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ここの存在を知ったのはもう15年も前のことか・・・。大学の教授に面白いお店があることを教
えてもらい、食い物に関して敏速に動くのは私のひとつの取得だし、話の内容がやたらと自身
方に囲まれた鳥の声しか聞こえない所で、そこに例の藁葺き小屋がひっそりと建っている。な
るほど、これはいい、やけに懐かしい風情を漂わす。中は囲炉裏が数ヶ所あり、そこを囲んで
食事するわけだ。純朴そうないわゆる田舎のおばさんが食材を運んでくる。アマゴを頭から竹
串に刺し、囲炉裏の灰の上に刺す。アマゴよし、但馬肉よし、地卵よし、風情よし、やけに自身
を納得させている。この男の頭にはもう次の企画がおぼろながら構築されている。「よし!今
度の親睦会はここだ!」。小さいながらも宿泊できる場所もあり1泊をかねての懇親会は素晴
らしい企画だと自分自身に酔っているフシがあった。数日後、まったく統制のとれてない学生
男女30名を引き連れ、くたくたになりながら到着した。「どや!・・ええやろ!」「感激物やろ・・」
なぜか私だけがテンションが高いような気がする。「みんなこれ着ろ~」「先生・・・・何やこ
れ・・」。お前らこんなもん知らんのか・・・どてらや」「今日から田吾作になるんや!」一人ではし
ゃいでいる私をさめた目で見ていたのは気のせいか・・・。美味しい、美味しいと言いながら、そ
の食べっぷりから気に入ってくれたことは察しられた。酔い覚ましに2~3人の学生を連れて外
に出るが晩秋の夜は寒い。しかし満天の星空である。こんなにも星があったことが感激であ
る。流れ星が次から次えと消えては現れる。♪空に星があるよ~に・・・・・。♪星はなんでもし
っている~。知っているだけの星の歌を2~3曲口ずさんでいるといつの間にか学生たちは消
え、私一人になっていた。