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ドキドキしてます(笑)前回の更新から2年半以上たってる放置しすぎですね一人目の子育てと二人目を妊娠、出産して、現在は二人の育児中であります。怒られることが得意な愛娘と泣くことが得意な愛息子…毎日が騒がしく、慌しくすぎてます。息子がまだ授乳中なので、寝不足もたたってママは大変でありますでも、毎日成長していく我が子を見てるのは楽しいし、うれしいですと、いうわけで…(←どういうわけ?/笑)少しずつですが、また、小説を書いていけたらいいなぁと思ってます
2010年02月28日
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「うん……男の子って……変わるものなのかなーって思って……」 わたしはぽつりと言った。「何? 男の子?」 真奈の声が裏返ってる。「深夏―。誰のことよぉ?」 花澄は身を乗り出して聞いてくる。「ちょっと、深夏? 何があったの?」「深夏が男の子の話するなんて珍しいじゃない?」 花澄と真奈は興味津々! っていう目をしている。 そうだよね。 だってわたし、全然男の子の話なんてしなかったもん。 そりゃーね、あの子カッコいい! ぐらいは、花澄と一緒になって言うこともあるけど……。 自分からこんなこと話すなんてめったにないもんね。 だから、興味を示すのも分かる気がする。 未だ、好きな人だっていないしね。「もー何々?」「うん……昨日ね、13年ぶりに男の子に会ってね……」「13年ぶりぃ~?」 花澄が驚いてる。「それがさ、すごく変わっちゃって……」 驚いたの何のって……。 全然、分かんないくらいだもん。「そりゃ、変わるでしょ? 13年も前でしょ? うちら、2才? 3才?」 真奈は当然だよ! っていう顔をしてる。「3才……」「3才だもん。変わるよ」「だって! 今、すごいんだよ? 髪は染めてるし、ピアスだってしてるし……全然面影ないんだもん。潤くんじゃないみたい」「深夏、それって、今時の子じゃない? それに、3才と今じゃ、変わってないほうがおかしいよ?」 ったく……何を言い出すかと思ったら……って、真奈が呆れ顔。 そうなんだけど……。 分かってるんだけど、変わりすぎじゃない? ってわたしは言いたいわけで……。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2007年06月19日
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5月7日、3:29に無事、女の子を出産しました~☆つわりや切迫早産を乗り越え、予定日よりかなり早かったのですが、無事に産まれてきました。3040gと週数のわりには大きなベビーでした☆6日の夕方に破水して、4時間という、早さで産まれてきて、そりゃー痛かったけど、安産でわたしは何とか、元気になったのですが…産まれてきたベビーは黄疸が強くて、入院中も光線治療をしたり、うまく母乳が飲めなくて体重が増えなかったり…退院して4日たったのですが、病院で黄疸と体重チェックでひっかかり、今日は病院でおあずかりになりました…仕方ない事なんですけどね…早く産まれて来たからなのか、母乳を吸う力も弱くて、まだ、お腹の中に居る気分で飲みながら寝てしまったり…それで時間もかかって、体重も増えなくて…と、産まれてからも問題が山積みです。夜泣きはあまりないから助かるんですけどね。今日は病院に行っていないので、ゆっくり休もうと思います。…大丈夫かな…ちょっと心配なんですけどね。切迫早産の時から、いろいろとメールやコメントをくれたみなさま、ありがとうございました。なかなかお返事が出来なくてごめんなさい。そして、これからも育児でなかなか更新も出来ないと思いますが…落ち着いたら、再開したいと思います☆近々、ベビーのおててをアップできたらな…(千鶴さんのリクエストなので)と思ってます♪
2007年05月15日
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実は、お腹が痛くなって病院に行ったら、切迫早産の疑いがあるとのこと。 しかも子宮口も1センチ開いてるらしく、安静で入院になりました… あと2週間でいつ産まれてもいい状態だったのにっ!2週間入院ということで… もしかするとGW明けくらいには産まれるかも…です。 安静って、意外と疲れる…腰は痛いし(>_<) でもお腹のベビーはそんなことも気にしずにお腹の中で暴れてます。 まぁ、ベビーが元気で何よりですが… ということで、小説の更新も今以上に遅れそうです… また、産まれたときにはお知らせしたいと思います☆
2007年04月21日
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お腹の中の赤ちゃんはどうやら大きい子のようで…頭の大きさも体も臨月ほどの大きさがあるみたいです。標準より2週間くらい大きいとか…ということで、予定日より2週間くらい早く産まれるようにするかもしれないとのこと。先生も、なるべく普通分娩で産まれるようにしたいからと…いや、わたしも普通に産まれてきて欲しいですけど?よくもまぁ、お腹の中で育ってくれたみたいで(笑)まぁでも正確な値ではないし、10ヶ月に入ってもこれよりさらに大きくならなかったら問題はないんでしょうが…何だか、成長していく気がする…それは、わたしの運動不足のせい? 助産師さんにも、歩いたりしたほうがいいよ~とは言われましたが…なかなか実行できないのがわたしの悪いところ。ん~でも、安産に向けて、ちょっと頑張ってみるかなぁ~と、いうわけで、今回のベストショット!結構、キレイに顔が見えてると思ってるのですが…(左の横顔ですね)分かりますかね?
