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2011.02.09
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カテゴリ: 映画/アクション

「汚名をそそぐと皆に誓ったんだ。名誉へのこだわりだ。・・・聞いてくれ。望みは完全な復職と名誉の回復。私自身とチーム全員のだ」
「釈放はムリです。少なくとも合法的には」

本作は、もうずい分前にアメリカのテレビドラマで高視聴率を獲得した「特攻野郎Aチーム」の劇場版である。
テレビシリーズとは若干舞台設定を変えているが、明るく陽気で愉快な筋書きにはほとんど変更もなく、懐かしさから目を細めて喜んだファンも多いのではなかろうか。
とかくアナログを支持する映画通の方々にはどう映ったか分からないが、本作は現代らしく、CGを駆使しているようだ。
リーダー格のジョン・ハンニバル・スミス大佐役を、リーアム・ニーソンが演じたのだが、これは大成功!
存在感も去ることながら、チームをまとめていくカリスマ性が演技の端々に感じられて申し分ない。
さらに注目なのは、「第9地区」で一躍有名になったシャールト・コプリーが、スゴ腕パイロットのマードック大尉に扮しているのだが、この狂人ぶりが見事!
キャラクターとしては、精神に多少の(?)疾患があり、何かとトラブルを引き起こす役柄なのだが、実は頭脳明晰でインテリジェンスに溢れ、空港でスワヒリ語をペラペラと話すシーンは普段とのギャップに驚いた。
これはお世辞でも何でもなく、シャールト・コプリーという「第9地区」しか映画出演経験のない役者を抜擢した監督かあるいはプロデューサー、実に見事な配役をしたと思う。

特殊部隊Aチームのメンバーであるジョン・ハンニバル・スミス大佐、フェイスことテンプルトン・ペック中尉、B.A.バラカス軍曹、そしてスゴ腕パイロットのマードック大尉ら4人は、イラクの前線で活躍していた。
ある時、CIAのリンチと名乗る人物から、アメリカドル紙幣の原版がバグダッドから盗み出されようとしているという情報を得る。
手強いゲリラ集団から巨額の札束と原版を取り戻そうと、Aチームのメンバーは見事に作戦を成功させるはずだった。
だが、そう上手くはいかなかったのだ。

アメリカというお国柄なのだろうか。
とにかくどこまでもサービス精神に溢れた逸品で、根っからのエンターテインメント映画なのだ。
つくづくそう感じたのは、終盤。
そう、エンディング・クレジットが流れてからのオマケ(?)のシーンだ。
作品はもちろんおもしろかった、だがこの最後のオマケを観ただけでなんだか物凄く得した気分だし、実は一番この場面が楽しかったような気もする(笑)
新旧含めて「特攻野郎Aチーム」は、最高のアクション・コメディなのだ。
20110209b

2010年公開
【監督】ジョー・カーナハン
【出演】リーアム・ニーソン、ブラッドレイ・クーパー、シャールト・コプリー

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2011.02.09 21:24:58
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