聞に、こんな記事が載っていました。以下紹介します。「福島の帰還基準、避難者増を恐れて強化せず 民主政権時福島第一原発の事故で避難した住民が自宅に戻ることができる放射線量「年20ミリシーベルト以下」の帰還基準について、政府が住民の安全をより重視して「年5ミリシーベルト以下」に強化する案を検討したものの、避難者が増えることを懸念して見送っていたことが、朝日新聞が入手した閣僚会合の議事概要や出席者の証言で明らかになった。 民主党政権が2011年12月、三つの避難区域に再編する方針を決め、安倍政権も継承。再編は今月中に川俣町を除く10市町村で完了し、20ミリ以下の地域で帰還準備が本格化する。避難対象や賠償額を左右する基準が安全面だけでなく避難者数にも配慮して作られていた形で、議論が再燃する可能性がある。 5ミリ案が提起されたのは11年10月17日、民主党政権の細野豪志原発相、枝野幸男経済産業相、平野達男復興相らが区域再編を協議した非公式会合。議事概要によると、事故当初の避難基準20ミリと除染目標1ミリの開きが大きいことが議論となり、細野氏が『多くの医者と話をする中でも5ミリシーベルトの上と下で感触が違う』と5ミリ案を主張した。 チェルノブイリ事故では5年後に5ミリの基準で住民を移住させた。年換算で5.2ミリ超の地域は放射線管理区域に指定され、原発労働者が同量の被曝(ひばく)で白血病の労災認定をされたこともある。関係閣僚は『5ミリシーベルト辺りで何らかの基準を設定して区別して取り組めないか検討にチャレンジする』方針で一致した。 ところが、藤村修官房長官や川端達夫総務相らが加わった10月28日の会合で『住民の不安に応えるため20ミリシーベルト以外の線引きを考えると、避難区域の設定や自主避難の扱いに影響を及ぼす』と慎重論が相次いだ。5ミリ案では福島市や郡山市などの一部が含まれ、避難者が増えることへの懸念が政府内に広がっていたことを示すものだ。 11月4日の会合で『1ミリシーベルトと20ミリシーベルトの間に明確な線を引くことは困難』として20ミリ案を内定。出席者は『20ミリ案は甘く、1ミリ案は県民が全面撤退になるため、5ミリ案を検討したが、避難者が増えるとの議論があり、固まらなかった』と証言し、別の出席者は『賠償額の増加も見送りの背景にある』と語った。」これ、もし5ミリ案を実行に移していたら、えらいことになっていたんじゃないかなぁ? 避難区域に「福島市や郡山市などの一部が含まれ」どころか、福島市や郡山市の中心部すらも含まれていた可能性があったでしょう。参考までに2011年10月11日付の朝日新聞の記事を紹介しますが、記事中の地図を見る限りでは福島市内でも放射線量の高い地域に所在する福島県庁もひょっとしたら避難区域内!? 福島県政の機能マヒ、数十万人単位に膨れ上がりかねない大量の避難者を受け入れる態勢、避難者の肉体的・精神的負担とこれに見合うだけの賠償金の支払態勢、東日本大震災の津波被災地である岩手・宮城両県と関東地方以南とを結ぶルートの遮断(あるいは飯舘村を通る主要地方道原町川俣線のように遮断しない可能性もあったと思いますが、それはそれで各所から批判の声が上がりそう)に伴う復興の遅れ…等々を考慮すると到底できっこない案ですし、民主党政権もそこまでバカではなかったということになるかと思います。私が住む桑折町もまた、避難対象になっていた可能性があります。いったいどこへ避難しろと言うのでしょう? 私の勤務先が仙台市内にあるので仮に避難指示が出たとするならば宮城県内へと避難することになるかと思いますが、アパートは津波被災者が入居していて空きがなかなか見つからない状態だったので物件探索にも苦労しそうだし、それより何より子供達に転校を強いることになるため環境の激変に伴う妻子の精神的負担が心配になります。地域コミュニティも当然崩壊… 放射線を避けるあまり別のリスクが出まくりで、逆に人命軽視のような気がします。朝日新聞は、今頃こんな議論を蒸し返して、いったい何が言いたいのでしょうか? 以前より危険煽りの記事が多い印象があった同紙ですが、記事を通じて福島県の壊滅(という犠牲を伴った脱原発の実現)を期待しているのであれば、最低最悪のマスコミだとしか言いようがありません。【送料無料】 福島、飯舘 それでも世界は美しい 原発避難の悲しみを生きて / 小林麻里 【単行本】
2013.05.25
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ちょくちょくROMらせてもらっているブログ「信夫山ネコの憂うつ」にこんな記事が掲載されていました。簡単に言うと、会津若松市内で復興住宅を建設する際に土壌を調べたところ国の環境基準を超える鉛が検出されたため米沢市内の処分場に運ぼうとした(注:福島県内には鉛を扱える処分場が存在しない)ところ、「原発事故による放射性物質の有無にかかわらず、福島の土の持ち込みは住民に不安を与える」とする山形県の要請により処分場が受け取りを拒否した、というもの。会津の土からは放射性物質なんて殆ど検出されないだろうに、県政自ら風評被害を助長するなんて酷い話だよな~ とは思うものの、他方では原発事故の避難者を一時は一万人以上も受け入れてくれていたのも山形県。批判しようにも舌鋒が鈍ってしまいます。ただ、山形県に避難した福島県民は、大半が避難対象地域外から来た、いわゆる自主避難ですよね。自主避難者は福島県の人口の一割にも満たないノイジー・マイノリティでしかないのですが、山形県政、あるいは山形県民に最も近い所にいる福島県民であることも事実。被曝を過度に恐れる自主避難者の心情を慮れば、そのような態度になってしまうのも致し方ない面があるのかな~ とも考えます。そう言えば、山形県同様多くの自主避難者を受け入れている新潟県の泉田知事も岩手県のがれきを県内で処理することに対し「殺人に近い」と見当違いも甚だしい批判を展開していましたが、この発言にもまた、山形県政と同じ雰囲気を感じてしまいますね。まったくもう…【送料無料】風評被害 [ 関谷直也 ]
2013.04.20
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東日本大震災から、今日で2年が経ちました。地震が発生した午後2時46分には、職場一同で、黙祷…このシーン、昨年の3月11日には、きちんとした形で行われませんでした。というのも、昨年の3月11日は日曜日。休日の従業員が大多数でしたからね。今年の3月11日は月曜日。平日だったからこそ、昨年以上に「あの頃の記憶」が鮮明に甦っているような気もします。そう言えば、どこかのテレビ番組で、震災の記憶の「風化」について取り上げていました。福島県在住の私から見ても、確かに風化の傾向はありますね。いや、風化というより「細分化」ですか。中通りに住んでいるとどうしても原発関連に関心がいってしまいがちで、三陸や常磐の津波被害に思いが回らないように感じます。それじゃぁダメですね…期限付きの楽天ポイントも有効に活用できます。【募金・義援金】 ガンバロー日本! 東日本大震災・宮崎県復興支援金
2013.03.11
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前の日記で紹介したいわき市の方のブログでは、こんな記事もありました。いわき市在住の東北大名誉教授・吉原賢二氏が「今の放射線レベルなら、まだ大丈夫、過度に怖がらず、元気だして」とラジオや講演会を通じていわき市民に呼び掛ける様子です。記事中の紹介を見ると、吉原氏は、1954年に発生した第五福竜丸事件の死の灰分析にあたった放射化学の専門家であり、この他にも新元素ニッポニウムの実在を明らかにしたり、自身の子息を襲った予防接種のワクチン禍(副作用)に際し国と争ったりという実績を有する方とのこと。吉原氏の経歴は文句のつけようがないですが、「放射性物質がもたらす人体への影響」という知識では、山下俊一氏ら医学者よりも専門性は劣るものと推察されます。また、「今の放射線レベルなら大丈夫」という吉原氏の結論は、山下氏のそれと全く同じもの。にも拘らず、ブログ執筆者は重箱の隅を突くような論調で山下氏を痛烈に批判する一方で、吉原氏に対しては市民に寄り添った行動をとっているとして賛辞を惜しまない…これ、どうにもおかしいことだと思うんです。福島市周辺でも起こったことですが、専門的知見を有する人物の意見よりも、より地元住民に近い立場の方の意見が重宝された結果、しなくても良い避難をした人が続出しました。とりわけ、福島市渡利の福祉施設職員N氏(この方、奇しくもいわき市出身です)が発した一連の言動は、許し難いでは済まされないものがあると思います。ブログ執筆者をはじめ多くの地域住民が「もっと専門家が地域社会に寄り添って欲しい」との思いを抱いていることは、私にも理解できます。しかし、それだけでいいのでしょうか? 地域社会の側も、それぞれの専門家の主張を咀嚼し、真実を知る必要があるのではないかと思うのです。吉原氏はワクチン禍について執筆した自著に「私は一方では生身の人間として悲しみ、また怒りながら、他方では科学者として自分の悲しみや怒りを昇華し、客観化し、事故の発掘と解析につとめる冷静な眼をもつ必要も痛感した。」と書いたそうですが、地域住民の側も、専門家にその立場を要求するだけではなく、自らも専門家的な冷静な視点を養うべく努力すべきではないでしょうか?その中で見えてくる各専門家の「思惑」もあるはずです。吉原氏は純粋に「いわき市民を救いたい」一心からの行動だったと私も肯定的に評価しますが、例えば武田邦彦氏は主流学説の逆張りをしているだけだし、小出裕章氏は反原発を唱える団体の御用学者に過ぎないということも、おのずとわかってくる訳です。結局のところ、自分たちにとって都合がいいというか、立場が近い人の意見だったら糞か味噌かも判断せずに無条件で信用してしまうことの愚かさ… これは、福島第一原発事故で我々が得た教訓として、後世まで語り継ぎたいものです。
2013.03.10
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山下俊一氏が、今月いっぱいで福島県立医科大学の常勤副学長から外れ、非常勤副学長となります。山下氏や神谷研二、高村昇の各氏が福島県に来ていなければ原発事故後の福島県は混迷を極めていたと思われるので、彼らの功績はまさに歴史レベルで語られなければならないと思うのですが、彼ら、特に山下氏に対しては認めようとしない県民が一定数いるのもまた、福島県の悲しい現実であります。特にやり玉に挙げられている事柄に、山下氏が来県した直後、一昨年の3月21日に福島市にて行った講演(厳密には質疑応答)の場において発した、以下の発言があります。「科学的に言うと、環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません。是非、そのようにお伝えください。」(こちらのサイトから引用しました)山下氏は後日「年間100ミリシーベルト」あるいは「10ミリシーベルト/h」を健康に影響を及ぼす基準と発言し直しているので、「この発言は矛盾ではないか?」「ハナっから無駄に被曝させてデータを取りたいだけなのではないか?」といった批判が相次いだ次第。確かに、この部分だけ抜き出してみると、山下氏は県民に対して「100ミリシーベルト×24時間×365日=876ミリシーベルト/y」を被曝させたいのではないかと誤解してしまいます。ところが、講演内容を子細にわたって確認すると、山下氏は(現在の放射線量の主要因となっている)放射性ヨウ素の半減期が8日であることも、きちんと発言しているんですよね。だから、3月21日の段階で仮に100マイクロシーベルト/hであったとしても40日後には3.125マイクロシーベルト/h前後まで下がるから、少なくとも876ミリシーベルト/yの被曝を強要した発言ではないことは、火を見るより明らかなんです。また逆に、3月21日の時点で「10ミリシーベルト/h」を基準とした発言を行っていたらどうなっていたでしょうか? こちらのデータで確認すると講演前々日にあたる3月19日のお昼まで福島市内の(マスコミに発表される)放射線量は常に10ミリシーベルト/hを超えていたから、大パニックになるのはほぼ確実の情勢でした。30万人近い市民(この数字はミニマム。伊達地方の住民にも追随する人が多数出るでしょうから、人数はもっと増えるはずです)をどこにどうやって避難させる? 高速道路は救援物資の運搬優先の体制をとっていたから、一般道路にクルマが集中して大混雑になるでしょうね。土湯峠や栗子峠でどこかのクルマがエンストなんて起こしたら、長時間待ちぼうけの結果かなりの方が凍死するかもしれません。また、そんなに大人数の避難者を受け入れる先だって整わないだろうし… そんなこんなで被曝よりも避難のリスクの方が大きかった訳です。住民の命を預かる立場としては、よりリスクの少ない方策をとるのが当たり前。たとえそのリスクが「被曝」であったとしてもです。以上のことから、3月21日の山下発言は、間違いではなかったと断言できます。鬼の首を取ったがごとく大騒ぎしている人たちの方に、少なからぬ問題があると思うのですが…
2013.03.09
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来週の月曜日で、東日本大震災から2年を迎えます。そのことを意識してか、マスコミでは震災特集を組むことも増えてきました。「3月=震災」の構図は、もはや定番となってしまった感があります。多大な犠牲者、被災者を出した震災だし、今後は日本史の教科書にも載るほどの出来事でしょうから当然と言えば当然ですが、後世の人々に震災がどのように伝わるのかはちょっと気になるところではありますね。第二次世界大戦を振り返ってみてもわかるのですが、経験者の方がどれだけ意を尽くして話してくれたとしても、戦後生まれの私たちは体験を共有することができません。それどころか「また年寄りの昔話か…」と敬遠する傾向もあったりして(苦笑)これと同じ事態が、東日本大震災でも起こりうるのではないかと危惧するんですよね。今はまだいいですが、自分の孫にあたる世代のことを考えると「伝え方」にも気を配る必要があるのかな~ と、思ったりもします。 【中古】エッセイ・随筆 ≪エッセイ・随筆≫ 東日本大震災 心をつなぐニュース【SS10P03mar13】【画】【中古】afb
2013.03.05