2007年04月20日
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「今日は、何か気難しそうな顔をしてるわね。何かあった?」 未だ、わたしは納得いかなくって、考えていた。 昨日からずっと納得いかなくって……。 やっぱりあれは変わりすぎよ!「でしょ? 深夏、今日変なんだもん」 わたしの隣で花澄と真奈が話してる。 花澄と真奈。 わたしの大切な友達。 二人とも、中学のときからの仲良しさん。 花澄は、中学に入って一番最初にできた友達なんだ。 入学式のときにわたしがコンタクト落としちゃってね。 花澄に、コンタクト落としたから、クラス、見てくれる? ってわたしが声をかけたのが始まり。 そうしたら、偶然にも同じクラスで、出席番号も前後だったの! すぐに仲よくなって、ずっとクラスも同じなんだ。 真奈ともすぐに仲よくなったんだよね。 中1の初めの班で同じになって……。 それから3年間同じクラスだったんだよね。 残念ながら、高校では進路の関係でクラスが離れちゃったんだけど。 だけど! 今でも仲がいいんだ。 いつも学校が終わると、ここ、ラブ・ファンタムで座談会。 これが楽しいんだ。 一番端っこの半円になった机が特等席。 いつも3人でアイスティーを飲みながら、いろんな話をするんだ。 時々、竜也、優也、郁己も来て、6人でいろんな話をするんだ。 竜也、優也、郁己も、仲のいい友達。 6人が仲よくなったのは、すべて中1の初めの班からなんだ。 気の合う友達同士っていう感じで……。 いろいろ遊びに行ったりもしてるんだよ。 今日も、男子は遅れてくるって言ってたし……。「ちょっとー深夏? 本当にどうしたの?」 花澄がわたしの隣に来て、わたしは花澄と真奈に挟まれた。「何かあったでしょ?」「深夏?」 真奈と花澄が交互に言う。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2007年04月03日
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更新しなきゃ!と思いつつ、なかなかできないでいます。 やっと温かくなって、過ごしやすくなってきましたね☆ お花見に行かなきゃ♪なんて悠長なことを考えてるのですが、その前に入院準備等やることがたくさん… 性格的に直前にならないとできないので…でも、いつ産まれるかも分からないし、これは早めに用意しなきゃな…と思っております。 産まれる前に会いたい友達もたくさんいるのにっ(><) 動けなくなる前になんとかしなきゃ!です。 ああっ、その前に深夏ちゃんっ!入院する前に完結できるように頑張りますっ(;^_^A
2007年03月30日
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だんだんお腹が大きくなってきました~☆検診も2週間に1回になって、そろそろ出産準備を始めなくては…と思っています。どうやら、お腹の中の子供は女の子らしいです。わたしは女の子が欲しかったので、うれしくてうれしくて…でも、多分…ということなので、分かりませんが…女の子だと、一緒にお出かけしたりかわいい服着せたり、コンサートに行ったり(笑)この歳になっても母親と出掛けたりしてるので、同じ風になるのかなぁ…と思うと、楽しみだったりしますね。とはいえ、あともうちょっと、お腹の中で育てなきゃいけない。7ヶ月くらいになるとちょっとしたマイナートラブルが増えるとのことで、わたしも増えてきてます。とにかく、腰が痛いっ!!今、歯医者にも通っているので、結構、辛かったりします。あとは体重管理…そんなに食べてないつもりなのになぁ…動いてないから?ちょっと増えすぎてます。わたし…つわりで減った6キロ…いつの間にか赤線ギリギリまできてます(笑)歩かなきゃ!でも、風が強いし…って、これがいけないですね。
2007年02月28日
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だけど……。 ちょっと……カッコよかったかなぁ……? って思う。 もうちょっとまともに、潤くんのこと、見ておくべきだったかな? 先生の誘いを断るんじゃなかったかも。 久しぶりに会ったんだし……。 ちょっと後悔。 でも……。 潤くん、わたしのこと、覚えててくれたんだね。 それを思うとうれしくなっちゃう。 だって、わたしの顔見て、深夏……ちゃん? って言ってたもんね。 んっ? ちょっと待って。 すぐにわたしのこと分かったってことは……。 それだけわたしは変わってないってこと……? この13年間、変わってないところがあるってことだよね? それはショック……。 そんなにわたしって……幼いのかなぁ……? 13年ぶりに会ったピアノ教室の男の子は。 あのころとは想像もつかないくらい変わり果ててここに帰ってきた。 信じられないことは続くもの。 それに、一度あることは二度ある、二度あることは三度あるって言うじゃない? そう、偶然でもあり、驚くべきことが潤くんに会った次の日に起こったんだ。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2007年02月09日
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3才の頃はねっ。 とにかく、かわいかったの! 声だって、女の子? って思うくらい高い声で、背だってわたしより低くかったはずよ? 実は……あんまり覚えてないんだけど……。 ピアノが上手かったことだけは覚えてる。 あの潤くんが……? どうしてそこまで変わっちゃう? 大きなピアスして、髪だって染めちゃって……。 背だって、ぐんっと大きくなってる。 声だって、かなり低い声だったよね? 男の子になってる。 カッコいい! って思っちゃったもん。 それに。 ピアノじゃなくて、ドラムやってるんでしょ? やっぱり、変わりすぎだよぉ~。 あんなの潤くんじゃない! もっとかわいくって、深夏ちゃん! 深夏ちゃん! って言って手招きするの。 それが潤くんだよ! わたしは潤くんの変わり方にただただ驚くだけだった。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2007年02月05日
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信じられなかった。「深夏ちゃん? 分かってないかな?」 わたしの様子に気付いた先生はそう言った。「えっ?」「先週ドイツから帰ってきた潤よ」 先生が笑顔になる。「うそぉ~!」 わたしはその場で絶叫したんだ。 あれからスティック片付けるのを手伝って、楽譜をもらって、飛び出してきちゃった。 先生が、久しぶりに話でもしたら? って言ってくれたんだけど……。 いいです……って言って、帰ってきちゃった……。 だって……。 まともに潤くんの顔なんて見れない。 話なんてできないよぉ……。 何話していいのかも分かんないし、息が詰まりそうだもん。 潤くん……。 どーしてあんなにもカッコよくなって帰ってくるの? そりゃー3才のころと比べちゃいけないけどさ……。 あれから13年も経ってるんだし……。 でも……。 でもっ! 変わりすぎだよぉ~。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2007年02月01日
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「今の音、何?」 慌てて奥から先生がやってきた。 わたしはハッとして男の子から離れると先生のほうを振り向いた。「あんた、何やってんの?」 先生は駆け寄ってくると、驚いたようにその男の子に声をかけたんだ。「あっ、ドラムのスティック取ろうとしたらさ、落ちてきたんだよ」「バカね……」「もっと取りやすいようにしろよ」 その男の子は先生にそう言うと、スティックを片付け始めた。 何だか……。 先生と、いやに親しそうなんだけど……? やっぱり……。 潤……くん……? でも……。 もし、そうだったら……。 今までの話、辻褄が合う……よね? 先生とは親子だし……。 こっちに帰ってきてるって言ってたし……。 そうだよ! それに、わたしのこと、深夏ちゃんって……。 深夏ちゃんって言うの、潤くんくらいしかいない気がするもん。 ちょっと待ってよ……。 本当に? 本当に、潤くんなの……? いろんなことが頭の中を駆け巡って、わたしは身体が固まってしまった。 わたしはまじまじと見ちゃう。 潤くん……? 違うよ……。 あのころの面影が全然ないじゃん。 こんなに……カッコよくなる……? こんなに……変わっちゃう? >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2007年01月25日
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突然、男の子がわたしの名前を呼んだんだ。 わたし、スティックを集める手が止まっちゃった。 何で? 何でこの子……。 わたしの名前……知ってるの? わたし……会ったことないよね? どこかで会ったっけ……? わたし、こんな子……知らないよ? だって……この子だったら、どこかで会ってたら、覚えてる自信あるもん。 いったい……。 誰だろう?「はい……?」 誰だか全然思い出せないかったけど、わたしは返事をする。 その瞬間。 グイッ。 急にわたしのことを引き寄せたんだ。 えっ? なっ、何?「久しぶり!」 はい……? 久しぶりって……? えっ? も、もしかして……。 潤……くん……。 なのぉ? >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2007年01月11日
