PR
Keyword Search
Freepage List
Calendar
Comments

のサザエさん似の"おねえちゃん"には幼い頃の思い出がある。長屋住まいで内風呂が無
く、近くの銭湯へ母親に連れられて行くのだが、もちろん母親と一緒に女湯へと入る。そこ
る大きな声が記憶に残っている。当時は女湯は赤ちゃんが非常に多かった。お母さんが
風呂から上がる前に赤ちゃんをこの"おねえちゃん"に渡す。母親から受け取り手際よく赤
ちゃんの体を拭き、木綿のオシメをし、ベビー服を着さす。"お姉ちゃん"の仕事は非常に
激務である。そんなおねえちゃんは私のよき遊び相手でよく可愛がってくれたもので、そん
な銭湯通いは私にとっては楽しみの一つであり、また遊び場であったのだ。湯船は小さな
がらもプールと同じ感覚なのである。隠しもってきた水中眼鏡を持ってきては素もぐりの練
習である。回りにとっては非常な迷惑小僧である。母親には風呂桶で殴られ、エコーの聞
いた大浴場は母親の怒った声で響く。風呂から上がっても脱衣場では走りまわりベビーベ
ッドを飛び越える。とうとう頭にきた"おねえちゃん"私を捕まえて、ベビーベッドの下の脱衣
入れの箱に閉じ込められてしまった。子供が一人入るぐらいの大きさであり外から鍵が閉
められる。「うちのあほたれどこに行った?」「吉本に渡した」こんなありさまの話が聞こえ
る。もちろんおねえちゃんはおもしろ半分で閉じ込めたに過ぎないが、当時は吉本に売ら
れるということはもう幼い人間にとってはこれほど恐ろしいことは無いのである。私も高学
年になり学校の同級生の女の子と会う時があり、さすがに一緒に女湯の湯船に浸かって
いるのはバツが悪くその後、慌てて男湯に変わったが私がいる事を知っておきながら恥
ずかしがらず、妖しい笑みを浮かべる女の子の堂々とした裸体の姿と美貌のお母さんの
裸体の姿は情けないことに、この年になってもまだ目に焼きついている。