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内陸部のフォローがあったとはいえ、宮城県全体の人口動態をみると、2011年には1%を超える減少幅を記録するなど、受難であったのは言うまでもありません。2010年 2,339,614人 ⇒ 2,337,512人 2,102人(0.9%)減2011年 2,346,853人 ⇒ 2,323,312人 23,541人(1.0%)減2012年 2,323,874人 ⇒ 2,325,193人 1,319人(0.1%)増しかし、その一方で、2012年には人口増加を記録しています。復興需要や2011年に県外へと避難していた人が戻って来たなどいろいろ事情はありそうですが、宮城県の人口は2000年代前半以降一貫して減少傾向にあっただけに、増加に転じるとは驚かされます。復調の牽引車となっているのは、言うまでもなく、仙台市の存在でしょう。前の日記で各区の人口動態を紹介しましたが、ここで再掲すると、【青葉区】2010年 285,202人 ⇒ 286,220人 1,018人(0.4%)増2011年 291,994人 ⇒ 294,278人 2,284人(0.8%)増2012年 296,551人 ⇒ 299,204人 2,653人(0.9%)増【宮城野区】2010年 188,360人 ⇒ 188,750人 390人(0.2%)増2011年 190,806人 ⇒ 189,011人 1,795人(0.9%)減2012年 189,393人 ⇒ 190,408人 1,015人(0.5%)増【若林区】2010年 130,980人 ⇒ 131,174人 194人(0.1%)増2011年 132,159人 ⇒ 131,291人 868人(0.7%)減2012年 131,519人 ⇒ 132,093人 574人(0.4%)増【太白区】2010年 219,223人 ⇒ 219,639人 416人(0.2%)増2011年 220,380人 ⇒ 222,036人 1,656人(0.8%)増2012年 223,138人 ⇒ 224,007人 869人(0.4%)増【仙台市泉区】2010年 210,881人 ⇒ 211,310人 429人(0.2%)増2011年 211,398人 ⇒ 212,276人 778人(0.4%)増2012年 213,216人 ⇒ 214,551人 1,335人(0.6%)増であり、市全体でも、【仙台市】2010年 1,034,646人 ⇒ 1,037,093人 2,447人(0.2%)増2011年 1,046,737人 ⇒ 1,048,792人 2,055人(0.2%)増2012年 1,053,817人 ⇒ 1,060,263人 6,446人(0.6%)増と、特に2012年ではブレークしたかのような上昇ぶりを見せつけています。しかし、その一方で、この増え方はちょっと異常なんじゃないかと、思わなくもありません。そこで、いろいろと調べてみると、どうやら福島県が人材供給源になっているらしいことがわかります。こちらの日記でも紹介した総務省の人口移動報告(参考)の16ページを見ると、今年3~8月における福島県から宮城県への転出超過人数は、2,033人。前年同時期の2,485人よりは減っているものの、福島県からの転出超過人数の合計が25,352人⇒11,552人と半数以下に減少していることを考えると、ペースがあまり鈍っていないとも言えます。福島第一原発事故の影響で福島県内の営業拠点が閉鎖されるなどして仙台市内の営業拠点に統合されるケースが少なくないようです。でなければ、福島県内の経済県都である郡山市が、【郡山市】2010年 338,693人 ⇒ 338,653人 40人(0.0%)減2011年 338,882人 ⇒ 333,279人 5,603人(1.7%)減2012年 330,878人 ⇒ 328,278人 2,600人(0.8%)減と、【福島市】2010年 293,929人 ⇒ 293,575人 354人(0.1%)減2011年 291,992人 ⇒ 288,406人 3,586人(1.2%)減2012年 286,223人 ⇒ 284,270人 1,953人(0.7%)減【いわき市】2010年 344,570人 ⇒ 343,036人 1,534人(0.4%)減2011年 341,463人 ⇒ 334,657人 6,806人(2.0%)減 震災死者数309人2012年 332,718人 ⇒ 330,421人 2,297人(0.7%)減県庁所在地(辛辣な言い方をすれば、県庁しかない)の福島市や津波被害が著しかったいわき市よりも人口を減らし、しかも仙台市の人口が大幅に増えるという事態は考えにくいのです。また、住民票の移動を必ずしも伴う訳ではないので転出者数とはリンクしていませんが、福島県から宮城県への避難者数も、増加傾向にあります。こちらの表を見ると、福島県から県外への避難者数は今年の3月をピークとして減少傾向を示しているのに対し、宮城県に関しては一貫して増加しているのがわかります。もっとも避難者数自体は隣県にしてはさほど多くはなく、被災地ということもあって震災当初は宮城県への避難を敬遠していたのだろうと推察されるのですが、今なお増加しているという現実には、驚かざるを得ません。これらの傾向から考えると、この際ハッキリ言ってしまいますが、福島県は宮城県(あるいは仙台市)の「属県」という評価を内外からなされていると、考えていいでしょう。従って、原発事故の影響、とりわけ風評被害が収まらなければ、福島県から宮城県への流出傾向は続くのではないかと推察されます。いや、下手をすると、風評被害が収まったとしても、この傾向は固定化される可能性があります。このまま「属県」の立場に甘んじるのか、それとも独立した県として新機軸を打ち出すのか、福島県は岐路に立たされていると思うし、その動向は宮城県の人口動態にも少なからぬ影響を及ぼすものと考えます。
2012.10.10
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このシリーズ(?)を書くにあたっての端緒となった静岡県内における沿岸部から内陸部への人口移動ですが、実は、東日本大震災の震源地に近い宮城県でも、同様の現象が起こっています。ちょっと心苦しい部分もあるのですが、同県の沿岸部の自治体(=津波被災地)における一昨年から今年にかけての3~8月の人口推移を、北から順に紹介しましょう。なお、2011年の人口推移には、同年9月9日現在の震災死者数(参考サイト)を付記しております。【気仙沼市】2010年 73,936人 ⇒ 73,330人 606人(0.8%)減2011年 73,154人 ⇒ 69,251人 3,903人(5.6%)減 震災死者数1,013人2012年 68,693人 ⇒ 67,919人 774人(1.1%)減【南三陸町】2010年 17,402人 ⇒ 17,276人 126人(0.7%)減2011年 17,378人 ⇒ 15,298人 2,080人(13.6%)減 震災死者数558人2012年 15,072人 ⇒ 14,901人 171人(1.1%)減【女川町】2010年 10,095人 ⇒ 9,945人 150人(1.5%)減2011年 9,932人 ⇒ 8,413人 1,519人(18.1%)減 震災死者数564人2012年 8,138人 ⇒ 7,872人 266人(3.4%)減【石巻市】2010年 160,847人 ⇒ 160,051人 796人(0.5%)減2011年 160,394人 ⇒ 151,136人 9,258人(6.1%)減 震災死者数3,168人2012年 149,886人 ⇒ 149,081人 805人(0.5%)減【東松島市】2010年 42,865人 ⇒ 42,650人 215人(0.5%)減2011年 42,840人 ⇒ 40,401人 2,439人(6.0%)減 震災死者数1,049人2012年 40,346人 ⇒ 40,000人 346人(0.9%)減【松島町】2010年 15,271人 ⇒ 15,133人 138人(0.9%)減2011年 15,014人 ⇒ 15,016人 2人(0.0%)増 震災死者数2人2012年 14,938人 ⇒ 14,866人 72人(0.5%)減【利府町】2010年 33,753人 ⇒ 34,054人 301人(0.9%)増2011年 34,279人 ⇒ 34,678人 399人(1.2%)増 震災死者数47人2012年 34,735人 ⇒ 34,862人 127人(0.4%)増【塩竈市】2010年 57,076人 ⇒ 56,696人 380人(0.7%)減2011年 56,221人 ⇒ 55,883人 338人(0.6%)減 震災死者数20人2012年 55,564人 ⇒ 55,213人 351人(0.6%)減【七ヶ浜町】2010年 20,550人 ⇒ 20,442人 108人(0.5%)減2011年 20,353人 ⇒ 19,863人 490人(2.5%)減 震災死者数66人2012年 19,701人 ⇒ 19,468人 233人(1.2%)減【多賀城市】2010年 63,353人 ⇒ 63,266人 87人(0.1%)減2011年 62,990人 ⇒ 61,485人 1,659人(2.3%)減 震災死者数188人2012年 61,609人 ⇒ 61,841人 232人(0.4%)増【仙台市宮城野区】2010年 188,360人 ⇒ 188,750人 390人(0.2%)増2011年 190,806人 ⇒ 189,011人 1,795人(0.9%)減 仙台市の震災死者数704人2012年 189,393人 ⇒ 190,408人 1,015人(0.5%)増【仙台市若林区】2010年 130,980人 ⇒ 131,174人 194人(0.1%)増2011年 132,159人 ⇒ 131,291人 868人(0.7%)減2012年 131,519人 ⇒ 132,093人 574人(0.4%)増【名取市】2010年 72,174人 ⇒ 72,859人 685人(0.9%)増2011年 73,603人 ⇒ 71,944人 1,659人(2.3%)減 震災死者数911人2012年 72,261人 ⇒ 72,723人 462人(0.6%)増【岩沼市】2010年 44,557人 ⇒ 44,328人 229人(0.5%)減2011年 44,160人 ⇒ 43,793人 367人(0.8%)減 震災死者数183人2012年 43,729人 ⇒ 43,689人 40人(0.1%)減【亘理町】2010年 34,862人 ⇒ 34,798人 64人(0.2%)減2011年 34,795人 ⇒ 33,644人 1,151人(3.4%)減 震災死者数257人2012年 33,426人 ⇒ 33,161人 265人(0.8%)減【山元町】2010年 16,861人 ⇒ 16,722人 139人(0.8%)減2011年 16,608人 ⇒ 14,620人 1,988人(13.6%)減 震災死者数670人2012年 14,241人 ⇒ 13,824人 417人(3.0%)減いずれの自治体も目を覆うばかりの惨状ですが、2012年に入ると仙台市近辺では人口の回復傾向がみられるのがわかります。一方、女川町や七ヶ浜町、山元町といった小規模な自治体では人口の減少傾向が止まらず、復興の遅れが懸念されるところです。また、松島湾内に位置する松島町、利府町、塩竈市では、津波の被害が比較的軽微だったせいか、2011年に人口の減少傾向がみられませんでした。それどころか、松島町や利府町では、他の年より2011年の方が人口増減率が上昇しています。利府町に関して言えば、町中心部が海岸線から丘陵一つ隔てた場所にあるだけに、被災者の避難先として機能した部分もあるのでしょうか。被災地の2011年における人口動態をみると大半の自治体で震災死者数を大きく上回る減少幅を記録していますが、実はこれらの一定数が、内陸部へ避難、移住した結果でもあるようなのです。と言うのも、宮城県内陸部の自治体における人口動態をみると、【登米市】2010年 84,611人 ⇒ 84,019人 592人(0.7%)減2011年 83,691人 ⇒ 83,795人 104人(0.1%)増2012年 83,539人 ⇒ 83,040人 499人(0.6%)減【涌谷町】2010年 17,479人 ⇒ 17,380人 99人(0.6%)減2011年 17,399人 ⇒ 17,453人 54人(0.3%)増2012年 17,341人 ⇒ 17,221人 120人(0.7%)減【大崎市】2010年 135,506人 ⇒ 135,222人 284人(0.2%)減2011年 134,950人 ⇒ 135,319人 369人(0.3%)増2012年 135,076人 ⇒ 134,806人 270人(0.2%)減【大衡村】2010年 5,345人 ⇒ 5,321人 24人(0.4%)減2011年 5,361人 ⇒ 5,423人 62人(1.1%)増2012年 5,440人 ⇒ 5,425人 15人(0.3%)減【大和町】2010年 24,612人 ⇒ 24,682人 70人(0.3%)増2011年 25,366人 ⇒ 25,769人 403人(1.6%)増2012年 26,100人 ⇒ 26,296人 196人(0.8%)増【富谷町】2010年 46,294人 ⇒ 46,857人 563人(1.2%)増2011年 47,501人 ⇒ 48,261人 760人(1.6%)増2012年 48,618人 ⇒ 48,994人 376人(0.8%)増【仙台市泉区】2010年 210,881人 ⇒ 211,310人 429人(0.2%)増2011年 211,398人 ⇒ 212,276人 778人(0.4%)増2012年 213,216人 ⇒ 214,551人 1,335人(0.6%)増【仙台市青葉区】2010年 285,202人 ⇒ 286,220人 1,018人(0.4%)増2011年 291,994人 ⇒ 294,278人 2,284人(0.8%)増2012年 296,551人 ⇒ 299,204人 2,653人(0.9%)増【仙台市太白区】2010年 219,223人 ⇒ 219,639人 416人(0.2%)増2011年 220,380人 ⇒ 222,036人 1,656人(0.8%)増2012年 223,138人 ⇒ 224,007人 869人(0.4%)増【柴田町】2010年 39,094人 ⇒ 38,916人 178人(0.5%)減2011年 39,243人 ⇒ 39,393人 150人(0.4%)増2012年 39,298人 ⇒ 39,359人 61人(0.2%)増【大河原町】2010年 23,451人 ⇒ 23,478人 27人(0.1%)増2011年 23,465人 ⇒ 23,671人 206人(0.9%)増2012年 23,724人 ⇒ 23,690人 34人(0.1%)減【角田市】2010年 31,905人 ⇒ 31,647人 258人(0.8%)減2011年 31,188人 ⇒ 31,240人 52人(0.2%)増2012年 31,105人 ⇒ 30,911人 194人(0.6%)減上記のように、突出して2011年の人口増減率がアップしている自治体が多いのです。この中には大衡村、大和町、富谷町のように、震災直後にも関わらず製造業(セントラル自動車および東京エレクトロンAT)が進出した結果人口が増えたケースも見受けられますが、これほどまでに内陸部が沿岸部をフォローしていたのかと、ただただ感心するばかりです。
2012.10.09
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前の日記で、東海地震への懸念と思しき静岡県沿岸部からの人口流出の話を書きましたが、福島第一原発事故の影響で、200キロ以上離れた茨城県南部から千葉県東葛地域において、人口の流出が見られましたね。特に千葉県では、前年まで増加していた人口が減少に転じるなど、多大な影響がありました。率直に言って、この地域の放射線量は福島県内に比べれば微小なものであり、健康に害を及ぼすものではないと考えます。従って、人口流出もまた、いわゆる「放射線デマ」に対して過剰反応した結果の風評被害と言っていいのではないでしょうか。が、一度貼られてしまったレッテルはなかなか剥がしにくく、この地域からの人口の流出傾向は今なお続いているのが現状です。以下、前々年同時期との比較でこの地域にある13市町の人口推移を見ると、(前々年3~8月期)◎土浦市 144,436人 ⇒ 144,154人 282人(0.2%)減◎竜ヶ崎市 79,395人 ⇒ 79,451人 56人(0.1%)増◎取手市 109,583人 ⇒ 109,493人 90人(0.1%)減◎牛久市 81,225人 ⇒ 81,738人 513人(0.6%)増◎つくば市 213,141人 ⇒ 215,389人 2,248人(1.1%)増◎守谷市 61,306人 ⇒ 62,417人 1,111人(1.8%)増◎つくばみらい市 43,855人 ⇒ 44,306人 451人(1.0%)増◎阿見町 47,769人 ⇒ 47,779人 10人(0.0%)増◎松戸市 484,333人 ⇒ 485,545人 1,212人(0.3%)増◎野田市 154,809人 ⇒ 154,836人 27人(0.0%)増◎柏市 398,068人 ⇒ 400,180人 2,112人(0.5%)増◎流山市 162,077人 ⇒ 163,561人 1,484人(0.9%)増◎我孫子市 134,563人 ⇒ 134,492人 71人(0.1%)減(本年3~8月期)◎土浦市 143,550人 ⇒ 143,398人 152人(0.1%)減◎竜ヶ崎市 79,835人 ⇒ 79,551人 284人(0.4%)減◎取手市 108,397人 ⇒ 107,874人 523人(0.5%)減◎牛久市 82,640人 ⇒ 82,851人 211人(0.3%)増◎つくば市 216,166人 ⇒ 217,263人 1,097人(0.5%)増◎守谷市 63,005人 ⇒ 63,194人 189人(0.3%)増◎つくばみらい市 45,431人 ⇒ 45,739人 308人(0.7%)増◎阿見町 47,795人 ⇒ 47,701人 94人(0.2%)減◎松戸市 482,024人 ⇒ 480,886人 1,138人(0.2%)減◎野田市 155,863人 ⇒ 155,658人 205人(0.1%)減◎柏市 404,618人 ⇒ 404,350人 268人(0.1%)減◎流山市 166,547人 ⇒ 167,125人 578人(0.3%)増◎我孫子市 133,272人 ⇒ 132,493人 779人(0.6%)減元々この地域は常磐線沿線(我孫子市、取手市など)からつくばエクスプレス沿線(流山市、守谷市、つくばみらい市など)への人口移動が著しかったのですが、その傾向を残しつつも、ほぼ全市町で人口増減率が低下する結果となっています。