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「あっ、だっ、大丈夫ですか?」 慌ててわたしは男の子のところに駆け寄った。「いって……」 頭を抑えながら男の子が顔を上げる。 ドクン。 ブルーのきれいな瞳。 えっ? 日本人じゃ……ない? 顔立ちがすらーっとしてて、はっきりしてる。 髪は……明るい茶色。 耳には大きなピアスが輝いている。 今まで、気に止めなかったタイプ……かな……? ドキドキドキ……。 心臓が暴れだす。 何なんだろ……? この子……。 引き付けられちゃう……。 吸い込まれそう……。 それに。 何だか……。 懐かしい感じがする……。 何でだろう……?「あっ!」 突然その男の子が声を上げたんだ。「えっ?」 何……? 男の子はわたしのことをじーっと見ている。 何なの……?「もしかして……深夏……ちゃん……?」 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2007年01月06日
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遊びに来てださるみなさま、本年もよろしくお願いします。去年は結婚や妊娠で今年は我が家ももう一人、家族が増えます。楽しみも倍増ですが、大変だろうな…とも思っております。でも、お腹の中ですくすく育ってるであろうBabyちゃんが無事に産まれてくることだけで今年は幸せなのかなと…そして、その報告もここでできたらいいなと思ってます。なかなか更新もできないですけど…こんなわたしののんびりペースについてきてくださるとありがたいです。あ…夏ノカケラも更新しなきゃっ!光流さんに怒られてしまうわっ(笑)こちらのほうもよろしくお願いしますね☆
2007年01月01日
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わたしと先生は話にもひと息ついて、1階に降りて行く。 1階は、お店になっていて、楽譜とか、楽器とかを売ってるんだ。 まぁ、いわゆる普通の楽器屋さんってとこかな?「あっ、先生。五線の楽譜、ある?」「あるよ。1冊でいい?」「はい。買います」「ちょっと待っててね」 そう言って先生は奥に入って行く。 最近、作曲することが多くて、楽譜が足りなくなっちゃうんだ。 作曲するには必需品だからね。 何でか分かんないけど、ポンポン曲が浮かんでくる。 1曲まるっとって感じじゃなくて、ワンフレーズ浮かぶことがおおいんだけど、それを忘れないうちに書き留めておこうと思って……。 わたし、店内の楽譜を取ろうと手を伸ばす。 その時だった。 ガチャン。「ヤベ……」 ガラガラガラ……。 カタン。 ものすごい音と声がしたんだ。 ビ、ビックリしたぁ……。 心臓がドキドキする。 瞬時にわたしはその音がした方に振り向いた。 そこには……。 ひとりの男の子と、ドラムのスティックが転がっていた。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年12月27日
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「潤ね。ドイツに行って、バンドに目覚めちゃったみたいでね……今、ドラムをしてるのよ」「ドラム?」 思わず声が大きくなる。 意外……。 あんなにピアノから離れなかった潤くんが? あのころの潤くんからは予想ができない。「わたしとしてはね、ピアノがよかったんだけど……でも、潤なりに好きな音を見つけてくれたから、いいと思ってるのよ」「ドラムか……」 潤くんとドラム……。 全くイメージがつかないけど……。 ドラムってカッコいいよね。 男の子でも、女の子でもカッコいいと思う。 あのスティックさばき! ちょっとあこがれちゃうな。 でもね、ドラムってリズム感がないと、できないよね? だって、手と足のリズムが違うんだもん。 わたしには絶対ムリ! でも、かわるもんなんだな……。 ドイツに行ったからってわけじゃないと思うけど……。 でも、日本にいたら、あのままピアノを続けてた可能性だってあるだろうし……。 不思議なもんだよね。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年12月18日
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「潤は元気よ。あれ、深夏ちゃん、潤にまだ会ってないの?」「はっ?」 わたしはすっとんきょうな声を上げて先生を見る。 まだ会ってないって……? 潤くん……。 今、日本にいるの? 帰って来てるの?「あれ? わたし、言わなかったっけ? 潤、先週から帰って来てるのよ」「えーっ?」 潤くんが……? 日本に帰って来てる……? そんなの、知らない。 聞いてないって! どうしよう。 何で? ドイツは……? えっ? きゃー。 頭の中パニック! そんなわたしの思いをもムシするかのように先生は続けた。「ちょうど先週の土曜日ね、帰ってきたのよ」「そっ、そうなんですか?」 先週って……。 まだ、つい、この間だし。「ん、潤はドイツに残ろうかずっと悩んでて……帰国1週間前に日本に来るって決めたから、わたしも深夏ちゃんに話してなかったのかも……ごめんね」「いっ、いえ……」 別に報告はいいんですけど……。 帰国の1週間前に決めたって? そんな間際の決断? そっちの方が驚きなんだけど……。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年12月17日
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潤くんとはそれっきり。 あの時はすごく悲しくて、大泣きしたことを覚えてる。 潤くんと離れたくないーって。 まぁ、今から思えば……。 潤くんのこと、好きだったのかな。 わたしの初恋の男の子。 潤くんがドイツに行ってからも、いつも先生に、潤くん、いつ帰ってくるの? ってしつこいくらい聞いてたっけ? 日が経つにつれてそんなことも忘れちゃってたけどね……。 あれから13年かー。 懐かしいなー。 潤くん、元気でやっているんだろうか? 会ってみたいな……。 どんな男の子になったんだろう? ちょっと興味がある。 きっとすごく変わっちゃったんだろうな……。 わたしとしては、あの頃のまま、かわいらしい感じがいいんだけどね。 でも、男の子だからなぁ……。 見違えるくらいカッコよくなってたりして? 全然、想像がつかない。 でも……。 ピアノは、また一段と上手くなってるのかな? 潤くんは、わたしのこと……。 覚えててくれてるのかな……?「……潤くん……元気かな?」 わたしの口から無意識に言葉がこぼれた。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年12月12日
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いつも覗いてくださるみなさま、本当にありがとうございます。そろそろ再開…と書いてるにも関わらず、まだつわりが続いて、今度は胃腸風邪をひき…夜中に病院に行ったり点滴打ったり…そうしたら今度は祖母が入院したり…で、いろんなことがあって、なかなか手がつけられず…やっと、今度は本当に調子がよくなりかけてきたので、今度こそは、復活しようと思います。今年の冬は、インフルエンザにかからないように…頑張って更新していく予定なので、お暇な時は遊びに来てくださいね☆
2006年12月11日
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休載のお知らせをしてからいろんな方のおめでとうメッセージ、ありがとうございます。もうすぐ4ヶ月になるのですが、やっと、つわりの方も落ち着いてきました☆ただ、妊娠が分かった頃から風邪をひいているのですが、その風邪がどうもしつこくて、今は風邪に悩まされている所です。熱が出てないだけよいのですが、喉が気持ち悪くて、結局、つわりのような感覚がまだ、続いていますが…徐々に体調も回復してきているので、そろそろ、小説の方も再開したいと思ってます。このブログを開設して、もうすぐ1年になるということに気が付きました。ここまでこれたのも読んでくださってるみなさんのおかげです。なので、なるべく早く、再開したいと思ってます。もう少し、待っててくださいね♪
2006年11月08日
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いつも来てくださってるみなさま、ありがとうございますm(_ _)m 突然ですが、お腹にbabyちゃんがいる為、予想以上につわりがひどく、1日中寝ているのが現状です… せっかく深夏のお話を始めたばかりで申し訳ないのですが、しばらく更新できそうにないのでもう少し待ってくださいね。 体調のよいときは頑張りますが、なかなか難しいかと… ちなみに、夏ノカケラのほうは光流さんが頑張って更新してくれるのでよかったら遊びに行ってみてくださいね!
2006年10月03日
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「それじゃ、深夏ちゃん。来週までに完璧にしてきてね」「はい。分かりました」 わたしはピアノの前にある楽譜を片付け始める。「深夏ちゃんは、芸大に進学希望だったよね?」「はい」「やっぱりピアノ専攻?」「んー、一応そのつもりだけど……でもね、最近、作曲専攻もいいなーって思ってて……」「作曲?」 わたしの予期せぬ言葉に先生は驚いていた。「はい。いろんなメロディーができるのが楽しくって……」 音って楽しいんだよね。 何通りもパターンがあって、正解がないから自由に発想できる。 いろんな組み合わせで新しい音が生まれるのが楽しいの。「そっか……深夏ちゃんにも音の楽しさが分かってきたか……」 先生がそう微笑む。「音って楽しいです。いろいろアレンジできるし……」「そうね。ピアノで音の楽しさが分かってくれるなんてうれしいわ」 本当に先生はうれしそうにグランドピアノを見つめる。「潤もねー。ピアノだったらよかったのに……」 そう言う先生は、ちょっぴり寂しそう。 潤くん。 先生の息子で、3才まで一緒にピアノやってたんだ。 すごくかわいい男の子で、先生の血を受け継いだのか、ピアノがすごく上手かった。 わたしがピアノ教室に行くと潤くんはもうピアノのところにいて、深夏ちゃん、早く早く! ってわたしを待っていたかのように手招きするんだ。 いつも一緒にいて、すごく仲も良かったんだよね。 だけど……。 先生のダンナさんの関係で、確か……。 ドイツに行っちゃったんだよね。 先生はピアノ教室を続けるから日本に残って……。 ダンナさんは潤くんのことを連れていきたいって……。 突然の別れだった。 ずっと会えなくなるなんて思ってもいなくて、結局、わたしは潤くんに、バイバイしか言えなかった……。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月29日
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Precious loveを読んでくださったみなさま、ありがとうございました。いかがでしたでしょうか?竜也と花澄だけでなく、今回は優也の気持ちも載せてみました。実は花澄が好きだった…本人も言うように今はそうでもないとのことですが…機会があれば、優也のその辺りの気持ちも書いていけたらなぁ…と思っています。さて、次のお話ですが、ちょっと、竜也と花澄のお話はお休みします。二人のお友達、深夏ちゃんのお話をお届けしたいと思います。Precious loveよりはすごく短くなってしまいますが…楽しんでいただければ…と思っています。そして、もう一つ。わたしと、わたしの友達光流さんと二人でブログを始めました。じゅんちが女の子side、光流さんが男の子sideを書くリレー小説です。思いつきで始めたので、今後の展開やら、結末やら、本人たちもさっぱり未知な世界です(笑)でも、楽しくベタに展開を進めていくのを目指して頑張っているので、よかったらこちらも是非、覗いてみてくださいね♪「夏ノカケラ~一緒にいたいね~」↓↓いつも楽しみに読んでくださる皆様に感謝しています。これからも頑張っていくので、よろしくお願いしますね♪
2006年09月27日
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「そういえばそうだ! ありがとう……」「……プ、プレゼントだけどね……ほ、本当は、わたしを……」「いいよ。十分、もらった……かな……」 竜也がわたしの頭をくしゃくしゃっとする。「も、もうちょっと一緒にいてもらってもいい?」「えっ?」「日にち変わるまで。竜也の誕生日中、一緒にいたい……」 あと30分ちょっと。 せっかくの誕生日だもん。 わたしのプレゼントも台無しになっちゃったし……。 もうちょっと、一緒にいたい。「……いいけど……服は……着て……」 苦笑いの竜也。 オレが脱がせといて言うのも何だけど……ってつぶやきながらわたしに背を向けた。 わたし、慌てて、さっき竜也から借りたTシャツを着る。 ふわ~っと竜也の匂いが覆いかぶさる。 ちょっぴりうれしくなる。 やっぱり、こういう竜也のほうがいい。 正直、男っぽい竜也は苦手かも……。 だから、竜也には悪いけど、まだ、先でもいいかな……って思う。 ムリにそういうことするのもね……。 きっと、自然にそうなる時がきっと来る気がする。 それまでに、わたしたちはまだ時間が必要かもしれない。 だから……。 もうちょっと待ってね。 竜也 happy birthday <<END>> ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月26日
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「……そうかもな……」 苦笑いの竜也。「兄キいるけど、泊まっても大丈夫?」「あっ……いい?」 今更、家に帰れないし……。「うん……でも、さすがに花澄と一緒には寝れないから……」「えっ?」「……何もしない自信がない……」 きっと、それが竜也の本音なんだと思う。「と、とりあえず、着替え……パジャマ代わりになるもの……」 竜也が立ち上がって、クローゼットをあさり始めた。 そんな竜也の姿がかわいくて、目を細めてしまう。「オレのだけど……」「ありがとう」 竜也がTシャツとトレパンを出してくれる。「オレ、隣にいるけど……何かあったら携帯に電話して。じゃぁ」「あっ……待って!」 わたし、出て行こうとする竜也の腕をつかむ。「何?」「……キ、キス……してもいい?」「えっ?」 竜也の目が丸くなる。 わたし、シーツで体を隠しながら背伸びをして、竜也にキスをした。 自分からしたのって、初めてかも……。「……誕生日、おめでとう……わたし、まだ、言ってなかったね……」 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月24日
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お兄さん、ひとり暮らしって聞いてたけど……。 廊下に立っているお兄さんがわたしを見た。「お前なぁ……」 呆れたようにため息をつく。「あっ……オレら何も……てか、何でいるんだよ!」 竜也が慌てふためいてるのが分かる。「聞いてねーの? 今日、同窓会で帰るって……」「聞いてねーし! てか、みんな、いねーじゃん」「しょーがねーだろ。旅行なんだし……悪かったな、帰ってきて……」 お兄さんがわたしの方を見た。「……母さんたちには黙っといてやるから。避妊だけはしろよ!」 そう言って、ドアを閉める。 この状況だもんね……。 そりゃー何やってたかなんて分かりきってるよね……。 うわっ。 急に恥ずかしくなる。 ど、どうしよう……。 ドアが閉まっても、竜也はそこに立ち尽くしたままだし……。 当たり前だよね……。 気まずすぎるんだけど……。「……花澄、ごめん……」 竜也が謝りながらベットに近づいてくる。 わたしに背を向けるようにベットのふちに座った。「……兄キが帰って来るなんて全然知らなくて……」「いっ、いいよ……」「……ごめん……えーっと……」 竜也自身、動揺してるのが分かる。「あ、あんまり謝らないでよ……」「えっ?」 竜也がわたしのほうを見た。 わたし、思わず目をそらしてしまう。「だ、だって……竜也が悪いんじゃないし……」「そうだけど……」「……まだ……わたしたちには早いのかな……?」「えっ?」「……分かんないけど……そんな気がする……」 前もそうだったけど……。 そういうタイミングで何かが起こるってことは、まだ早いってことを言われてる気がして……。 平均的な期間からみ見れば、ちょっと遅めだけど、わたしたちには早いんじゃないかな? もっと、ゆっくりでもいい気がする。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月21日