5市町が増加から減少に転じた他、増減率が0.5ポイント以上低下したのが竜ヶ崎市、つくば市、守谷市、松戸市、柏市、流山市、我孫子市と調査した市町の半数を超え、しかもどの路線の沿線かに関係なく散らばっています。実は、この地域の「増減率のポイント低下」は、原発の御膝元(失礼)福島県にもを上回る状況だったりします。県内13市における3~8月の人口推移を前々年と本年との比較で見ると、(前々年3~8月期)◎福島市 293,927人 ⇒ 293,575人 354人(0.1%)減◎会津若松市 127,487人 ⇒ 126,753人 734人(0.6%)減◎郡山市 338,693人 ⇒ 338,653人 40人(0.0%)減◎いわき市 344,570人 ⇒ 343,036人 1,534人(0.4%)減◎白河市 64,872人 ⇒ 64,678人 194人(0.3%)減◎須賀川市 79,672人 ⇒ 79,575人 97人(0.1%)減◎喜多方市 53,282人 ⇒ 52,823人 459人(0.9%)減◎相馬市 37,786人 ⇒ 37,527人 259人(0.7%)減◎二本松市 60,145人 ⇒ 59,678人 467人(0.8%)減◎田村市 41,456人 ⇒ 40,818人 338人(0.8%)減◎南相馬市 70,896人 ⇒ 70,473人 423人(0.6%)減◎伊達市 66,226人 ⇒ 65,864人 362人(0.5%)減◎本宮市 31,742人 ⇒ 31,604人 138人(0.4%)減(本年3~8月期)◎福島市 286,223人 ⇒ 284,270人 1,953人(0.7%)減◎会津若松市 125,301人 ⇒ 124,617人 684人(0.5%)減◎郡山市 330,878人 ⇒ 328,278人 2,600人(0.8%)減◎いわき市 332,718人 ⇒ 330,421人 2,297人(0.7%)減◎白河市 63,869人 ⇒ 63,416人 453人(0.7%)減◎須賀川市 78,025人 ⇒ 77,570人 455人(0.6%)減◎喜多方市 51,559人 ⇒ 51,159人 400人(0.8%)減◎相馬市 36,400人 ⇒ 36,039人 361人(1.0%)減◎二本松市 58,338人 ⇒ 57,674人 664人(1.1%)減◎田村市 39,360人 ⇒ 39,012人 349人(0.9%)減◎南相馬市 65,916人 ⇒ 65,146人 770人(1.2%)減◎伊達市 64,427人 ⇒ 63,717人 710人(1.1%)減◎本宮市 31,094人 ⇒ 30,842人 252人(0.8%)減増減率が0.5ポイントを超えたのは、福島、郡山、須賀川、南相馬、伊達の5市のみ。福島県の人口が減っているのは原発事故以前の話だったから(苦笑)事故から1年以上経った今と一昨年とを比較しても、増減率にさほど大きな差は見られないんですよね。ただし、市の南部が警戒区域だった南相馬市を除けば、増減率に大きな低下がみられるのは福島市や郡山市といった特に第三次産業関係の事業所が集中する地域なんですよね。福島県でもまた、風評や情報が人口流出の主要因となりつつあるような気がしなくもありません。
2012.10.03
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昨日発売の「ビッグコミック」を、今日買ってきました。帰宅後に子供達に渡すと、「パンドラ、パンドラ!」と叫びながら、8月10日発売号から掲載が始まった「パンドラの復活」(青山広美/原作 つかさつよし/作画)を読み始めます。この漫画、内容はこちらを参照したいのですが、東日本大震災で事故を起こした「F県第一原発」由来の放射性物質(原発周辺のコンクリートや土など)を用いたテロが震災から1年後に発生する、というもの。「パンドラ」を名乗るテロリストが政府や電力会社の幹部、御用学者など13人の暗殺予告を表明しており、しかも暗殺対象者の名前の大半が実在の人物名と酷似している! という生々しさです。「なんでこんなのが面白いの?」と子供に訊いても要を得た回答は得られなかったのですが、「パンドラ」に対して感情移入しているのだとすれば、ちょっとまずいなと思います。福島県の子供達があるべき姿は、政府や電力会社に対する恨みをいたずらに増幅させるのではなく、原発事故の反省に立って日本という国を再構築していくことではないでしょうか。そのための教育が、求められていると強く思います。私もまた恨みを引き継がないよう気をつけて子供達に接しなければ、と自戒を込めて…ギャンブルフィッシュ (16冊組) 青山広美・山根和俊
2012.09.26
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東日本大震災から1年半の節目を迎えた今日、妻子から「地震男」という、非常に有難くない渾名を頂戴しました(苦笑)理由は簡単で、私の休日の深夜ないしは翌日の早朝に地震が発生する確率が異様に高いこと。先月末も休日明けの午前3時半頃に強い地震が発生し、通勤で利用している電車が運転見合わせとなり肝を冷やしたことがありましたっけ。しかしまぁ、「晴れ男」や「雨男」と同じ意味合いで「地震男」ですか… 私の汚名返上のためにも、東日本大震災の余震活動が一刻も早く収まることを期待したいものです。ところで、今日の私は休日なんですが、まさか明日の未明に「グラグラグラ…」なんてならないでしょうね… 非常に心配です。買取時のポイント10倍!本・ゲーム・DVDなどお売り下さい【中古】afb 巨大地震VS耐震施工 あなたの家は大丈夫?揺れに勝つ家、負ける家 /耐震建築研究会(著者),溝上恵(その他)
2012.09.11
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今朝…というかまだ夜が明ける前でしたけど、宮城県で最大震度5強を記録する地震がありました。4日前にも未明にこんな地震があったばかりだというのに、このところ余震活動が活発になってきてますね。私の住む桑折町でも震度3を記録。熟睡中でしたがバッチリ目が覚めてしまいました。そんなことがあっての出勤。いつものように駅まで行くと、地震の影響で東北本線が運転見合わせとの話… 慌てて家に電話し、通常運行しているという東北新幹線に乗るべく、義母に白石蔵王駅まで送迎してもらいます。地震のこともあったので電車内では少しでも寝たいなぁという気持ちがあったのですが、これで完全にパー。結局一睡もできずに、出社することになりました。仕事は今日も残業。お昼には復旧していた東北本線の電車に乗りこむやいなや、完全爆睡しちまいました(苦笑)【地震対策・耐震グッズ・防災グッズ・メール便 可】かすがい/リンカス(鎹) 6x90mm
2012.08.30
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今日は休日。昨日に引き続き、岩手県の地図やガイドブックを覗きこんでは、バーチャル旅行を楽しんでいます。岩手県の地図を見ていて面白いな~と思うのは、首都圏と東北・北海道を結ぶ軸である東北新幹線沿線のみならず三陸沿岸にも都市が多いこと。南から順に陸前高田、大船渡、釜石、宮古、久慈と五つも市があるし、釜石市と宮古市の間にある大槌町や山田町もかつては人口2万人を超える街でした。東日本大震災以前にも津波の被害に度々晒されておりかつ他地域とを結ぶ交通網が貧弱な地域なのに(失礼!)これだけの都市が発展した背景には、やはり、豊富な漁場や鉱産資源の存在があったのだろうと推察します。特に後者は、大船渡市の太平洋セメントや釜石市の新日鉄、宮古市のラサ工業といった大企業の工場が進出する契機にもなっています。今でこそ岩手県の工業は北上市や金ヶ崎町を中心とした内陸型工業地域が中心となっていますが、かつては三陸の諸鉱山や八幡平市の松尾鉱山をバックボーンとして鉱工業が発展していた訳です。そんな街が被災し復興に向けて歩み始めていますが、工業も漁業も見通しが立ちにくい現状を考えると、今後三陸にはいったい何が残るのだろう?とふと考えた次第。さらなる過疎化をできる限り食い止めるためにも、地域の特性に見合った新たな産業の醸成が一刻も早くなされることを、願ってやみません。いわて三陸山田町 山田町産いわし使用 いわしチップ(袋)
2012.08.28
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いささか大仰な表現ですが、私という人間の性格について考えてみた時、いわゆる「内集団バイアス」が他の人に比べて劣っているな~と感じることが多々あります。内集団バイアスの詳細についてはこちらを参照願いたいのですが、簡単に言うと「身びいき」ですか。同郷、同学年、同窓、同期といった「内集団」をそれ以外の「外集団」よりも高く評価する心理。私はどうも、この感覚があまり備わっていないように思うのです。それよりは、科学的な合理性を優先させてしまいがちと言いますか…その感覚が如何なく(?)発揮されたのが、福島第一原発事故における対応だったでしょうか。「年間100ミmSvまでは安全」などとした福島県のアドバイザー諸氏に対し、「それでは危険だ!即刻避難せよ!!」などと反対の声をあげた市民という構図がありましたよね。前者が福島県民にとって「外集団」であるけれども科学的には正しい(専門家間で合意形成がなされている)知識を語っていたのに対し、後者は「内集団」の一部から湧き出た主張ではあるけれども科学的根拠は希薄。この時、私は比較的躊躇なく前者の主張を支持しましたが、福島県民には後者の主張を支持する人も結構多かったですよね。というか、率直に言って、「内集団」が「危険だ!」と騒げば騒ぐほど「実際には危険じゃないんだろうな」と冷めていたから、ひょっとしたら「内集団」に対して逆方向のバイアスがかかっていたかもしれません(苦笑)常日頃から福島県絡みで時折見られる過度に郷土礼賛的な物言いには辟易している(だから、こんな日記まで書いてしまう始末でして…)から、ひょっとしたら、「内集団」の有する団結力や結束力に対して、嫉妬している可能性もありますね。【中古】afb 社会心理学概説 /潮村公弘,福島治【編著】
2012.07.26
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前の日記でいわき市と郡山市の人口推移を調べていたら、ちょっと気になることがわかりました。各市内の地域(概ね支所単位)別に人口動態をみると、かなりバラツキがあるというか、性格づけがハッキリしているんですよね。とりあえず、昨年3月1日と今年7月1日との推計人口を比較すると、こんな具合。【いわき市】平 98,170人 ⇒ 94,222人 3,948人(4.0%)減小名浜 77,620人 ⇒ 75,802人 1,818人(2.3%)減勿来 50,326人 ⇒ 49,192人 1,134人(2.3%)減常磐 34,790人 ⇒ 34,016人 774人(2.2%)減内郷 26,634人 ⇒ 26,027人 607人(2.3%)減四倉 15,090人 ⇒ 14,152人 938人(6.2%)減遠野 6,032人 ⇒ 5,869人 163人(2.7%)減小川 7,145人 ⇒ 6,942人 203人(2.8%)減好間 13,212人 ⇒ 12,834人 378人(2.9%)減三和 3,415人 ⇒ 3,310人 105人(3.1%)減田人 1,963人 ⇒ 1,852人 111人(5.7%)減川前 1,346人 ⇒ 1,287人 59人(4.4%)減久之浜・大久 5,710人 ⇒ 5,086人 624人(10.9%)減市合計 341,453人 ⇒ 330,591人 10,862人(3.2%)減【郡山市】郡山 189,310人 ⇒ 181,758人 7,552人(4.0%)減安積 35,701人 ⇒ 35,255人 446人(1.2%)減三穂田 4,797人 ⇒ 4,768人 29人(0.6%)減逢瀬 4,550人 ⇒ 4,415人 135人(3.0%)減片平 7,107人 ⇒ 6,878人 229人(3.2%)減 喜久田 11,088人 ⇒ 11,093人 5人(0.0%)増日和田 10,222人 ⇒ 9,989人 233人(2.3%)減富久山 35,423人 ⇒ 34,683人 740人(2.1%)減湖南 3,878人 ⇒ 3,748人 130人(3.4%)減熱海 6,561人 ⇒ 6,392人 169人(2.6%)減田村 19,998人 ⇒ 19,701人 297人(1.5%)減西田 4,632人 ⇒ 4,486人 146人(3.2%)減中田 5,591人 ⇒ 5,352人 239人(4.3%)減市合計 338,858人 ⇒ 328,518人 10,340人(3.1%)減両市とも減少人数・率ともに似たような感じですが、いわき市は四倉や久之浜など津波被災地での人口減少率が高いのが特徴です。また、いわき市平および郡山市中心部はいずれも市の平均を上回る人口減少率を記録しており、震災や原発事故によって福島県の経済が打撃を受けている様子が伺えます。特に郡山市中心部は、富田、大槻の両地域を除くと133,802人⇒127,286人と6,516人(4.9%)の減少となり、痛々しい傷跡を残すに至っています。ちなみに、福島市についても、各地域の動向を調べてみました(データはこちらを参照)。【福島市】中央 41,596人 ⇒ 40,089人 1,507人(3.6%)減渡利 16,541人 ⇒ 15,449人 1,092人(6.6%)減杉妻 12,283人 ⇒ 12,252人 31人(0.3%)減蓬莱 12,244人 ⇒ 11,930人 314人(2.6%)減清水 36,473人 ⇒ 35,406人 1,067人(2.9%)減東部 12,032人 ⇒ 11,614人 418人(3.5%)減北信 32,032人 ⇒ 31,324人 708人(2.2%)減信陵 15,173人 ⇒ 14,846人 327人(2.2%)減吉井田 11,410人 ⇒ 11,352人 58人(0.5%)減西・土湯 8,577人 ⇒ 8,387人 190人(2.2%)減立子山 1,461人 ⇒ 1,412人 49人(3.4%)減飯坂 21,874人 ⇒ 21,414人 460人(2.1%)減信夫 24,392人 ⇒ 24,177人 215人(0.9%)減松川 15,220人 ⇒ 14,882人 338人(2.2%)減吾妻 24,800人 ⇒ 24,223人 577人(2.3%)減飯野 5,985人 ⇒ 5,745人 240人(4.0%)減市合計 292,093人 ⇒ 284,502人 7,591人(2.6%)減減少人数・率自体は、いわき市や郡山市よりも軽微ではあります。が、ここで特筆すべきは、減少率が放射線量にほぼ比例していることでしょうか。渡利の6.6%を筆頭に、中央、東部、立子山、そして飯野と、阿武隈川沿いに展開する高線量地域の減少率が市の平均を超えています。なお、東部のうち特に放射線量の高い大波地区のみ抽出すると、1,356人⇒1,298人で58人(4.3%)の減少となります。これは、郡山市では見られなかった現象です。市内でも線量が高い日和田、富久山、三穂田といった地域の人口減少率は市の平均を下回っていますし、喜久田は逆に人口が微増しています。つまり、福島市では、いわき市や郡山市に比べて放射線量が高く、またこれへのリスクを煽る言説がいかに激しかったかという状況が、人口動態にハッキリと現れているという次第。簡単にまとめると、いわき市は津波被害、郡山市は県全体への経済への打撃、福島市は放射線量と、人口減少の主要因が三者三様に異なるということになるでしょうか。それぞれの要因へのきめ細かな対策が、求められますね。 【中古】新書 人口減少社会の設計 幸福な未来への経済学【マラソン201207_趣味】【マラソン1207P10】【画】【中古】afb 【ブックス0621】
2012.07.17