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「たっ、竜也……ねぇ、誰か……」「……ん?」 竜也がわたしの頬にキスをする。「い、今……ドアの音…………」「……誰もいないよ」 竜也の唇が再び胸まで降りる。 右手はまだ、スカートの中のまま。「……アッ……ま、まっ……て…………」 わたし、思わず、竜也の腕をきつくつかんでしまう。 驚いたように竜也がわたしを見た。 そんなふたりの耳に階段を上る足音が聞こえてくる。「だ、誰……?」 次第に大きくなる足音。 こっちに向かってるのが分かる。 にわかに怖くなる。 だって、今日は誰もいないはずじゃ……。 もしかして、ドロボウ? うそ……。「ちょっと待ってて」 竜也がわたしから離れる。「き、気をつけてよ?」 竜也がドアに近づいた瞬間。「竜也? 誰か……」 急にドアが開いて、男の人が立ってたんだ。 暗闇の部屋に廊下の光が差し込む。 わたし、慌ててシーツで体を覆う。「兄キ!」 驚いた竜也の声。 えっ? 兄キ? 何で? >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月20日
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も、もぉーどおにでもなれっ! わたし、えいっとキャミソールを引き抜く。 と、同時にさっき竜也にホックをはずされたブラが肩から抜ける。 わっ。 竜也がわたしの腕をつかんだ。 暗闇の中で、目が慣れてきたせいか、竜也と目が合う。「花澄……かわいいな……」 竜也が笑ってわたしを抱きしめる。 わっわっ……。 か、かわいいって……。 竜也? 心臓のドキドキが止まらない。 再び竜也がわたしをシーツに寝かせる。 さっきよりも柔らかく触れてくる竜也の唇。 頬、唇、首筋、胸、わき腹……。 わたしの体中に唇を落としてくる。 徐々に体が熱くなり始めた頃、竜也の右手がスカートの裾に入り込んでくる。「あっ…………」 右手が遠慮がちに上に上がってきて、太腿辺りを掠める。 ど、どうしよう……。 すごい太いんだけど……。 竜也、ビックリしてないかな……? そんなことを考えてる間に、竜也の指は太腿の付け根から下着のほうに伸びてくる。「やっ……ちょっ…………」 そ、そんなとこ……。 さっ、触らないで……。 恥ずかしさで顔から火が出そうになる。 そんな時。 ガチャン。 幽かだったけど、ドアの閉まる音が聞こえたんだ。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月19日
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「あっ……ねぇ……ンッ…………で、電気……消して……」 わたし、頭が朦朧になりながら竜也に言う。「電気?」「うん……は、恥ずかしいよ…………」「……消したら、服、脱いでくれる?」「うっ…………うん……」 ど、どんな交換条件よ! でも、電気消してくれないことにはわたしも困る。 明るすぎる。 こんな体、見られたら困る……。 竜也が体を起こすと、ドアまで行って、部屋の明かりを消す。 慌てて、たくし上げられたキャミソールを引き下ろす。 カーテンの隙間から月の明かりが差し込む。 幻想的な雰囲気。 電気をつけている時とはまた違った明るさで……。 この方がえっちっぽい……。 そんな気がするのはわたしだけ? 竜也がベットに戻ってくる。「おいでよ」 竜也がわたしの腕を引っ張って体を起こす。「服、脱ぐって言ったのに……」「ぬ、脱ぐわよ……」 ま、待ってよ……。 わたし、カーディガンを脱ぐと竜也がそれを手に取る。 しっかり見えないけど、竜也の視線がわたしにあるのが分かる。 ど、どうしよう……。 キャミソールのすそに手を置いたのはいいけど……。 脱ぐ勇気がない……。 手が震える。 竜也は何も言わないでじっと待ってる。 そんな空気が重たくて……。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月17日
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竜也の唇が首筋に落ちてくる。「…………アッ…………」 温かくて柔らかいキス。 ちょっとくすぐたい。 そして、竜也の手がキャミソールの裾を割って入ってくる。「……やっ…………」 わたしの素肌に触れる竜也の指先。 徐々にその指が上に上がってくる。 持ち上げるように触れてくる。「あっ…………ンッ……」 再び竜也がわたしの唇を塞ぐ。 背中が仰け反るような力強いキス。 頭の芯がおかしくなりそう。 徐々に体が熱くなる。 竜也がわたしのキャミソールをたくし上げた。 冷えた外気がわたしの素肌に当たる。 ヤ、ヤダ……。 おっ、お腹が……。 わたし、お腹のことを気にしてる場合じゃなかった。 その間に竜也がブラをはずす。 う、うそぉ~。 竜也が唇を放したかと思うと、すぐに胸に唇を落とす。「やっ…………ああっ……」 子犬が甘がみをするみたいにそこをかんでくる。 かと思えば、軽くキスをしたり、やさしく舐めたり……。 指先で触れるのとは全然違う感覚で、体が痺れてくる。 も、もう……。 大きく呼吸が乱れる。 体の芯が熱くなる。 竜也に見られてるっていうだけで恥ずかしさが倍になる。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月15日
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体から熱いものが込み上げる。 驚いた表情の竜也。 次の瞬間、笑い始める。「な、何で笑うの?」「いやっ……さっきまで、すげー真剣に聞いてたのに……」「あっ……だって……」「やっぱ、そういうの、すげーいい!」 竜也が笑ってわたしを抱きしめる。 わっ、わっ! ちょっ……。 あまりに不意のことで、体が一気に熱くなる。「……花澄……」 竜也がわたしを見ると、唇が落ちてくる。 瞳を閉じる。 耳からは甘くて心地よいバラードが流れ入ってくる。 角度を変えてキスが深くなる。 そう。 あの時と同じような感覚。 でも、すごく強引ではなくて……。 伺うような感じのキスだった。「竜也……」「……本当に……大丈夫……?」 不安そうな竜也の瞳。 わたし、静かにうなづく。 それを合図に竜也がわたしをベットの白いシーツの上に寝かせる。 わたしの目の前にある竜也の唇がそっと降りてくる。 体の上にある竜也の重み。 ドキドキドキ……。 急に心臓が暴れ始める。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月13日
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程なくして竜也が部屋に入ってきた。「何もいらないって言ってたけど、りんごジュースあったから持ってきた」 竜也がわたしに差し出した。「あっ……ありがとう……」 こういうとこ、やさしいなって思う。「……何か聞く?」 竜也がコンポの前に向かう。「うん……」「何がいい?」「竜也のオススメは?」「最近は……これかな?」 女性ボーカリストの声が流れてくる。 ちょっとハスキーボイスでR&Bにすごく合っている。「これって……日本人……?」 どっちかっていうと、アメリカっぽ感じのテイストの声と曲調。 でも、思いっきり日本語なんだよね。 しかも、上手いし……。「うん。日本人だよ。でも、ハーフだったかな? 花澄、好きそうだなーって思って……」 竜也がそういいながらわたしの隣に座る。「うん……すごく好きかも……」 何ていうかなぁ……。 嫌味なしに心に染み込んでくるっていうか……。 わたし、オペラとか好きだから、太い声の人って好きなのね。 厚みがある声っていうの? だから、すごく心地いいんだけど……。 英語の発音もすごくキレイだし……。 憧れてしまう。 わたし、聞き入っちゃって……。 気がつけば竜也の肩に体を預けてた。 すると曲調もバラードに変わる。 っていうか……。 何? この人! バラードのほうが断然いい! こんなにキレイに歌い上げるなんて……。 声の延びもいいし……。「竜也! すごい! ね、すごくない? この曲、めちゃくちゃいいじゃん!」 わたし、竜也から離れて竜也を見る。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月12日