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今日のトップニュースは、福島第一原発事故で国会が設置した事故調査委員会が、「原発事故は明らかに人災」とする報告書を衆参両議長に提出したという記事でしたね。報告書には政府・官邸をはじめ、東京電力や福島県政の事故対応を厳しく批判する内容のものでした。正直、今更そんなもの出されても… という印象です。委員会のメンバーもまた、石橋克彦氏や田中三彦氏、崎山比早子氏といった、事故前から政府の原子力政策に批判的だった人が含まれているし、どういう訳か大熊町の商工会長もいたりするから、報告書もそのような内容になるであろうことは想像がつきました。個人的には、誰がどうした云々と責任を執拗に問うのではなく、どのように対処したらベターだったのかという観点がもう少し欲しかったですよね。委員のメンバーにもそういった考えはあったかと思います~というか、それがなければ政府などを批判することもできません~が、それをもっと披歴して欲しかったものです。人間は間違いを起こす生き物。だから福島第一原発と同様の事故が起きない保証もまた、ありません。だからこそ、今回の事故対応ではどの方法がベストチョイスだったのかを議論し、今後のマニュアルとする作業が必要だと思うのですが… 原発を終わらせる (岩波新書) (新書) / 石橋克彦/編
2012.07.06
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今日は6月30日。土曜日ですが、月次の棚卸があるためこれから出勤です。それにしても、今年ももう、半分過ぎたんですね。早いな~ 私、というか、東日本の多くの人々の中では「3.11」で時間が止まっているというか、区切られているところがあるから、あれからもう何年何ヶ月過ぎたんだ~という感覚にはなかなかなりにくいものがありますね。う~ん… なんか湿っぽい話になりそうだな(苦笑) この雰囲気を打破するためには、無理矢理でもいいから、明るく景気のいい話を提供したいものですね。私のブログなんて蟷螂の斧以下の存在ですが、まぁ何とか頑張ってみたいと思います。↓ 「3.11ミリ」のドリルですって(しかも商品名(?)がナチ…)! 工具の世界はよくわかりませんが、「3.11ミリ」って標準的な数値なのかなぁ?【ご注意ください】販売価格は1円ではございません!!【見積もり】ナチ/NACHI 不二越 アクアドリル3フルート 3.11mm AQD3F3.11
2012.06.30
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ちょくちょくROMっている「信夫山ネコの憂うつ」で、菅谷(すげのや)昭・松本市長の発言が痛烈に批判されていますね。なんでも、講演会で「今福島において水面下で妊娠中絶が増えている」という類の発言を連発していたのだとか。もちろんこの話は伝聞を拡大解釈したデマであって、福島県では中絶など増えていません(参考)。福島県内在住の産婦人科医などから指摘を受けた菅谷氏は「非公式」に謝罪しているとのことですが、「信夫山ネコの憂うつ」では福島県の公式見解とは異なる内容のデマを流したからと菅谷氏の「公的謝罪」を求めている次第。この記事を読んで思い出したのが、神戸大学の山内知也教授が講演会で「瀬戸孝則福島市長が避難先の山形市から市役所に通勤している」旨の発言をしたために福島市長から抗議され、結果今年4月に福島市まで出向いて謝罪した、という出来事。菅谷氏の発言もまた、福島県知事なり福島県立医科大学の学長なりがきちんと抗議して、謝罪を要求すべきなんですよね。このこと一つとっても、佐藤福島県知事の動きは鈍重に過ぎると思います。嘘を垂れ流されて、何とも思わないのでしょうか?何でウソツキに ↓ のような指南を受けなければならないのか?【送料無料】 真っ当な生き方のススメ / 菅谷昭 【単行本】
2012.06.21
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福島第一原発の事故に関連して、多大な被害を受けた浪江町が、東京電力、国、福島県を告訴する方向を表明していますね。以下、6月13日付の「河北新報」から記事を引用しましょう。「『町民被ばく』東電告訴 福島浪江町長が業過致傷罪で検討 福島第一原発事故で避難区域に指定された福島県浪江町の馬場有町長は12日、東京電力を業務上過失致傷罪で告訴する検討を始めたことを明らかにした。 町によると、東電は1998年、原発でトラブルが起きた場合は町に連絡する協定を町、県と結んだ。だが、原発事故の時は連絡がなく、町民の避難を遅れさせて被ばくさせたとしている。 馬場町長は『東電は(町に電話連絡しようとしたが)つながらなかったと言うが、それなら社員が歩いてでも報告に来るべきで協定違反は明らかだ』と話している。東電は『内容を承知していないのでコメントを差し控えたい』としている。 町はSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の公表が遅れ、町民の被ばくを深刻化させたとして、国と県も同罪で告訴することを検討している。」なるほど~ そうですか…町長の怒りはごもっともなんですが、個人的には、ちょっとした違和感を覚えました。例えば、文中に「東電は(町に電話連絡しようとしたが)つながらなかったと言うが、それなら社員が歩いてでも報告に来るべきで協定違反は明らかだ」とあるのですが、連絡が来ないのならば浪江町役場の側から東京電力に電話をかけて確認しなかったのかな?という疑問が湧くんですよね。つまり、浪江町政の「自主性」に、クエスチョンマークがつくような気がするのです。言うまでもないことですが、浪江町政は、事故発生当時約2万人いた町民の健康と安全を守る責務を負っています。そのためにはありとあらゆる手段を講じて情報を仕入れなければならないはずなのに、そんな局面でも東京電力からの連絡待ちだったとは、ずいぶんと受け身というか、のんびりしすぎた姿勢ではないでしょうか?国と県に対してもそうです。町長はSPEEDIの公表云々と主張していますが、SPEEDIのデータが公表されようがされまいが、昨年3月15日夕方の時点で原発から約60キロ離れた福島市において毎時20マイクロシーベルトを超える放射線量を記録していることがテレビ放送からですら確認できた訳です。その時点で原発と福島市との中間に位置し当時浪江町民が数多く避難していた町北西部の津島地区(DASH村の所在地といえばわかるかな?)の放射線量もまた高いことが容易に予測できたし、また実際に高かった。町役場には線量計の一つや二つぐらいあったろうし、何故その時点で津島地区の放射線量を自ら測って対策を講じていないのでしょうか?同じ時期、川俣町に避難していた双葉町の役場や住民は、思い切って埼玉県への避難を決行しています(3月19日付)。自らも被災した中双葉町を支援していた川俣町の心境を思うと双葉町政の決断は手放しで支持できませんが、それに比べると、浪江町政の動きは鈍重だったと言わざるを得ません。結局、国が屋内退避指示なり避難勧告なりを出すのを待っていたから、町長が主張する被曝の深刻化を招いたのではないでしょうか?ハッキリ言い切ってしまうと、浪江町民の被曝量が増えた原因の一端には、町政自身の自主性の欠如、あなた任せの態度が、挙げられると思います。その責任を取るどころか棚上げにして東京電力、国、福島県を告訴するのは、図々しい態度だと言わざるを得ません。誰かの指示がなければ動けない町政なんて、住民にとって無用の長物でしかありません。結局のところ浪江町政の告訴表明は、自らが無能組織であることを表明したようなものだと考えます。テレビでおなじみの!秘密のケンミンSHOW、NHKあさイチで紹介されました!販売再開!です!【楽天最安値】1袋3人前から対応OK!【なみえ焼きそば】2010B-1 グルメエキシビジョン出場! B級グルメ 浪江町旭屋の太っちょ焼きそば
2012.06.17
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ここ数日のニュースを賑わせていた消費税増税を柱とした社会保障と税の一体改革法案の修正協議は、昨晩、民主、自民、公明の3党の合意に至りましたね。政権の軸足は確実に、民主党主流派+自民党+公明党の「2.5党連立」に移った気がします。一方、民主党非主流派の小沢一郎氏のグループは相も変わらずこの合意に対して反対の姿勢を示していますが、当の小沢氏本人が18年前に消費税を7%にアップする国民福祉税構想を提唱していることを考えると、政局重視の発言で全くの茶番としか言いようがないと思います。ところで、この小沢氏ですが、今週発売された「週刊文春」で、夫人(いや、元夫人か)の衝撃告白が掲載されていましたね。概要はこちらに書かれていますが、一福島県民としてやはり気になるのは「このような未曾有の大災害にあって本来、政治家が真っ先に立ち上がらなければならない筈ですが、実は小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げだしました。岩手で長年お世話になった方々が一番苦しい時に見捨てて逃げだした小沢を見て、岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚いたしました」というくだり。週刊誌、特に原発事故関連では無駄に危険を煽る傾向にあった「週刊文春」だし(元)夫人が抱く小沢氏への複雑な感情を考慮すると話半分どころか6分の1ぐらいで解釈した方が良さそうですが、それでも原発事故が怖くて逃げだしたというのは聞き捨てなりません。ご本人から釈明を伺いたいものです。そう言えば、ちょうど1年前になりますか。原発事故への対応、特に「年間20ミリシーベルトルール」に対する小沢グループの対応を当日記にて強く非難したことがあった(参考)のですが、ここで紹介した他にも小沢グループの対応をまとめてみると、2011年3月17日小沢系議員の川内博史らが呼びかけ人となって「東日本大震災について考える勉強会」を定期的に開催。伴英幸氏、上杉隆氏、武田邦彦氏、広瀬隆氏など、放射性物質に対する危険を煽る識者が講師として数多く登場(参考)2011年4月29日小佐古敏荘氏、年間20ミリシーベルトルールを批判して内閣参与を辞任。氏のバックには小佐古氏の教え子でもある小沢系議員の空本誠喜氏の存在あり。2011年5月12日日本医師会が年間20ミリシーベルトルールを批判する声明を発表。当時会長だった原中勝征氏は、小沢氏シンパとされる。2011年5月23日福島県内に住む父母ら約70人が文部科学省前で年間20ミリシーベルトルールの撤回を求める座り込みを決行。その中に小沢系の川内、森ゆうこ両議員の姿あり(与党議員なのに何故座り込み?)。同日、BSフジにて放映された「プライムニュース」において川内氏と北海道がんセンター院長の西尾正道氏が出演し、年間20ミリシーベルトルールへの批判を展開。こんな感じでしょうか。また原発事故直後から今現在においてもなお、「日刊ゲンダイ」や自由報道協会など小沢氏を擁護する論調のメディアは、放射性物質への危険を煽り続けています。この手の動きは、菅⇒野田と小沢氏と距離を置いている政権に対する小沢氏サイドの牽制、あるいは政権追い落とし工作の一種なのかと思っていたのですが、そもそも小沢氏が「放射脳」の持ち主だとすると、話は変わってきます。小沢シンパの人たちは、小沢氏の「放射脳」を肯定したくて、こぞって危険を煽り続けているのか?そんな疑念が、湧いてきてしまうのです。一個人の感覚が福島県をはじめ東日本一帯を振り回し、結果多くの人がしなくても良い避難や移住を強いられるなど生活基盤を崩されたのだとしたら、大問題どころでは済みませんよね。小沢氏は、今からでも放射性物質に対する自らの見解を、自由報道協会以外の報道機関が居並ぶ前できちんと表明すべきだと思います。(補足)一応小沢シンパの名誉のために付け加えておくと、小沢信者で知られる評論家の副島隆彦氏だけは、危険煽り派と距離を置き、自ら原発の至近まで出向いて安全性を証明してみせたりあるいは危険煽り派から心ない攻撃を受けていた福島県放射線健康リスク管理アドバイザー・山下俊一氏を擁護する発言を繰り返していました。果ては、危険煽り派の武田邦彦氏を郡山市に呼びつけて2011年5月3日にケンカ対談するという暴挙(?)に出ています。その様子は、 ↓ の本で読むことができます。【送料無料選択可!】原発事故、放射能、ケンカ対談 (単行本・ムック) / 副島隆彦/著 武田邦彦/著
2012.06.16
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今日の早朝、町内会の除染活動に参加してきました。やり始めの頃は道端を線量計で測ったりしながら汚泥を取り除いたりしていたのですが、途中から「ただのドブさらい」になっちゃいましたね(苦笑)確かに、ドブの底に溜まっている泥の放射線量は高いし除去すればそれなりの除染効果はあるのですが、高圧洗浄機すら用意していない丸っきりの手作業だったから、線量的に効果のある除染ができたのかどうかは微妙なところかもしれません。ただ、私の住んでいる町内会は年配の方が多いから「いつも通りのやり方」が身体に染みついちゃってる部分もあるし、清掃として捉えるならば気分的にはずいぶん楽になったかとは思います。むしろそっちのメリットの方が大きいかな? 住民の方の「心の澱」がある程度除去されたのであれば、放射線量が大して下がらなくても、今回の活動にはある程度の効果が見いだせるのかなと、若干楽観的に評価しております。それにしても、側溝のふたを上げ下ろしするのは疲れますね~ 今から昼寝します(笑)よく触れる遊具・ドアノブ・サッシ・地面などの除染に【放射線対策】除染テープ 屋外用 古藤工業
2012.05.20
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昨日、東日本大震災においてストレスや持病の悪化などが原因となる震災関連死の統計が、復興庁から発表されましたね。全国10都県で認定された1,618人のうち47.2%の764人が福島県というのが、悲しく目に刺さります。なお、被災三県の直接の震災死者、行方不明者数と比較すると、岩手県…直接 5,894人 関連179人宮城県…直接11,131人 関連636人福島県…直接 1,819人 関連764人となり、福島県の関連死者数の多さがわかります。岩手県の関連死者数が比較的少ない理由は、こちらの記事によると避難者の少なさと避難所設置期間の短さが挙がっているそうで、その点でも、今なお多くの避難者を擁し、しかも遠方への移動が少なくない(参考)福島県は、今後も震災関連死のリスクと隣り合わせの環境に置かれるのではなかろうかと推察されます。で、このリスクがどれくらいの放射線量を浴びたのに匹敵するかと言うと、ICRPが発表している「長期間にわたり高い線量を受けた場合、1000ミリシーベルト当たり5%程度ガン発生率(死亡率ではありません。私も以前誤認していましたが・汗)の増加がある」というデータに基づいて試算すると、764(震災関連死者数)÷2,020,000(震災当時の福島県のおおよその人口)÷0.05(1000ミリシーベルトを浴びた場合のガン発生率)×1000(ミリシーベルト)≒7.56ミリシーベルトとなります。ただし、これはがん発症者がすべて死亡したと想定した場合のリスクです。実際にはガンの生存率は結構高く、特に発症が懸念されている甲状腺ガンは生存率が90%以上と特に高い(参考)ことから、仮に発症したとしても少なく見積もって75%程度は助かるとみていいと思います(ついでに言えば、生存率をもっと上げるために県が健康調査をしている訳です)。従って、先ほどの試算も、7.56(先述の試算線量)÷(1-0.75)(致死率)≒30.24ミリシーベルトと、一気に跳ね上がることになります。なお、震災関連死の人数はあくまでも「認定された人数」ですから、30.24という数値はまだまだ上がる可能性があります。「避難≒1年間で最低でも30ミリシーベルトを浴びる計算」となると、昨年1年間においても空間線量が20ミリシーベルトを下回っている(避難区域ではない)地域に住む方の自主避難や母子避難は、居住地に留まるよりも致死リスクを上げている可能性が大ですね。ストレスや持病の悪化の他にも、先月末に発生したこんな交通事故(2chからの引用ですみません・苦笑)の発生リスクも上がります。時間に余裕のある方は、こちらのデータを基に、リスクを見積もってみてはいかがでしょうか。期限付きの楽天ポイントも有効に活用できます。◆ガンバロー日本◆ 東日本大震災 被災地復興支援活動再開しました以前は沢山の支援をありがとうございました。今後もご協力よろしくお願いします。
2012.04.28