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さすがにホテル行こうとは言えなくて……。 一緒にいたいことを伝えて……。 そうしたら、竜也の両親は旅行で、お姉さんも泊まりに行ってるらしくて……。 竜也の家には誰もいないって……。 だから、わたしは竜也の家に行くことにした。 正直、ホッとした。 だって……。 ホテルとかって、やっぱりまだ、早い気がする……。 いかにもだし……。「花澄、何か飲む?」 玄関に入ると竜也がわたしに聞いた。「あっ……ううん。いいや」「じゃぁ、先に部屋、行ってて」「あっ、うん……おじゃまします……」 何か……緊張する……。 竜也の家なんて何回も来てるのに……。 わたし、竜也の部屋に入る。 思わずベットが目に入ってドキドキしてしまう。 ヤ、ヤダ……。 当たり前だって! ここは竜也の部屋なんだし……。 わたし、部屋のどこに座ろうか考えてしまう。 いつもは……。 ベットに背中を預けて座るんだけど……。 何か……。 すごく意識してる自分がいる。 ど、どうしよう……。 やっぱ、まずったかな? 自分から誘っといて……。 さすがにそれはないよね? わたし、変に意識してるのを竜也にバレるのが嫌で、やっぱりいつもの場所に座ることに決めた。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月11日
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8.17歳のバースデー わたしと竜也。 手をつないで竜也の家に向かう。 家はもうすぐそこ。 長かった30分。 今まで竜也と一緒に歩いてて、こんなに長く感じたことはない。 何でかわたしも竜也も言葉を交わさなかった。 いやっ……。 交わせなかった……。 帰りたくない……竜也と一緒にいたい。 自分でもビックリするくらい。 口から出てきた言葉。 でも……。 これが本心だった。 もっと、竜也と一緒にいたかった。 竜也に触れていたかった。 思いがけずに買ってくれたシルバーリング。 ペアリングでもいいって思ってくれてたのがもっとうれしくて……。 指にはめてくれたときは、心臓、飛び出るかと思った。 それくらい、ドキドキして……。 でも、それ以上に竜也のこと、いとおしいと思った。 本当に好きなんだなって……。 だから……。 怖いけど、竜也に自分の全てを捧げたいって……。 このまま竜也と離れるのはイヤだった。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月09日
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ちょっ……。 な、何だって? そ、それってさ……。 てか、深夏んとこ泊まる? でも、オレと一緒にいたいんだろ? つまり……。 オレと……泊まるって? そういうこと? えっ? ち、ちょっとそれは……。 オレ……このまま花澄と一緒にいたら、その……理性を抑えられる自信がない。 花澄はそれを承知でゆってんのかな? オレ、花澄に触れたら今度こそ、歯止め、きかないよ? まぁ、だから、あの日以来、花澄に触れてないんだけど……。 ほ、本当に? 花澄は、いいの? そんなオレの気持ちも知らず、花澄が口を開いた。「……め、迷惑だった……?」「いやっ……すげーうれしいんだけど……」 オレのその言葉で花澄が再びオレに抱きつく。 うわっ。 だからっ……。「竜也と一緒にいたいの……」 もう……。 ダメだった。 そんな花澄の声を聞いて、オレは花澄を突き放すことなんてできなかった。 オレも花澄を抱きしめる。 この感触。 今でも忘れてない。「……オレんちでいい?」「えっ?」 オレの胸の中で花澄が少し、顔を上げる。「今日、誰もいない……」「……うん……」 そうして、また、顔を埋めた。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月08日
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「はっ?」 今、何て……? 帰りたくないって……。 え、っと……。 ちょっと頭、混乱。 不意に花澄がオレに抱きついてきた。 えっ……?「……竜也とずっと一緒にいたい……」 今にも消えてなくなりそうな声。 オレの胸元で響く。 ってか……。「ちょっ……花澄?」 待て。 待てって! な、何言って……。 分かってんのか? うわっ。 ドキドキしてきた。 花澄のぬくもりが蘇る。 ヤバイ……。「一緒に……」「か、花澄……ダメだって! ほ、ほら、お母さん、心配するって!」 オレは花澄の肩を掴んで引き離す。 声が上ずってしまう。 な、何なんだよ……。 心臓に悪い……。「……しないよ……」「えっ?」「……み、深夏んとこ……泊まるってゆってきたもん……」 震えた花澄の声。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月06日
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そう思ってると、花澄の携帯が鳴る。「あっ、深夏だ! ちょっと待って!」 花澄が立ち止まって、電話に出る。 そーいえば……。 深夏と潤くん、大丈夫だったかな? 無責任にもふたりっきりにしてきちまったからな……。 でも、オレはふたりなら大丈夫だと思ってふたりにしたんだけど……。「竜也、深夏と潤くん、仲直りしたって!」 花澄が深夏と電話しながらオレに言う。 よかった……。 すごくホッとする。 ふたりを合わせたことは間違ってなかったんだ。 もし、こじれちゃったらどうしようってちょっと思ったけど……。 ふたりだったら大丈夫っていうのもあった。 やっぱ、まわりがうまくいってないのもちょっと寂しいし……。 特に深夏なんて、うまくいってると思ってたから……。 だって、潤くんのグチとか言いわねーしさ。 そういう相談も花澄にしてない感じだったし……。 まっ、でも、ちゃんと納まってよかったよ。「竜也、ごめんね……」「深夏、よかったな」「うん……」「……じゃぁ、行くか」 オレは歩き出す。 気配を感じなくて振り向くと花澄は立ち止まったまま。「花澄? どうした?」 オレが近づくと花澄はうつむく。「……帰りたくない……」 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月05日
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「うん……いいけど……」 花澄と海が見える所まで歩いていくと、そこにあるベンチはカップルでいっぱい。 空いてるベンチはない。「……やっぱ、いっぱいだね」「うん……時間も時間だしな……」 8時半を回ったくらい。 早くもなく遅くもない時間。 けれど、オレたちにはもうそろそろ帰らないと遅くなってしまう。 オレは遅くなってもいいんだけど、花澄はそういうわけにはいかない。 家からちょっと距離があるからいつものようにのんびりしていられない。「やっぱ、帰ろうか?」「えっ?」 一瞬、寂しそうな目をする花澄。 オレはそれを見逃さなかった。「ほら、遅くなっちゃうし……明日、花澄のプランデート、やり直そう?」「……うん……」 そう言った花澄は浮かない顔をしてる? 何だ? その反応……。 オレたちは海ぞいを歩きながら駅に向かう。 何か……。 花澄の様子がおかしいと思うのはオレだけかな? ちょっとしたことなんだけど……。 さっきから、身構えてる気がする。 変なの……。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月03日
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花澄の手に輝く真新しいリング。 オレのものって示してるみたいで……。 それもくすぐったいくらいうれしかった。「……ありがと……」 照れくさそうな声が聞こえる。 そんな花澄の感じも花澄のかわいらしさだと思える。 オレは、花澄から何もいらない。 このリングをしてる花澄を見てるだけで十分だった。 それからオレたちはもう少し、いろんな店を回った。 花澄の右手をつなぐと、肌の感触とは全然違う硬いものがオレの手にも感じ取れる。 初めは何か、違和感があったんだけど、それがオレのあげたものだと思うだけで、くすぐったくうれしい。 いつもと違う感覚がオレの心を満たす。 そして、お腹も空いてきたし、夕ご飯を食べようと店を回るけど、すごい人。 どこのお店に行っても並んでる人の数は変わらなく……。 仕方なく、並ぶことにした。 結局、夕ご飯にありつけたのは7時半。 いつもより少し遅めの夕食だった。「……まだ、プラン残ってるんだけど……」 うつむいたままそう言う花澄にオレはドキッとする。 ご飯も食べ終わって、ショッピングモールから出てきたところ。 花澄が立ち止まる。「う、海……見たいんだ……」 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月02日