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昨年の今日4月19日は、文部科学省が学校での屋外活動基準を年間20mSv以下と通達した日でしたね。これまでも警戒区域や各種避難区域、あるいは食品などの暫定規制値が設定されてはいましたが、これらの措置に対する福島県民の反応は、政府や東京電力への怒りは持ちつつも、そのような環境の中でどうやって生活を送っていくかに主眼が置かれていたように思います。ところが、屋外活動基準については、反応が違いました。私などは「年間100mSv以下だったら健康被害はほぼ起きないから十分に安全を図ったうえでの措置だろう」と考えていたのですが、その反対に20mSvからさらに下げるべきという主張も多々見られ、またそのような環境を嫌って放射線量の低い地域に自主避難する方も少なくありませんでした。放射線そのものへの「肉体的な感受性」は先に述べたとおり年間100mSv以下だと他の要因に紛れてしまい健康被害の有意差を把握できない訳ですが、「精神的な感受性」には個人によってかなりの有意差があるな… というのが、当時を振り返っての率直な印象です。そしてその有意差は、なかなか埋めることができない溝となって、今なお私たちの前に張り巡らされているように感じます。私たちの日常生活においても周囲と意見が違う事態が発生することは少なくないし、これらに対し何らかの妥協点を見出すことで対処しているわけですが、放射線に関しては特に子供の生命にかかわる問題なだけに議論が先鋭化しやすく、妥協もへったくれもなくかえってこじれてしまうケースも散見されました。私もまた恥ずかしながら、リンク先のおばかんのさんと、かなり激しくやりあった次第。おばかんのさん、その節はすみませんでした。ただし、私見は撤回しません(おいおい)この状況、いったいいつまで続くのやら… 合意形成の術を会得しないと、福島県の真の復興は成し得ないのではないかとすら思ってしまうほどです。実践!交渉学-いかに合意形成を図るか / ちくま新書 839 (新書) / 松浦 正浩 著…以下続きます。
2012.04.19
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一昨日の「河北新報」で、いわき市長の発言が、取り上げられてましたね。以下全文を紹介しましょう。「『原発避難者、働かずパチンコ』 いわき市長が発言福島県いわき市の渡辺敬夫市長は9日、福島第一原発事故で同市に避難している福島県双葉郡の住民について、『東京電力から賠償金を受け、多くの人が働いていない。パチンコ店も全て満員だ』と述べた。復興協議で市役所を訪れた平野達男復興相との会談後、記者団に語った。同市には市民から『避難者は仕事もせずにパチンコばかりしている』という声が寄せられているといい、市長が感情的な行き違いなどを憂慮した形だ。渡辺市長はまた、『避難者は医療費が(窓口負担免除で)無料なので市内の医療機関は大変な患者数だ。1年後にどうなっているか心配だ』と指摘。避難者の流入に伴う診療増で市民の受診機会に支障が出ることに懸念を示した。いわき市は約2万5,000人の避難者を受け入れ、市民との間で摩擦が起きている。双葉郡の自治体が集団移転する『仮の町』の候補地に同市が挙がっていることについて、渡辺市長は文化、歴史的背景から理解を示しながら『市の将来計画や地域コミュニティーに大きな影響がある』と指摘した。渡辺市長は3日の記者会見で『仮の町について国や県、同郡の自治体から説明がない』と不快感を示していた。」この発言、かなりの波紋があったようで、昨日の「河北新報」でも、続編とも言えるこんな記事が掲載されていました。「いわき市長のパチンコ店発言 賛否渦巻く 福島県いわき市の渡辺敬夫市長が福島第一原発事故で避難した双葉郡の住民について『賠償金を受けて働かない人もいる。パチンコ店も満員だ』と述べたことをめぐり、賛否が渦巻いている。発言の背景には、市民と避難者の間の摩擦や、双葉郡の一部自治体が集団移転する『仮の町』の候補地に同市が挙げられた問題があり、受け止め方を複雑にしている。いわき市の運転手男性(60)は『よく言ってくれた。パチンコ店に行くと、避難者をよく見掛ける。市民も同じ思いだ』と発言を支持する。同市の自営業男性(49)も『市民から不満が出るのは当然』と理解を示す。『いわき市も地震と津波で被災したのに、原発事故の避難者は賠償金をもらえる。ねたみにつながりやすい』と語る。『そういうことを言っている場合ではない』と批判するのは同市の会社員女性(27)。『自宅と古里を追われた以上、手を差し伸べるのは当然。住民の流入で需要が増え、いわきの経済にはプラスになる』と話す。いわき市に避難する双葉郡の住民の間でも複雑な思いが交錯する。大熊町の無職男性(68)は『パチンコに行くのは仮設団地でも2、3人。家も畑も失い、行き場がない。市長には『働ける場所をいわきにつくる』と言ってほしい』と訴える。同町の無職男性(72)は『ごみ処理や上水道整備でいわき市に負担がかかっていると聞いた。市長は言いにくいことを言葉にしたのだろう』と推察していた。市役所には10日、十数件の意見が寄せられた。大半が避難者からで『好きで避難しているわけではない』『働きたくても働く場所がない』と抗議する内容だった。いわき市は2万5,000人の避難者を受け入れている。避難者のパチンコ店通いやごみ出しで市民から苦情が寄せられるなど、あつれきが生まれている。仮の町構想でも国や福島県、関係自治体から市に説明がなく、市側の態度を硬化させた。鈴木英司副市長は『仮の町をつくるなら土地を確保し、水道や排水処理施設を整備しなければならない。市民が我慢している中、ほかの住民に提供すれば『何で』という声が出る。それなのに正式な話はなく、市長の不快感につながった。パチンコ店が満杯だから不快感を覚えたわけではない』と市長の思いを代弁する。被災地支援に取り組む福島市の詩人和合亮一さん(43)は『震災から1年がたち、県民の間に溝が生じている。福島はこれからが深刻なピンチ。カネをあてがえばいいという単純な補償でなく、溝に橋を架け合う支援が必要だ。働く喜びを回復できる手だてを考えなければならない』と話している。」問題点は、いわき市に身を寄せる避難者を、どのように遇していくか、ということでしょう。渡辺市長としては「パチンコやってる暇があるんだったら、働け」という思いがあるのでしょうが、記事中にもあるように働きたくても働く場所が少ないのが現状だし、ましてや避難者となるといつまでその地に留まれるか先行きが不透明なので臨時的な雇用以外はなかなか回ってこないという事情もあるようです。だったらどうすればいいのか…一つの考えとしては、受け入れ先がボランティア的な仕事を依頼し、避難者のモチベーションを維持していくという手法はあるかもしれません。私の地元の桑折町では浪江町からの避難者を受け入れていますが、毎年2月から3月にかけて行われる「『桑折宿』雛めぐり」に際し、浪江町の女性達もつるし雛やさるぼぼの作製に携わっています(参考)。同様の手法は、桑折町と同じくつるし雛で知られる福島市飯野町でもまた、同所に避難している飯舘村の方々がつるし雛の作製に携わったとのこと(参考)。避難者と受け入れ先のコラボという側面では、二本松市の取り組みも特筆されます。昨年11月のことになりますが、役場機能が移転してきた浪江町と共同で、菊人形祭と浪江の十日市のコラボ企画を開催しています(参考)。これらの企画をやったからと言って、被災者の懐が潤う訳ではありません。が、被災者と受け入れ先とがスクラムを組んで頑張っていこう! という気持ちは伝わりますよね。ひょっとしたら、意気に感じた避難者が受け入れ先のために尽力してくれる機会が訪れるかもしれません。そんな心意気が、果たしていわき市の側にあったのでしょうか? 記事中にある市長や市民のコメントを見ると、桑折町や飯野町、二本松市とは真逆の対応をしているように思えてなりません。ハッキリ言い切ってしまうと、このようないわき市の冷たい態度が、避難者をパチンコに走らせてしまう側面はあるのではないでしょうか。いわき市に身を寄せている避難者が他地域に避難している方に比べてろくでなし揃いだという訳でもないだろうし、やはり、受け入れ側に問題があると考えざるを得ないのです。確かに、いわき市も津波や余震で大きな被害を受けた上に、2万5,000人にものぼる避難者を受け入れているのだから、市政として青息吐息、正直避難者のケアまで手が回らない状況であるとは思います。しかし、市長夫人をはじめ市民の1割近くが亡くなるなどいわき市以上に津波の被害を受けている陸前高田市においても、二本松市や浪江町との交流を企画している団体があるほどです(参考)。いわき市にだってこれぐらいのことはできなくはないでしょう。たとえ行政でできないにしても、広いいわき市をくまなく探せば、被災者に対して温かい手を差し伸べてくれる市民や団体は、決して皆無ではないはず。彼らに対する側面援助をすることで避難者の心を少しでもほぐしていくことが、いわき市政や避難者にとってもプラスになるのではないかと思うのですが…
2012.04.12
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東日本大震災や福島第一原発事故の影響で居住していた県を離れて避難生活を余儀なくされている方々、あるいは自主的に避難されている方々は現時点においてもかなりの数にのぼっています。今年3月22日現在における復興庁の調査によると、福島県から62,700人、宮城県から8,494人、岩手県から1,574人が県外避難しているのだとか。ところが、全国における県外避難者の合計人数は、これら3県における県外避難者の合計人数(72,768人)よりも若干多くなります。先ほど紹介した復興庁のサイトにおける3県の避難者数の合計を足し上げると268,944人となり、全国の避難者の合計人数(344,345人)よりも75,401人少ないのです。従って、仮に3県の数値がすべて同一県内への避難だったとしても、少なくとも75,401人-72,768人=2,633人が3県以外の地域から県外避難をしているということになります。実際には、福島県から岩手、宮城の両県への避難者も2,500人ほどいる(参考)ので、3県以外からの県外避難者は5,000人を超えることになるでしょうか。岩手県の県外避難者よりもかなり多い人数ですから、決して無視できる数字ではないと思います。ちなみに、3県以外からの避難者の実数を捉えている自治体に、北海道があります。復興庁の調査と同じく今年3月22日現在のデータによると、福島県から1,871人、宮城県から785人、岩手県から143人に加え、その他の地域から264人という数字が計上されています。宮城県よりは少ないですが、岩手県のほぼ倍ですね。なお、福島県から北海道への避難者の詳細を見ると、避難対象地域以外からの避難者(=自主避難者)が1,399人と福島県からの避難者の約4分の3を占めているのが特徴と言えるでしょうか。恐らくその他の地域からの避難者も、原発事故に伴う自主避難者ということになるかと思います。避難場所での除菌・衛生管理に!★ アルコール除菌ジェル(18P入)
2012.04.01
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今日の夕方から夜にかけて、大きな地震が相次ぎましたね。6時過ぎに三陸沖で最大震度4の地震が発生し津波注意報が発令されたかと思えば、9時過ぎには銚子市沖で最大震度5強の地震ですって? 先ほどからNHKのニュースを観ていますが、画面の上と左で各地の震度や交通インフラの情報を流しており、昨年の今頃を彷彿とさせる雰囲気となっています。昨年の今日は、福島第一原発の3号機で爆発が起こり、プルーム(放射性物質を含んだ雲)が風に乗って中通りに押し寄せ、ちょうど降っていた雨に混じって地上へと降り注いだんでしたっけ。福島県が広範囲に汚染されてしまった悪しき記念日な訳ですが、何もその日に大きな地震が連発するなんて、と自然の猛威を恨みたくなってしまいます。それにしても、いや~な記憶がフラッシュバックするような出来事が続きますね… 【中古】新書 地震予報に挑む【after0307】【10P09Mar12】【画】【中古】afb
2012.03.14
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今日3月11日は東日本大震災から1周年ということもあり、どこのテレビ局も震災特番を報じていますね。そのこと自体は別に悪いことではないですが、多少横並び意識が過ぎる気がするし、また1年前を思い出して辛くなる部分もあります。民放の番組はやや演出過剰な気がしたので、基本的にチャンネルはNHKにあわせていました。被災地というと岩手、宮城、福島の三県ばかりがクローズアップされていますが、NHKでは青森、茨城、千葉の各県の様子もきちんと伝えており、好感が持てました。特に茨城県では液状化現象が酷く今でも生活に不便をきたしている状況や「茨城県の様子はなかなか取り上げられないけど、見捨てないでください」といった類の住民のメッセージが紹介され、気持ちを改めた次第。政府が主催した式典の様子も、テレビで観ました。ご病状が心配される天皇陛下が出席されたのには、感動。でも、陛下もお年を召したよなぁ… 末長くお元気で過ごされることを願ってやみませんが、そのためにも皆が一致団結し、復興に向けて頑張らねば! 国民の前向きな姿が、陛下にとって何よりの薬になるはずです。当店でリトルスター商品を合計金額3,000円以上のお買い物のお客様限定で無料でお配り致しますくるねこチャリティーポストカード1日でも早い復興を祈念し、「希望」「復興」などの意味や由来を持つ草花が愚連隊5匹と共に描かれていますます無くなり次第終了させて頂きます
2012.03.11
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今日で、東日本大震災から、丸一年を迎えました。テレビをつけると、どの局も震災・原発事故関連の特番ばかり。新聞もまた特別紙面編成になっていて、目にしたくなくても厳しい現実を直視せざるを得ない状況になっています。天候もまた、震災当日と同様に、どんよりとした曇り空で、あの日を想起させます。この一年、見ていて思ったのは、この震災や原発事故は、間違いなく日本史の教科書に載るだろうな、ということ。従って、その時代を生きている我々は、一人ひとりが「歴史の語り部」となる可能性を有しています。となると、ブログなんか書いていると、下手すると何十年後、何百年後に「史料」として扱われる可能性がある訳ですよね。今の歴史学において旧家に残された文書や日記が史料として使われることがあるのと同様に、まかり間違って当ブログが史料になったらどうしよう? とか愚考したりもします。私自身はそれでも構わない、というか、既に死んでいて判断を下せる立場にはないと思うのですが、歴史、特に郷土史には曲解がつきものだという点に、一抹の不安を抱いています。特に福島県では、戊辰戦争の評価において「会津藩=善」「薩長新政府=悪」としたうえで会津藩に絶対的な同情を寄せる史観(いわゆる「会津観光史学」)が幅を利かせているだけに、恐らく今回の原発事故においても、「福島県政および県内各市町村=善」「政府および東京電力=悪」とする史観で凝り固まる可能性が濃厚にあります。恐らくそのスタンスから編まれる論考が大多数を占めると、私は考えます。が、現実は、そればかりではありません。政府や東京電力だって自己収束や復興に向けて一所懸命頑張った部分はあるだろうし(そもそも東京電力だって「事故を起こしたくて起こした」訳ではない)、逆に福島県政や各市町村政においても至らなかった部分は多々ある訳です。要は、歴史を編纂するためにブログなどの史料にあたるのならば、編纂時点ではびこっている史観に惑わされず、できる限りフラットな視点で見て欲しいということ。特にブログはややもすると極端な思想が顕在化する傾向があるだけに、そのチョイスや解釈には細心の注意を払って欲しいのです。…そんなことを書き綴っていたら、晴れ間が覗いてきましたね(笑)「恨み百年」も歴史のスタンスとしてはありだと思いますが、せめて現世に生きる我々は後世に希望を持たせる形で歴史を紡いでいきたいなと思うし、後世の歴史家もその部分に光を当ててもらえれば嬉しいですよね。 【中古】新書 FUKUSHIMA福島原発メルトダウン【after0307】【10P09Mar12】【画】【中古】afb
2012.03.11
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昨日のことになりますが、東京電力から我が家あてに賠償金の請求書式が届きました。あらかじめ我が家の家族全員の住所、氏名、性別、生年月日が印刷してあり、妊娠しているか否か、あるいは自主避難したか否かを確認する欄、そして自署欄があるだけの簡単なもの。自主避難した方はいろいろと貼付する書類があって大変だと思いますが、我が家は実に簡単なもので、大人が一人当たり8万円、子供が一人当たり40万円の賠償金額で異論なし。さっさと記入押印して東京電力に返送するだけの話です。それにしても驚いたのは、東京電力に我々の家族の情報が正確に伝わっていたこと。恐らく住基ネットのデータを、総務省経由で取り寄せたものと思われます。そんなことを考えていたら、ちょっと嫌な予感が。そう言えば、矢祭町は住基ネットに接続していなかったよな?矢祭町を含む中通り南部(県南地方振興局管内)は、賠償金の対象外とされています。純粋に放射線量から見ると白河市や西郷村はいわき市や田村市よりも高いにも関わらず… この地域の人口は15万人程度であり、今回の賠償金の対象地域(人口約150万人)の1割ほどしかありません。その気になれば支払う余力はありそうなのに何故政府や東京電力は賠償金を出し渋るような真似をするのだろうと疑問に思っていたのですが、そうか、住基ネットの問題が絡むのか!つまりは、こういうことです。賠償金の支払い先リストの提供にあたっては、先にも申し上げたように、住基ネットのデータを基にしているものと推察されます。このデータは各市町村および都道府県、そして総務省とがオンラインで繋がっているから、仮に架空の人物をでっちあげて請求金額を水増ししようとしたとしても、総務省側でチェックをかけることが可能な訳です。ところが、矢祭町の場合は、そもそも総務省が同町の人口動態を把握できない状況にあるから、町民個人、あるいは町役場当局による詐欺的行為がやりたい放題になってしまう危険性を、排除しきれないんですね。ちなみに、自治体が人口を水増しした例は、過去にあります。詳しくはこちらをご覧いただければと思うのですが、一昨年の国勢調査において、市制施行を目指していた(国勢調査の人口が5万人を超えれば市制施行の要件を満たします)愛知県東浦町で町職員が調査票に常住実態のない人間を加筆していたという事態が発覚しています。矢祭町においても、人口の水増し、あるいは性別や年齢の改竄などの事態が起こらない保証は、ありません。また、他の市町村が住基ネットを基に請求対象住民を特定しているのに対し、矢祭町だけが町独自のデータでその作業を行うというのも、不平等な話です。矢祭町が住基ネットに接続していない背景には政府への不信感があるものと解釈していますが、それは政府側とて同様で、少なくとも矢祭町の提出するデータでは、信用を得ることは難しいでしょう。従って、賠償金の支払いには矢祭町の息がかかっていない(政府側の)機関による人口統計が必要だと思いますが、それには手間も時間もかかるし、第一、そんな形での統計を矢祭町が許すとは考えられません。だから、スピーディーな賠償手続を行うために、矢祭町は対象外にせざるを得ないのです。ただ、矢祭町だけを賠償金支払の対象外ということにしてしまうと、「住基ネットの意趣返しではないか?」と、多くの県民が不快感を示す事態になるのは明白です。だから、矢祭町の問題に蓋をするような形で、中通り南部全域を対象から外すことにしたのではないでしょうか?ちなみに、福島県では会津地方も賠償金の支払い対象から外れていますが、これについては、放射線量が低い故致し方がないと考えています。福島県では会津地方も含む福島県全域を対象地域にして欲しいと要望していますが、仮にこれを無理強いするとなると、宮城県南部や関東地方一帯に広がる「福島県外で会津地方より放射線量の高い地域」が黙っていないでしょう。この地域の人口は、少なく見積もっても福島県全域の人口を上回るはずです。本当に困っている人への補償を滞らせないためにも、申し訳ないですが、会津地方の方々には今一度の辛抱を、お願いしたい次第です。三菱 MITSUBISHI i-MiEV 東京電力 業務車両 (レッド) 1/43 京商 KYOSHO JC59005TK
2012.03.10
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原発事故で故郷を追われた双葉郡の各町村が「仮の町」の建設構想を進めているそうですね。気候が似ており事故前から依存度の高かったいわき市などが、候補地として挙げられているそうです。でも、「仮の町」で済むのかなぁ? 原発所在地の双葉町や大熊町、あるいは放射線量の高い浪江町は、下手すると30年(=一世代)スパンで住めなくなる可能性があるし、そうなってしまうと「仮の町」で育った次の世代に双葉郡に戻ろうという決意が芽生えるとは考えにくいんですよね。住民の方には非常に酷な話ですが、ダム建設に伴う住民の集団移住のような措置が採られても、致し方ないのかなと思います。ダム建設で自治体そのものが消滅した実例としては、岐阜県の長良川源流に位置する旧徳山村(現・揖斐川町)があります。ウィキペディアでその詳細を斜め読みしてみましたが、スムーズとはいかないまでも、事業者と村とが長年粘り強い交渉を行った結果、集団移転が実現しています。双葉郡の各町村もまた、「仮の町」ではない本格的な新しいコミュニティの創設について、もう少し考える余地があるんじゃないかなぁ? この辺の議論は各町村のマンパワーでは厳しいと思うので、県や周辺市町村も巻き込んで、大々的に行って欲しいと思います。 【中古】afb【古本】まっ黒けの話/増山たづ子鈴木暹
2012.03.08
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各都道府県において、1月の人口動態が発表になっていますね。福島県については1月20日にこんなことを書いてしまったのですが、結果はというと、出生1,168人に対し死亡2,510人で、死亡/出生の割合は2.15倍でした。従って、「割合2.5~3倍は覚悟しなければ…」とした私の心配は杞憂に終わった訳ですが、それでも2.15倍という数字は前年同時期(出生1,322人 死亡2,454人で割合1.86倍)を大きく上回るペースではあります。ところが、福島県と同じく東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手、宮城の両県には、このような現象は起こっておりません。岩手県の1月実績は出生824人 死亡1,781人で割合2.16倍と福島県を上回るペースとなっていますが前年同時期も出生818人 死亡1,735人の2.12倍であり、宮城県もまた1月実績は出生1,589人に対し死亡2,309人で割合1.45倍となったものの前年同時期は出生1,611人 死亡2,380人の割合1.48倍で、むしろわずかながら改善しています。ところが、南の関東地方に目を転じると、以下のような変化が見られます。茨城県 2011年1月 出生2,075人 死亡3,082人 割合1.49倍 2012年1月 出生2,033人 死亡3,323人 割合1.63倍栃木県 2011年1月 出生1,431人 死亡2,041人 割合1.43倍 2012年1月 出生1,330人 死亡2,167人 割合1.63倍群馬県 2011年1月 出生1,433人 死亡2,107人 割合1.47倍 2012年1月 出生1,287人 死亡2,263人 割合1.76倍埼玉県 2011年1月 出生5,102人 死亡6,009人 割合1.19倍 2012年1月 出生5,041人 死亡6,233人 割合1.24倍千葉県 2011年1月 出生4,482人 死亡5,561人 割合1.24倍 2012年1月 出生4,435人 死亡5,754人 割合1.30倍東京都 2011年1月 出生9,183人 死亡11,007人 割合1.20倍 2012年1月 出生9,108人 死亡11,319人 割合1.24倍神奈川県 2011年1月 出生6,878人 死亡7,221人 割合1.05倍 2012年1月 出生6,700人 死亡7,416人 割合1.11倍なんと、全都県で割合が悪化しているではありませんか! 特に北関東3県の悪化度合いは、福島県ほどではありませんがちょっと考えさせられるものがあります。先月の日記では「東日本大震災や福島第一原発事故以降、福島県の夫婦は子作りを控えている、いや、子作りなんかする余裕がないってことなんですね」とややぼかした形で書きましたが、この際ハッキリ書きます。これって、「放射能コワイコワイ症候群=放射脳」の結果ではないですか? 「福島県、あるいは北関東は子供を産み育てる環境にはない」などといったネガティブキャンペーンが展開された結果、現実に出生数が減ってしまい、復興はともかくとして今後の都県のマスタープランにも悪影響を及ぼしかねない状況を生じさせたのは間違いないと言っていいでしょう。福島県や北関東で現実に子供を産み育てる環境にあるのかどうかを判断するためには少なくとも医学的知見を有する方の判断を仰ぐ必要があると考えます。ところが放射脳を持つ人々は彼らの主張を「御用学者」などとレッテルを貼り退ける一方で、武田邦彦氏などネット上でデマを流す人々の主張を更に拡散させ、多くのサイレント・マジョリティの心をかき乱した… もういい加減にして欲しいと思います。本当に福島県や関東の住民を救う気持ちがあるのならば、彼らが「心安らかに」暮らせるよう、ネットで発言する機会のある方は発言をセーブして欲しいです。いや、本当に危険だったら危険とハッキリ発言して構わないのですが、その際には、科学的な根拠をきちんと示すべきです。真の復興を後押しするのも足を引っ張るのも私も含めたネット住民の発言にかかっていることを、私たちはもっと強く認識するべきではないでしょうか。
2012.03.01
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時折参考に読んでいる「Maybe Blue」というブログの今日付の記事に、山下俊一氏のインタビュー記事が掲載されていました。山下氏というと、昨年3月の福島第一原発事故以降数ヶ月間はその名前を聞かない日がありませんでしたが、ここしばらくは福島県内にいるんだかいないんだかわからない感がありましたね。今年に入ってからは唯一、「週刊文春」でこんなデマが流された際に軽くバッシングされたのが目立った程度でしょうか。しかしまぁ、「週刊文春」は今週発売の号でもジャーナリストを称する人物を使って山下氏批判をしていたし、相変わらず懲りないなぁ…と半ば呆れてもいます。ところで、その山下氏ですが、昨年7月同時に就任した神谷研二氏と共に、この3月に福島県立医大副学長としての任期切れを迎えます。4月以降一体どういう形で福島県に関わっていくのかは非常に気になるところだしひょっとしたら任期延長というパターンもありかなと思うのですが、googleで「山下副学長 任期」と検索するとトップにこんな記事が出てきたりして、福島県外の世間じゃ「山下副学長」といえば柔道家のことなのかい?と別の意味で頭を痛めてしまう有様。個人的には、山下氏らの任期延長には賛成です。というか、山下氏らの主張は医療に携わる方なら普通に学んでいるはずの知識ですし(余談ですが、山下氏らと同じスタンスで執筆された福島県立医大教授のブログ「Ketupa blakistoni」(現在は閉鎖)というのもありました)、本来ならば福島県立医大の偉いさんがアドバイザーを務めてもおかしくなかったと思うのですが、どういう事情か、彼らは矢面に立ちませんでした。「県民の危機に対して何らメッセージを発せなかった」という点で福島県立医大はもう少し反省するべき面があると思うし、そのことを抜きにして内部から副学長を昇進させるというのは一県民としてはやって欲しくありません。…とここまで書いてきて、昨年初夏の「山下バッシング」には、アドバイザーとして活躍する山下氏らに対しひょっとしたら県立医大や県庁の一部である種の嫉妬心が湧いてしまった背景があるんじゃないかと、妙な想像が頭をもたげてきました。どこにでもあるような「転校生イジメ」みたいなやつですね。じゃなきゃ、山下氏らがあれほど「科学的に正しいこと」を述べていたにも関わらずバッシングが発生しかつあれほどのムーブメントになり得ませんもの。バッシングする側に何らかのバックボーンがなければあそこまで拡大するのは難しかったはず。何とかネットワークのような反原発一辺倒のいわゆる「左バネ」だけでは彼らの思想に対する「拒否率」もありますから勢力が足りず、そこに余所者を排斥する田舎者根性の権化のようなものがプラスされてこそあれほどのバッシングになってしまったのだと、私は思うのです。そんな疑念があるからこそ、私は、福島県政や下手すると一部の福島県民にすらも、批判的な目を向けたりもします。冒頭に紹介した「Maybe Blue」に話を戻すと、各エントリでは福島県の復興に対し妨害勢力となりそうなありとあらゆる人物や主張に対し批判を加えているのに対し、「福島県への思いが強すぎる」こともあってか、県政や県民に対する視線は異常なまでに優しい。その点に、強い不満を感じます。福島第一原発の事故に対し佐藤雄平知事は何一つ強固なリーダーシップを発揮することができていないしそのせいで事態の進展が遅れている面は間違いなくある訳です。そのことは多くの県民が肌で感じているのに、「Maybe Blue」では佐藤知事に対して殆ど批判せず、むしろ同情的な文面ばかりが並びます。そう言えば、「Maybe Blue」では「福島の人はいい人ばかり」というようなことも書かれていましたが、それを私は疑います。福島県が真に復興するためには人々の主張に対して真贋を見極める目をもっと養うべきで、「福島県民(あるいは福島県出身)だから…」という理由でその人の主張を丸々受け入れてしまうのは、余計なバイアスでしかありません。復興に向けて、我々県民自身も自らの来し方自体を反省し、そして考え方を改めなければならない部分はあるのではないでしょうか。その意味でも、山下氏らを(少なくとも政治的魂胆が仄見える形で)副学長の座から下ろすことには、現時点では反対します。
2012.03.01
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昨日から今朝にかけての福島県内のニュースは、川内村の「帰村宣言」一色でした。村を再生しようとする遠藤村長の意気込みには拍手を送りたいし今後も応援したいと思いますが、その一方で、村民からはあまり歓迎されている様子には見えないのが気になります。福島第一原発付近ほどではないものの放射線量が高いことや、医療や商店などのインフラが不十分なこと、帰村しても定職が見つからないことなどが、村民が帰村をためらう理由になっているようです。特に後二者に関しては、元々川内村の生活圏は東に接する富岡町に依存することが多く、同町が避難区域から解除されない限り容易に解決するのが難しい問題と言えるかもしれません。つまり、川内村の帰村成功のカギを握るのは、生活圏の大転換を図ること。川内村でもそのことは認識しており、原発事故前は富岡町方面にしか運行されていなかった町外への路線バスを、西隣の小野町や田村市方面に運行させる方針を示しています。現在川内村の仮役場は郡山市のビッグパレットふくしま付近に設けられており周辺には避難中の村民が多く身を寄せているから、田村地方の市町を介して川内村と郡山市とのアクセスの便宜を図るとともに同一の生活圏を形成させようとする方向性は理解できます。しかしその一方で、川内村と田村地方とを結ぶ道路網が総じて貧弱なのが気がかりです。真北に位置する田村市都路町とを結ぶ国道399号線こそきちんと整備されていますが、この道路を経由して田村地方へ行くのは若干遠回り。逆に最短ルートは田村市大越町とを結ぶ県道富岡大越線や田村市滝根町や小野町とを結ぶ主要地方道小野富岡線~それにしても、道路名に「富岡」という名前が出てくる点が、川内村が中通りと富岡町とを結ぶルート上に位置していることの証左と言えますが~経由になるものの、両路線ともかなりの区間の狭隘区間が存在し、幹線道路として利用するのはいささか心許ありません。そこで、田村地方と川内村とを結ぶ道路を整備してもらえないだろうかと、県にお願いしたい次第。村の雇用確保にも繋がるし、富岡町が将来帰町事業を行う際のメインルートとしても機能するのではないかと思います。また、これと同時に、川内村の真南のいわき市へと通じる国道399号線も、整備促進が図られるとベターですね。とにもかくにも、川内村の今後の奮闘を、期待しています。草野心平 ほとばしる詩魂(DVD) ◆20%OFF!