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でも、オレは花澄と付き合い始めて、花澄のこと好きだし、ふたりにしかないものっていうか……。 それって、すげーいいなって思った。 ふたりにしかないものって、すごく意味があるから。 でも、そんなこと、オレが言うのも何だし……。 花澄が言ってこれば別にしてもいいって思ってた。 けど、付き合う前のオレを知ってたからか、花澄は何も言わないけど……。 女の子にとっては憧れらしい。 ペアリングというか……。 リング自体、意味を持つらしく……。 やっぱり、欲しいもんなんだろうな……と思って。 結局、花澄が見てたものはペアリングではなかったから、オレの分は買わずに、花澄のだけをオレは買ったんだ。 最後まで、花澄はいらない! って言い張ってたけど……。 オレがどうしても買ってあげたかったんだ。 誕生日とかそんなの、どうでもよかった。 本当、これは花澄に似合いそうと思ったから……。 レジを済ませて近くにあったベンチに座る。「開けていい?」 オレは先ほど買ったリングを出す。「はい。花澄、右手。出して!」「えっ?」「はめてあげる」「えっ、いいって!」 驚いたように花澄がオレを見る。「何で?」「……恥ずかしいし……」 真っ赤な顔で花澄はうつむいた。 てか……。 それがすげーオレのツボなんだけど……。 かわいくてかわいくて仕方がない。「わっ!」 オレは強引に花澄の右手をとり、薬指にはめる。「うん。かわいーじゃん」 オレはすごい満足だった。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年09月01日
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「すっげー見てるから……」 多分……。 多分だけど、花澄が見てたのはショーケースに入ってるシンプルなシルバーリング。 そこにはピアスとかネックレスとかもあったから、確信はないけど……。 でも、目線がリングだった気がして……。 細身でゆるーいカーブのかかったリング。 リングの上には小さな石がひとつはめ込まれている。 すごく花澄に似合いそうな女の子らしいデザインのリング。「あっ……いやっ……か、かわいいなーって思って……別に欲しいとかじゃないから……」 あくまで謙虚な花澄。 何か、そういうところがいいんだよな……。 変な根回ししないっていうか……。 すごくオレの心をくすぐられる。「買おうか?」 思わず笑みがこぼれる。「えっ? いっ、いい、いい」「何で?」「えっ……だって……た、竜也の誕生日だし! わ、わたしが何か買わなきゃいけないくらいだよ!」「……じゃぁさ、オレのを買ってよ!」「へっ?」「オレが花澄のを買うから、花澄はオレのを買って? それでよくねー?」「えっ……でも、竜也……指輪……」「花澄と一緒だったらしてもいい」 昔はこういうの、すげーイヤだったんだ。 ペアリングとか? まぁ、アクセサリーとかそういう類のもがオレは苦手だった。 そんな、かっこつけてんじゃねーよ! みたいな…… そういうのがあったんだ。 だから、ペアリングなんてもっての他! ありえねー。 彼女とのラブラブぶりを見せつけてるだけじゃねー? っていうのが、花澄と付き合う前のオレ。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年08月30日
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最近できたばかりの大型ショッピングモール。 水族館の近くにあって、幅広い年齢層が利用しているように思う。 その為か、いろんなジャンルのお店がたくさんある。 これは誰が来ても楽しめる。 オレはそう思った。 家族で来ても、夫婦で来ても、友達と来ても、カップルで来ても……。 真ん中は大きな吹き抜けになっていて、店自体も感じがいい。 ただ、まだできたばっかりだから、人が多いのが難点かな……。 あまり人ごみが好きじゃないオレは、もうちょっと空いてからなら、もう1回来てもいいかなと思う。 花澄はというと、一緒に買い物をするときは、相変わらずで……。 雑貨屋さんに絶対入る。 モダンテイストの雑貨屋さんならオレも入れるんだけど、女の子ばっかりいるような所。 アクセサリーとか下着とか……。 さすがにオレも入りにくくて……。 いつも、店の外で待ってることが多いんだけど、何だか今日はついて入ってみた。 本当、どこからこんなにも集めてきたんだ? っていうくらのアクセサリーの数。 シルバーのアクセサリーがライトに照らされて、キラキラ輝いて見える。 それに食らいつくように見てる女の子たち。 文具や携帯関係のものもすごく品揃えが豊富で、オレはビックリした。 花澄はしてないけど、クラスの女の子たちの携帯がラインストーンで散りばめられてるのはこれなんだと……。 というか……これ、自分でやるんだ……。 そこまでしてやりたい理由がオレには分からないけど、女の子はこういうキラキラしたのが好きなんだな……というのが嫌なほど分かる。 にぎやかな店内。 オレはふっと自分の前にいる花澄に目を落とす。「欲しいの?」「えっ?」 花澄が顔を上げる。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年08月29日
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「ねぇ……本当に深夏たち……」「大丈夫だって! てか、さっきも言ったけど、オレの誕生日だって、忘れてない?」「わ、忘れてないよっ!」「そ? じゃぁさ、花澄のプランでデートしよ?」「でも……」 ちょっと困ったような花澄の横顔。「……この時間からじゃぁ……」 オレ、携帯の時計を見ればもうすぐ4時になる。 そうだよな……。 昼過ぎに集合して、スリジェで延々話して……。 てか、オレの誕生日、もう半分以上過ぎてるし!「本当はどこに行くつもりだったの?」「……水族館……」 花澄が照れたような顔になる。 水族館か……。 オレが前、行きたいって言ったとこ。 花澄、覚えててくれたんだ……。 くすぐったいくらいうれしくなる。「じゃぁ、今から行こう!」「えっ? で、でも、もう、こんな時間だし……」「いいよ。ダメだったらダメで考えればいいじゃん。とりあえず、水族館から花澄のプランで行こうよ!」「……うん」 花澄が信じられないっていう目でオレを見る。 いいんだよ。 花澄がせっかく考えてきてくれたんだ。 それ全てを丸つぶしになんてできないよ。 水族館が閉館してれば違うところに行けばいいんだし……。 行ってみなきゃ分かんない。 と、思って水族館まで来たものの、やっぱり入れなかった。 5時までだったんだけど、入場は閉館30分前までに入らなければダメだった。 それを聞いて落ち込む花澄。「竜也、ごめん……」「いい、いい。また、日を改めて来よう? で? 次は?」「えっ?」「水族館行って、どこいくの?」「あっ……えーっと……ここ周辺をブラブラして……ご飯食べようかな……と思って……」 花澄がオレを伺うように見る。 その仕草が抱きしめたくなる程かわいい。「じゃぁ……そうしよ!」「うん……」 ホッとしたような花澄の顔。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年08月28日