2012.02.01
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昨日の朝から、山梨県東部で地震が相次いでいますね。こちらの情報で確認すると、昨日の朝から今日の午後9時までに有感地震が約20回。震度3以上が5回もあるのが凄まじさを物語ります。この地域は、少なくとも昨年までの数年間では大きな地震の震源とはなっていません。それがどうしてまた、昨日からの群発地震に結びついたのか? 気象庁は富士山噴火や東海大地震との関連性を否定していますが、いや、実は関連性があるんじゃないかと、想像やら妄想やらを巡らせてしまう始末です。でも、この妄想が、禁物なんですよね。福島第一原発の事故でイヤと言うほど体験しましたが、放射線の専門家を称する一部の知識人を含めて放射線や放射性物質の危険性を必要以上に煽る輩が多いせいで、福島県民の多くが精神的に参っているという現実があります。今回の原発事故による健康被害は、放射線や放射性物質よりもストレスによるものの方がずっと大きい。こちらの記事は計画的避難区域に指定された飯舘村の人々を巡る現状です。これと似たような事態が避難区域でない地域にも確実に起こっていて、みんな妙に心がささくれだっている感があります。科学的根拠に基づいていない危険を煽る言動は、ともすれば「転ばぬ先の杖」の効果をもたらせてくれるかもしれませんが、心のささくれをより先鋭化し、結果として身体をも蝕みかねないのです。だから、天変地異や大事故が起こった際には、直感だの嗅覚だのといったスピリチュアリズムに安易に身を委ねることは極力避け、専門家の科学的根拠に基づく主張に素直に耳を傾けることが何より大切だと、私は経験的に考えます。そんなことを言うと「その専門家は『御用学者』だから主張が信用できない」などと口にする方も一定数いらっしゃいますが、私に言わせれば、「彼らを御用学者と決めつけるのは何故? そこまで言うなら根拠をきちんと示してよ!」となります。根拠を第一義に置いて物事を考えたいのです。私個人の感覚だって二の次、三の次ですから、ましてや赤の他人の直感や嗅覚なんて頼れるはずがありません。そんな訳で、今回の山梨県での地震も、専門家が富士山噴火や東海大地震との関連性がないと主張している以上、個人的な妄想は脇に置いて、その主張を信じます。無闇に妄想を口にし、ブログやツイッターなどで発表するのは愚の骨頂。いたずらに風評被害を煽り、周辺地域の方々の精神や身体に傷をつけかねません。特にこの地域は観光業が盛んであるだけに、軽はずみな言動は避けるよう、自身を戒めるとともにこのブログをご覧になっている方々にもお願いしたい次第です。バナジウムを多く含んだ弱アルカリ性のまろやかな軟水!災害備蓄用に最適!富士ミネラルウォーター「富士五湖」500ml ペットボトル 24本入(賞味期限2013.1.18)
2012.01.29
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今日の午後8時45分に、川内村で震度5弱を記録する地震がありましたね。我が家も結構長い時間揺れました。確か最大震度5弱以上を記録した地震は平均して年4回発生していたと記憶しているのですが、早くも1回目が来たということですね。ちなみに、前回の最大震度5弱以上を記録した地震は、昨年11月24日に北海道浦河沖で発生したマグニチュード6.1の地震。従って、約2ヶ月ぶりの震度5弱以上ということになります。このペースでいくと、今年はあと5回、震度5弱以上の地震に見舞われるということになるでしょうか。昨年はなんと68回もあったというからさすがにそれよりはペースは落ちるものの、平年よりは多い訳で、警戒心を解かずに日々過ごしていかねばと改めて思った次第です。【エントリーで1/13(金)10:00~1/29(日)9:59までポイント10倍以上】【中古】afb 新書 この地名が危ない 大地震・大津波があなた【10P13Jan12】【画】
2012.01.23
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4ヶ月前に書いたこちらの日記で、福島県の人口のうち「自然減」の比率が上昇傾向にあることを書きました。実はこの傾向、県のデータによると昨年7月以降も続いています。以下紹介すると、2011年7月 出生1,314人 死亡1,806人 差引▲ 492人 死亡/出生≒1.37倍2011年8月 出生1,385人 死亡1,992人 差引▲ 607人 死亡/出生≒1.44倍2011年9月 出生1,354人 死亡1,700人 差引▲ 346人 死亡/出生≒1.26倍2011年10月 出生1,308人 死亡1,899人 差引▲ 591人 死亡/出生≒1.45倍2011年11月 出生1,209人 死亡2,050人 差引▲ 841人 死亡/出生≒1.70倍2011年12月 出生 986人 死亡2,024人 差引▲1,038人 死亡/出生≒2.05倍となり、死亡/出生の割合を前年及び前々年の同月ごとに追っていくと、7月 1.13⇒1.21⇒1.378月 1.08⇒1.25⇒1.449月 1.13⇒1.25⇒1.2610月 1.22⇒1.37⇒1.4511月 1.47⇒1.49⇒1.7012月 1.39⇒1.50⇒2.05やはり上昇傾向が続いていることがわかります。特に12月の2.05倍というのは何と言ったら良いのやら… 1人生まれる間に2人以上亡くなっているのだから、とんでもないペースです。震災直後の昨年3月が2.59倍、同じく4月が2.10倍でしたから、12月も非常事態継続中と言っていいかもしれません。しかも、12月の出生数が986人と、11月以前に比べて激減しています。前年12月が1,303人、前々年12月が1,310人だから、同月比で見ても異常な減り具合です。これが何を意味するのかというと、東日本大震災や福島第一原発事故以降、福島県の夫婦は子作りを控えている、いや、子作りなんかする余裕がないってことなんですね。その影響が、12月からまともに出始めているのです。恐らく1月以降も、出生数の激減という傾向は続くと思います。しかも折悪く、1、2月は元々亡くなる方が多い月でもあるので、死亡/出生の割合で2.5~3.0前後、つまり震災時より酷いペースを覚悟しなければならないかもしれません。死亡数の増加のみならず、出生数の激減に伴う人口の自然減… そんな負のスパイラルから脱却するためにも、安心して子供を産める福島県が一日も早く復活してくれることを、願わずにはいられません。【送料無料】少子化克服への最終処方箋
2012.01.20
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今日はお昼と午後2時過ぎに、地震がありましたね。最大震度は5弱にまでならなかったけれど、緊急地震速報も久々に耳にしたし、あまり気分の良いものではないですね。東日本大震災の余震活動は未だ収まっていないということなのでしょうか。そう言えば、明日は13日の金曜日ですね。不気味さが増す1月中旬なのであります。ところで、以前の日記に書いたかどうか忘れましたが、明後日の14日に大崎八幡宮で催されるどんと祭にて、裸参りに参列する予定です。寒いのは致し方ないので我慢して歩きますけど(おいおい)、歩いている最中に大地震なんて事態は勘弁して欲しいものです。まさに、運を天に祈るような気持ちです。冷蔵庫の転倒防止地震対策にオススメ!家具の転倒防止に役立つ耐震収納ラック(耐震上置) 今後の余震にも十分ご注意下さい冷蔵庫上じしん作くん ハイタイプ(冷蔵庫専用転倒防止地震対策)【smtb-f】【地震対策 転倒防止】【隙間収納】★キッチンポイント最大10倍★0116
2012.01.12
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いろいろあった今年の締めくくりも、結局紅白でした。マンネリと言われようと、この習慣だけは変わらないですね~ 子供達も「眠い」とかこぼしつつテンション高く付き合っています(笑)今から妻が、年越しそばの準備を進めるところです。この点もいつもの年越し。でも、紅白の内容が、「歌の力で復興支援」的になっているのが、若干気になりますね。被災地の住民としては励まされるのは非常にありがたいのですが、「気を遣わせているのではないか…」と、かえって重荷になっていたりもします。「いつもの紅白」でいいです。「いつもの年越し」を私たちに提供して欲しいなとある意味贅沢な要求をこぼしたくもなります。だめだ。どうしても不満が先に出てしまう。これだけ気を遣ってもらってるのに… 東日本大震災や福島第一原発事故があってからというもの、負の感情が表に出ることが多くなったかもしれません。このブログをご覧になっている方にも、不愉快な思いをさせてしまう機会が多くなったかもしれません。その点は、お詫び申し上げます。やっぱりどう考えても、今年は「いつもの年」ではなかったですよね。じゃなきゃ「いつも」をこれほどまでに要求しませんもの。下手すると来年も再来年も福島県には来ないかもしれない「いつも」… でもいつかその日が来るのを願いつつ、とりあえず2011年のブログ書き納めとしたいと思います。【送料無料】 緊急解説!福島第一原発事故と放射線 NHK出版新書 / 水野倫之 【新書】
2011.12.31
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今日は寒かったですね~ 強風の影響で電車も朝から間引き運転だということで帰路は戦々恐々でしたが、何とか帰宅することができました。風もそうですが、北海道や日本海側では雪もだいぶ降ったようです。これらの地域では、どうやら度を過ぎたホワイト・クリスマスとなりそうな予感です。福島県内でも会津地方が同様の空模様となる見込み。原発付近から避難してきた方や自主避難の方って、これらの地域に逃れた方が多いんですよね。ある程度予想はされていたのでしょうが、慣れない豪雪にどのように対処されるのか? 可哀想な気もします。震災や原発事故がなければ、住み慣れたふるさとで落ち着いたクリスマスを過ごせていただろうに…【中古】 日本海・豪雪列車殺人号 (光文社文庫)
2011.12.23
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福島県の人口は、11月1日現在で199万人すら割り込んでしまいましたね。数字を見ていると、もう溜息しか出ません。県のホームページに前年同期(3月1日~10月31日)との比較が出ていたのでちょっと見比べていたのですが、昨年が、3月1日現在人口 2,038,598人出生 10,973人死亡 14,585人自然増減 △ 3,612人転入 44,531人転出 50,053人社会増減 △ 5,522人11月1日現在人口 2,028,778人なのに対し、今年は、3月1日現在人口 2,024,401人出生 10,526人死亡 17,599人自然増減 △ 7,073人転入 40,472人転出 70,760人社会増減 △ 30,288人11月1日現在人口 1,987,040人ですから、まさに急減です。でも、数値をよく見ると、出生や転入にはさほど大幅な変化がないんですよね。死亡や転出の増加が人口急減に直結していることがわかるかと思います。転出については覚悟していましたが、死亡がここまで増加していたのは驚きでした。昨年と今年とを比較すると自然増減は3,461人のマイナスとなっていますが、東日本大震災による福島県内の死者数は1,605人であり行方不明者を加えても1,826人に留まるので、残り1,635人分の増加要因は、震災や原発事故によるストレスによるものなのか…と推察します。転出については、原発周辺や都市部の突出ぶりが目立ちます。昨年との比較で例示すると、南相馬市 △ 285人⇒△3,445人富岡町 △ 10人⇒△1,071人浪江町 △ 65人⇒△1,160人福島市 △ 301人⇒△4,180人郡山市 △ 147人⇒△6,781人いわき市 △ 975人⇒△6,142人惨状に目を覆いたくなります。【中古】 人口減少 日本はこう変わる
2011.12.21
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私の住む桑折町の小学校では、明日2学期の終業式を迎えます。でもって、1月9日の成人の日まで冬休みとなります。ところが、福島市では、夏休みを1週間延長したしわ寄せがモロに来ていて、終業式が12月27日で冬休みは翌日から1月3日までのわずか1週間! 官公署並みの日数しかないのです。それもこれも、原発事故の影響ですね。先生の異動も夏休みを境に行われましたし、屋外活動も1学期中は軒並み自粛。今年1年完全にペースを狂わされた格好です。いかんいかん。ついつい愚痴モードに入ってしまいますね。だからこそ、家庭では普段通りの生活を心がけることが大切になってくるのではないかとも思います。余計なストレスを子供にかけてしまうことこそ、避けなければならないのかな、と。ひょっとしたら、来年以降も、子供達にとっての試練は続くのかもしれません。長期戦覚悟で、放射能や放射「脳」から子供達を守らなければ…木製・手作り・工作・キット・クラフト・工作・夏休み・宿題・図工・美術・木工・おこさま・ランチ・お子様・冬休み・おこさまランチプレート にんじんパーツ
2011.12.21
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(納得いかない話 その1)福島市渡利地区で生産されたコメから国の暫定規制値を上回る放射性セシウムが検出されたことを受けて、昨日、旧福島市で生産されたコメが出荷停止の措置を受けました。このニュースを聞いて「旧福島市?」と驚いたのが、妻。どうやら、2008年に編入された旧飯野町を除く福島市全域のコメが出荷停止になったと解釈してしまったようです。そう思った方は、ひょっとしたら少なくないかもしれません。逆に私は、「旧渡利村じゃないの?」と驚いたクチ。渡利のコメで福島市内の他地域までとばっちりを食うのは、あまりにも理不尽な話だと思ったのです。調べてみると、コメの出荷停止を受けた「旧福島市」とは「1950年現在における福島市域」とのことだそうです。旧渡利村は1947年に福島市に編入されているので、1950年で区切れば確かに旧福島市に入ります。ちなみに、1947年には、杉妻村、瀬上町、鎌田村、岡山村、清水村も福島市に編入されており、これらの地域も同様に「旧福島市」で出荷停止の対象ということになります。しかし、その一方で、旧瀬上町や旧鎌田村と隣接し両地区と一緒に「北信地区」として一括りにされることの多い旧余目村は1954年に福島市に編入されたためコメも出荷停止にならないし、渡利地区とは阿武隈川を挟んで近いところで1キロ程度しか離れていない旧吉井田村も1955年に福島市に編入された地域だからやはり出荷停止の対象外となります。また、渡利地区の南側で境を接する旧立子山村もやはり1955年の編入になるため対象外…こんな感じで見ていくと、「旧福島市」という枠組は、やっぱり理不尽だよなぁ… また、妻が誤解してしまったように、「旧福島市」と報道されてしまったことにより、出荷停止の対象外となった福島市のコメに対して悪影響が出るのではないかという心配もあります。町村合併がほんの数年早かっただけでこの仕打ちというのは、納得いきません。福島市内のコメの出荷基準の基礎単位は1947年以前の旧町村の枠組にして欲しいなと思います。(納得いかない話 その2)本日行われた文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会において、原発事故後に政府が避難指示を出した区域以外の福島県内の被災者に対し、対象地域23市町村から避難した人(自主避難者)と自宅にとどまった人(滞在者)の別に関わらず、一律一人当たり8万円の賠償を認めるとする指針がまとめられました。なお、放射線の影響が大きいとされる妊婦及び18歳以下の子供に対しては、賠償額が一人当たり40万円に引き上げられるとのことです。じゃぁ、18歳以下の妊婦はいくらもらえるんだという下らないツッコミ(苦笑)はともかくとして、対象地域には、私の住む桑折町も含まれます。特に子供に対しては出産一時金なみの金額が支払われるということもあり、逆に「こんなにもらっていいのだろうか?」と恐縮している次第です。でも、お金をもらっちゃうと、これまで自由に語ってきた東京電力や政府への批判がしづらくなっちゃいますね。実際にそう言われてしまうかはともかくとして「金をもらっておきながらまだ批判するのか」と後ろ指を指されそうな気がして仕方がない。私自身、原発所在地の大熊町や双葉町に対して「多額の交付金や固定資産税をもらっておきながらなんだその態度は!」と当ブログで毒づいたことがあるだけに、逆の立場に立たされるプレッシャーをそれなりに感じとってしまうのです。そう考えると、この賠償金は、一種の「口止め料」と考えられなくもないですね。かと言って、「俺はもっと自由に発言したいから、金なんてもらわないぞ!」と豪語できるほどの肝っ玉もないしなぁ… 私はともかくとして、屋外での活動が制限され満足な授業が行えないことが少なくなかった子供達や彼らをサポートしてきた妻への補償は、金額の多寡に関わらずやはり必要だと感じますしね。私の自由な発言など、ハッキリ言ってどうでもいいことです。納得がいかない面はあるけれども、納得しなければならない面もある話と言えるでしょう。ただ、賠償金を払う立場の方々に対しては、「金を払ったのだから除染活動や復興支援についての多少の手抜きは差し支えないだろう」などという態度は絶対にとって欲しくないと、太い釘を刺しておきたいですね。誠意は金には代えられません。また、賠償金をもらう立場としても、遊興費などにパーっと遣ってしまう県民が続出するのではないかという懸念があります。なけなしの財源から支払われる貴重なお金ですから、有効に活用したいものですね。