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また、さっきとは違った空気が流れる。 何とも言えない気まずい感じ。 花澄は顔を赤らめながらうつむいてしまってる。 だよな……。 こういう話、やっぱりみんな交えてはヤバかった……。 というか……。 まだ、未経験のオレたちではどうにも言えない状況で……。 これは、深夏と潤くんの問題であって……。 オレたちはこれ以上、関わらないほうがいい。 ふたりで、ゆっくり話したほうがいい。 多分、結論は出てるんじゃないかな? 昨日の花澄の話からは知り得なかった深夏の気持ちも分かったし……。 深夏と潤くんなら大丈夫だ。 オレはそう思って立ち上がる。「オレら、帰るよ」「えっ?」 驚いた顔の花澄。「今日、オレの誕生日なんだ……ちょっとでも長く花澄とふたりでいたいから……花澄、行くぞ」「ちょっ……竜也!」 深夏が背後から叫ぶのもお構いないしにオレは花澄の手を引っ張って店を出た。「たっ、竜也? な、何? 急に……ど、どうしよう……」 慌てふためいている花澄。「あのふたりは大丈夫だって! 続きはふたりで話したほうがいい」 オレは花澄の手を引いて歩き出す。 本当は……。 オレが限界だった。 あのまま深夏と潤くんのえっちする、しないって話なんて、聞いてられなかった。 花澄のいる手前、何にも言えないし……。 深夏は深夏だ。 あれ以上、深い話にもなりかねない。 潤くんも平気でそういう話、しそうだし……。 オレばかりか、花澄が心配だった。 きっと、耐えられないと思う。 オレらには考えられない話だから……。 >>>つづく ↑↑ランキングに参加しています☆ポチッと押して頂けるとやる気が出ます☆
2006年08月27日
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「やっ……ごっ、ごめん……」「もー何で言うのよ!」「ごめん……竜也につい……だって、知ってると思って……」「ゆってないってゆったじゃん!」「ごめんって……」 花澄は深夏に平謝り。「深夏!」「何よ!」 深夏が潤くんをキッと睨む。 声にもトゲがあるように思えるのはオレだけ?「オレは深夏と会えるだけで十分だよ。深夏がイヤなら、しない」 潤くんが言い切った。 真剣な目で潤くんが深夏を見てる。 本気で深夏のこと、考えてるんだ。 それがオレにはすごく伝わってくる。 深夏はその言葉にも答えようとしない。 長い長い沈黙の後。「……そんなこと……言ってない……」 オレは面を食らう。 深夏のか細い声。 少し震えた感じで。 今にも消えてしまいそうな声で……。 初めて見た、深夏の女の一部分。「……会うたびにえっちするのが当たり前みたいになってるのがイヤなの……潤の気持ちが見えない……。潤の欲求を満たしてるだけなんてイヤ……」「深夏……」「初めの頃は違ったよね? ……わたし……愛のあるえっちがしたい……」 オレは……。 赤面するしかなかった……。 愛のあるえっちがしたい……。 何で、こうもストレートに口に出せるんだろうか……。 オレにも言えないような言葉。 オレのほうがドキドキしてしまう。 刺激が強すぎる……。 >>>つづく
2006年08月25日
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花澄はそんな深夏の隣に座る。 オレは花澄の前に。 潤くんは深夏の前に座る。「ごめん、深夏……でも、仲直りしてもらいたくて……」「信じらんない……」「深夏ぁ……」 困ったような花澄の顔。 どうやら……。 深夏を怒らせてしまったらしい……。 深夏は、前の潤くんの顔を見向きもしない。 オレも潤くんと顔を合わせて苦笑い。 ヤバかったかな……。 何か、水に油を入れたかも……。「深夏、ごめん……疑ったりして……」 潤くんが頭を下げた。 深夏はうつむいたままで顔を上げようとしない。「……普通に考えて、優也くんと何もあるわけないのにな……オレの嫉妬だな……ごめん……」 しいんとしたこの空間。 すごく重たい空気が流れているのが分かる。「……オレ、別に深夏とえっちしたいから会ってたわけじゃないよ」「えっ?」 深夏が顔を上げた。 ちょっ……。 まずい……。 それは内緒になってるからって! あーもう、潤くん……。 花澄がオレを見ると同時だった。「花澄!」 深夏がすごい剣幕で花澄を見る。 >>>つづく
2006年08月24日
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そしてもうひとつの深夏からの事実。 それはオレにも衝撃的だった。 会えばヤってる事実。 そ、そりゃーさ、今はすげー思うけど……。 経験してしまえば、そこまで……とは思ったけど、違うんだなと……。 そこまで魅力的なものになってしまうのだろうか……。 けど、やっぱりそれを拒まれれば相当ショックなわけで……。 オレがイヤ? みたいな感じになる。 やっぱ、好きだからヤリたいわけだし……。 逆に、好きじゃなかったらそう思わないわけで……。 でも、女にとったら、そんな単純なものではないらしい。 そこが、男と女の考え方の違いなのかな? と思う。 とりあえず、オレは潤くんと12時に待ち合わせして、ご飯を食べてからスリジェに向かうことにした。 スリジェに着いたよ! 先に入ってるね! 花澄からのメール。 ちょうどオレと潤くんがスリジェに着いたときだった。 店に入ってすぐ、一番奥の席に花澄を見つける。「花澄!」「竜也!」 花澄の声と同時に振り向いた深夏。「潤!」 驚いた顔の深夏。「ちょっ……花澄、どうなってんのよ!」「だって……」「だってじゃない! 何、これ?」 >>>つづく
2006年08月22日
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そして、昨日の花澄との電話。 オレは潤くんから深夏とケンカしたから花澄のところに行ってないか聞いて欲しいって言われて電話をした。 深夏は花澄の家にいたんだけど……。 何ていうか……。 深夏の思いは全然違ってたわけで……。 花澄の口から会うたびにえっちなんてとか、会えばしてるとか……。 本当、耳を疑うような言葉が聞こえてきて……。 オレは電話の向こうで赤面するしかなかった。 いくら深夏の話とはいえ、やっぱ、それを口に出されるとオレも正直、困る。 イヤ、だって、オレら、そういう経験ないわけだし……。 どう答えていいか分からない。 しかも、あんなに恥ずかしがる花澄が言ってたと思うと妙な気分にもなる。 とりあえずオレは潤くんに深夏の居場所と深夏の気持ちを伝えた。 そして、明日、会うことも 。 潤くんも全ての深夏の気持ちを理解してたわけじゃないかもしれない。 だって……。 オレは男だから潤くんの気持ちが分からなくもない。 自分と会うのを拒んで友達だとはいえ、他の男と一緒にいるのを見れば腹も立つ。 浮気とまでは思えないかもしれないけど……。 でも、オレが潤くんの立場だったら、やっぱ、優也といるところを見ればそう思ってしまうかもしれない。 オレや郁己だったら、優也と深夏が一緒にいても何とも思わない。 でも、潤くんだったら話は別だ。 もっとも、深夏と付き合って1年だし、オレらとの付き合いはもっと短い。 誤解するのは当たり前だ。 だから、オレたちが何と言おうが、全てを受け入れられないと思う。 >>>つづく
2006年08月21日
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「竜也こそ、軽く拭かなきゃ! 部屋、ベタベタになっちゃう!」 花澄が渡したタオルでオレの頭を拭く。 オレのほうが背が高いから上目使いでオレを見る。 どうしてもオレの視界に入る花澄の瞳。 髪。 髪から頬へ。 頬から首筋へ伝わる雨の雫……。 そして。 カッターシャツから透けきったピンクのブラ 。 オレはもう、ダメだった。 あの状態でオレの理性は止められなかった。 いつもとは違う強引なキスをして。 花澄に触れる。 今でも忘れない。 花澄の柔らかい感触……。 雨で冷えてしまった素肌……。 花澄は時折、今までに聞いたことのない艶やかな声を出して……。 それがさらにオレを焚きつけた。 そこが自分の家の洗面所だということも忘れて、花澄に夢中だった。 きっと、あそこで姉貴が帰ってこなかったら……。 オレは止められなかったと思う。 あのタイミングで帰ってきてくれたからこそ、よかったものの、それより遅かったら、花澄とはもっと気まずくなってた。 それ以来、オレも花澄もそういう類の話はしなかった。 それが逆に、何となく花澄に触れるのにためらってしまうオレ。 やっぱり家ではムリがある。 家族の目がどうしても気になって……。 中途半端にことが終わることが一番イヤだし……。 ずっとオレはヤキモキしてたんだ。 花澄に触れたくても触れられないジレンマ。 もーどうにかして欲しい。 >>>つづく
2006年08月19日
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