2011.12.06
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今日の午前中は、子供絡みのイベントをハシゴしてきました。詳細はfacebookに掲載しております。おかげで午後はすっかりグロッキー状態。コタツで寝入っておりました(苦笑)そんな感じでグータラしている間、福島市内では東日本女子駅伝が無事に開催されたようですね。放射線の影響で開催が危ぶまれた…というか、メロリンQなど「東日本女子駅伝を中止に追い込みたい」などと息巻いていたそうですが、特段の混乱もなく競技が終了したことに安心しています。私は寝過ごして観ていません(←ひつこい)が、最終盤のトラックまでもつれ込んだ神奈川県と長野県の優勝争い、4位に入賞した地元・福島県など、見どころもそれなりにあったとのこと。楽観的との批判を受けるかもしれませんが、個人的には、福島第一原発事故でバラ撒かれた放射性物質による健康への影響は、殆どないと考えています(ただ、原発作業員の方だけが心配です)。むしろ気になるのは、放射線が危険だ不安だと騒ぎ立てる「放射脳」の影響であり、この点は山下俊一氏や浦島充佳氏が講演などで再三指摘しています。だから彼らは「放射脳」の持ち主から叩かれるのかなとも思うのですが(苦笑)「放射脳」を撃退するためにも、福島県民がもっと楽しめ、前向きになれるようなイベントが、もっと展開されるといいですね。この歌詞にあるような生活を、送っていきたいものです。★11/12 10:00~11/15 23:59までポイント最大18倍★ave(エイヴ)CD「僕の歌は、君の歌。それが福の歌。」
2011.11.13
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ちょくちょくROMっている信夫山ネコの憂うつをはじめ福島県内から発信しているいくつかのブログにおいて、9月と10月に大阪にて行われた「葬列デモ」への批判がなされていますね。私も、このデモは、醜悪の一言に尽きるなと思います。今の福島県の放射線量で確実に子供達がガンで亡くなるという科学的根拠があるなら理解できるのですが、そうでない場合、このデモは単なる「風評被害の拡散」に過ぎません。そして、それより何より、福島県に住む子供の親として一言。「うちの子供の葬式を勝手にやるな(怒)」「信夫山ネコの憂うつ」でも書かれていましたが、1986年に発生した東京・中野富士見中学校のいじめ自殺事件で話題になった「葬式ごっこ」を彷彿とさせる行為ですね。自殺した生徒と私とは同学齢だったので、この喩えは非常に身に堪えます。このデモに対する大方の反応もまた、どうやら否定的なもののようです。福島第一原発事故の発生と同時に盛り上がりを見せた反原発の動きですが、葬列デモの主催者のように先鋭化、カルト化が進んでしまうと、機運は一気にしぼみ、逆に「反・反原発」の動きが噴出する兆候があったりもします。「原発廃止には賛成だけど、ああいうデモはちょっと…」というサイレントマジョリティ-の中から新しい(ソフトな)反原発、脱原発理論が立ち上がって欲しいと、個人的には願っています。なぜなら、現在の状況が長期化してしまうと、福島県内から自主的に避難された方々が、「反原発カルトの信者」とレッテルを貼られかねない懸念があるから。実際、「信夫山ネコの憂うつ」でも書かれていたのですが、一部の自主避難者が自己正当化のために「福島=危険」説を声高に主張している傾向もあるようですし、復興や除染にむけての動きを通じて地域社会が結束力を強めつつある中で、自主避難者だけが蚊帳の外に置かれているのもまた事実。彼らが後ろめたさを感じず地域社会に復帰するためには、避難した方、残った方双方が納得できる理論が、絶対に必要だと思います。と同時に、「反・反原発」の動きもまた、奇妙な先鋭化が見られないかどうか、特定の思想にオルグされていないかどうか、我々は気を配るべきなのかもしれません。葬式ごっこ中野富士見中学いじめ自殺 朝日新開社会部【中古】afb
2011.11.06
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昨日、みんなの党の渡辺代表が福島県庁を訪れ、佐藤知事と会談しました。その様子が、今朝の「福島民友」に書かれています。【渡辺代表が政府批判 原発対応で知事と会談】みんなの党の渡辺喜美代表は26日来県し、佐藤雄平知事と会談した。渡辺代表は東京電力福島第1原発事故に伴う本県の除染をめぐり、政府の対応の遅さを批判した。渡辺代表は同日に福島市内で除染などを視察したことに触れ「国は平時モードの感覚が抜けていない。除染の必要性は何カ月も前から分かっていた」と述べ「増税プランができないと復興予算が組めないという発想が問題の根本」と国会で追及する考えを示した。佐藤知事は「原発事故は福島だけの問題ではない。心配なのは風化すること。常に福島の状況を頭に入れて支援して欲しい」と要請した。渡辺代表は会見後、県庁で記者会見し、東電の賠償について「十分な賠償の原資を生み出す必要がある」と述べ、破綻処理の必要性を強調した。まぁ、そういう話もあったのでしょう。が、今朝の「日刊スポーツ」によると、こんな内容の記事も出ていたりするのです。【みんなの党渡辺代表 福島県知事を批判】福島県を26日訪れて佐藤雄平知事と会談した、みんなの党の渡辺喜美代表は福島市内で記者会見し「知事から『福島のことは福島で解決する』という気概が全く読み取れず、がくぜんとした。決断できる知事なのか非常に疑問に思った」と批判した。会談は冒頭だけの公開。渡辺代表によると、震災からの復興を「地域主権型道州制」につなげるべきだとの自身の主張を展開したのに対し、知事が「こんな非常事態の時に、道州制なんてできっこないでしょう」と応じたという。県側は会談について「知事は『まず復興に向かって取り組まねばいけない時だ』と主張したまでだ」と説明した。渡辺代表は記者会見で「非常事態時こそ地域主権を目指して権限、財源、人間を移譲する必要がある」と指摘。「これから知事の決断力が非常に大事になってくる。この知事は本当に被災者の味方なのか」と述べた。こっぴどく批判されてしまいましたね~ 佐藤知事(苦笑)道州制云々はともかく、確かに渡辺氏の指摘通り、佐藤知事には決断力やリーダーシップが欠けているような気がします。口では「非常事態」と言っている割には、渡辺氏から見て「平時モードの感覚」だったのでしょうね。【送料無料選択可!】『アジェンダ』で日本を変える! (単行本・ムック) / みんなの党 編著 渡辺 喜美 責任編集
2011.10.27
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今日、我が家に、県民健康管理調査の用紙が届きました。暇にまかせて記入してみました。一人分の調査項目を埋めるのに、1時間もかからなかったかな。多くの方がおっしゃるほどの面倒臭さは感じませんでした。もっとも、これは私がブログを執筆していて、各日(特に3月11日~25日)の状況を思い出しやすい環境にあるおかげ。ブログや日記を執筆する習慣がない方は大雑把にしか記入できないだろうと思います。だからこの調査には意味がないのでは? と思う方も少なくないでしょうが、個人的には、残された記憶力をフルに振り絞って、できる限り記入事項を埋めることをお勧めします。過去の行動を県に突きつけることが各々の放射線被害を訴えることにも繋がるからです。「これだけ書くから私の被曝量をできるだけ正確に測ってね」という気持ちで書けば、かなりの項目を埋めることができるのではないでしょうか。携帯メールの送受信履歴あたりは、記憶を思い出す上で結構参考になるかと思います。逆に、「我々のデータが誰かの研究対象になるかもしれない。我々はモルモットではない!」といった懸念は、調査を提出する意向があるのであれば、排除した方がいいでしょう。そのような考えがあるならば、最初から調査を提出しない方が賢明です。調査書の説明にも「本調査への回答はご本人の自由意思によるものです。回答をされなくても、何ら不利益を被ることはありません。」としっかり書いてますし、提出するしないの意志の自由は保証されています。701I-13-2-7_0000033【中古】afb送料無料☆MHIマニュアル 児童生徒の自記式健康調査と健康教育の実際 [単行本] by 佐藤 昭三
2011.09.25
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ここ1ヶ月ほどの傾向として、福島第一原発事故における被害は「放射線の影響」よりも「精神的な影響」の方が大きいという認識が、少なくとも福島県民の間では急速に広まりつつあるように思います。先週福島県立医大で行われたシンポジウムでも、こんな発言がなされていますね。で、その結果どういう事態が起こっているのかというと、いわゆる「危険煽り派」の知識人や著名人がバッシングされる事態が増えてきたんですね。その総本山とも言えるブログに、福島市在住のネコ(笑)が執筆している「信夫山ネコの憂うつ」というのがあるのですが、結構感情的で過激な内容の割には、賛同するコメントが数多く寄せられています(まぁ、内容に反対するコメントは徹底的に「除染」されているのかもしれませんが…)。批判の範疇には、国内外のマスコミやジャーナリスト、専門家と称する個人や団体はもちろんのこと、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」や「福島大学災害支援フォーラム」といった、「危険煽り派」の影響を受けた「放射線の素人」をも含みます。また、以前にも紹介した「ひまわりの種」というブログ(こちらを執筆されている方は福島市在住の女性小児科医)においても、3ヶ月前に書かれた「福島で暮らすということ~小児科医として思うこと」というエントリには否定的なコメントも相応に寄せられているのに対し、先月下旬に書かれた「リスクのとらえ方と伝え方」というエントリでは否定的なコメントの数自体が減った上にその否定的コメントを痛烈に批判するコメントも増えているのが確認できます。こんな実例を書き綴っていくと、「本来放射性物質を撒き散らかしたのは政府や東京電力じゃないか! 批判するならそちらにしろ!」といった類の「危険煽り派」の怒声が聞こえてきそうです(実際に武田邦彦氏などはこの趣旨の発言をしました)が、よくよく考えてみると、その撒き散らかされた放射性物質が人体にどのような影響があるのかろくすっぽ正確な評価もせず、危険だと一方的に断じた上で声高に主張した点については、批判されてしかるべき部分は大きいでしょうね。。まぁ、「危険煽り派」の影響を受けた「放射線の素人」さん達に対しては、福島県民を思うあまりの発言も散見されるので特に批判をするつもりはないですが、彼らの一部には福島県に留まって頑張ろうとする人たちを「茹で蛙」などと称して揶揄する傾向も見られたのもまた事実です。心ある方ならば、この「茹で蛙の逆襲」に対し、過去の発言を批判的に振り返るなど何らかのアクションを起こすべきかと考えます。と同時に、逆襲に転じた茹で蛙の皆さま(失礼!)も、少なくとも「危険煽り派」の影響を受けた「放射線の素人」に対する過度な攻撃は控えてもらえると嬉しいです。心に余裕のある方ならば、彼らがそのように発言した背景も忖度して欲しいと切に願います。原発事故に伴う「精神的な被害」は、お互いに協力して極力減らさないと… ですよね(笑)【送料無料 レビューでQuoカードget!】 SOEKS [01M] ガイガーカウンター 01-M 携帯放射能測定器 放射線検知 放射能 被爆対策 原発事故SOEKS [01M] ガイガーカウンター 01-M 携帯放射能測定器 放射線検知 放射能 被爆対策 原発事故
2011.09.19
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最近ちょくちょく訪れているブログのひとつに、「Ketupa blakistoni」というブログがあります。執筆されている方はどうやら福島県立医大の先生のようなのですが、内容が深い! 感情論に流されない筆致には、見習わなきゃなと思う部分が多々あります。最近執筆された文章を読むと、例えば「位置」と題された一文。自主避難から戻ってきた子供達をどのように迎え入れればいいのだろうかと苦悩する様子には、深く同感します。地元に残り続けた子供達が自主避難帰りの子供を迎え入れる鍵は、親が握っていると、個人的には考えます。「Ketupa blakistoni」の内容からは少しずれますが、残った側、避難した側、双方の親が価値相対主義的な考え方を徹底させないと、言い換えると「考え方の違う人」を受け入れる度量を示さないと、子供の動向にも影響してくると思うのですが…また、「The International Expert Synposium in Fukushima -Radiation and Health Risk」と題された一文では一昨日から昨日にかけて福島県立医大にて開催された放射線の専門者の国際会議のことが書かれていましたが、その中に、こんな文章があったのが、非常に印象に残りました。「当たり前ですが、感じたのは、とくにこういう前例のない事態においては、優れた専門家の話でないと相手にしたらだめ。この議論で誰もがもっとも大事と考え、だけど誰もが悩んでいたことは、どうやれば一般市民に正しい情報が伝わるかということ。今回の事故で、最大の健康被害は精神的な損害であることは、いままで書いてきたとおりで、彼らもそう言ってました。何しろ、それで沖縄まで避難してる人がいるんです。こういう話を学会でやると受けるんですが、どれほど我々が辛い気持ちだったかは福島に住んでる人間にしかわからないでしょう。まともな判断をするのはとても難しい状況でした。しかし、では、でたらめな報道や、ネットに猛烈な数あるずさんな研究が我々を痛めつけるのを、どうやれば防げるのか、これには、誰もが正解もなく、頭を抱えていました。一人が、よくあるずさんな研究の例を出していました。Scientific Americanにその手の研究例として紹介されていたもののようです。題名のBad "Science" scares peopleとはまさにその通り。」「悪い『科学』は人々を怖がらせる」ハマり過ぎてもう苦笑するしかないですね。しかし、その悪い科学を信じ切っている人が一定数いるのも事実であり、彼らをマインドコントロールから解き放つためには相当な苦労が必要なのではないかと思います。この際にも、先に述べた価値相対的な考え方が、重要視されるべきなのでしょう。「たぶん、最も手強い相手は、人の心・・・。」これは、「Ketupa blakistoni」と同じく私がちょくちょく訪問している「ひまわりの種」というブログに書かれていたフレーズですが、福島第一原発事故に関連しての住民の健康を巡る動向は、事故後半年を経て「心理戦」に移行しつつあるのかな… と感じる次第です。【送料無料選択可!】正しく怖がる放射能の話 100の疑問「Q&A」長崎から答えます (長崎文献ブックレット) (単行本・ムック) / 山下俊一/監修
2011.09.13
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今朝の新聞のトップ記事は、舌禍問題を繰り返した鉢呂経産相が辞任を表明したニュースでした。今日は東日本大震災から半年という節目の日だというのに、何とも情けない話だとしか言いようがありません。「死の町」発言については、「だから、再生のために力を尽くさねばならない」という決意をもって発言したのであれば、まぁ許せます。しかし、「放射能が移る」はないでしょう。放射性物質は、人と人とが触れる程度では殆ど移りません。閣僚、それも原発を管轄する省のトップがそんな誤解を招くフレーズを口にすること自体、不適格だと言わざるを得ません。震災以降、舌禍問題で辞任した閣僚は、松本龍元復興担当相に続いて二人目。二人とも旧社会党出身で就任9日目の辞任という奇妙な共通点があります。この辺、ある意味呪われているのでしょうか? いやいや、やっぱり本人の資質とヤル気の問題なんでしょうね。ただし、松本氏の発言は、好意的に捉えれば、「国と地方との関係」について問題を提起している部分もありました。それに比べて鉢呂氏は… 緊張感の欠如した発言ですね。こりゃ。震災から半年経っても緊張感に欠ける閣僚、そして内閣、政治… 節目の日にこんな日記を書く羽目になるとは思ってもみませんでした。日本は今後、どこへ漂流してしまうのだろう?【野田佳彦】【湯呑み】歴代首相・総理大臣の似顔絵がズラリ! 野田佳彦総理入り 歴代首相湯呑み カラーver【どじょう】
2011.09.11
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