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製作中の真空管ラジオの天板は、アルミのヘアライン加工板。アルマイト処理を施しているため、傷に強くなっています。それを50枚と奮発しちゃいました。製作予定の6N23P プリアンプやヘッドフォンアンプ、6AK5 UL-三結切り替えヘッドフォンアンプにも投入予定です。フロントパネルも注文しちゃおうかな・・。加工の工数が減るから。
January 11, 2020
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これからリリースします真空管ラジオ。レフレックス部はトランジスタを使用する何とも型破りなモノですが、増幅部のバイアス用電源に使用する部分に、超低雑音回路を盛り込みます。安直にローノイズツェナーでなく、定電流源と固定抵抗器によるもの。抵抗器は数キロオーム以下が上限で、それ以上大きいと熱雑音が増えるでしょう。その抵抗器にはコンデンサをパラいます。定電流源はシンプルに接合型FET。温度係数がゼロのQポイントに持っていけば◎ですが、そこまではしなくても良いでしょうね。抵抗器はノイズの比較的少ないプレート抵抗器をチョイスしました。
January 10, 2020
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製作予定のレフレックス真空管ラジオは、アルミシルバーヘアーラインのトップパネルとフロントパネルを装着し、両サイドにはウォールナット。持ちやすいようにハンドルを装着するのだが、2種類用意して雰囲気の違いを確認してみた。写真下がφ8mmでアルミのアルマイトシルバー、上がφ6mmでステンレス。真空管をソケットに挿入すると10mmほど沈むので、6mmのかな。8mmのは、7ピンミニチュア管で背が低いタマだと、タマが目立たないんだよね。6mmのに決定!あとは、チューニングとボリュームのツマミをどんな物にするか。アルミ削り出しか、モールドタイプか。ツマミで雰囲気がガラリと変わるんだよね。
January 8, 2020
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製作する真空管ラジオの主要部品を収集してみた。フィルムコンデンサは全て無誘導、電力増幅段はオーディオグレード。出力トランスはオリエントコア材仕様である。新規購入せずとも、これくらいは集まってしまう(^^ゞハイブリッド方式なので、レフレックス部はトランジスタ回路。しかも定電圧電源で駆動する凝りようである。レフ部と電力増幅部は直結で、いわゆる『ロフチン』回路。いまからどんな音になるか楽しみである。
January 7, 2020
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リリース予定の真空管ラジオは、末永くご愛用頂けますよう見た目に拘ります。トップとフロントパネルは、共にアルミのヘアーライン板で色はシルバー。アルマイト処理済みなので市販のアンプと同じ見た目で、非常に高級感がありますよ。それをマルツに50枚発注し、納品されました。50枚ですと上質なシャンパンが買えちゃいますが、単価としては安くなるので思い切って発注しました。カットの手間も省けますしね。ウォールナットのサイドウッドも装着し、飽きのこないデザインにします。レンタル用に1台、出品用に数台製作する予定です。
January 5, 2020
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Bacchus Antiquesに出品予定のお品の一つに、高音質レフレックス真空管ラジオがあります。終段は純三極管にオリエントコア出力トランス、検波は6AL5の高信頼管である5726。心臓部のRF増幅には、高周波用バイポーラトランジスタによる超低雑音・広帯域のディスクリート回路。簡易ラジオにありがちな、エミッタ接地増幅回路ではありません。RF段は20MHzくらいまでリニアなゲインを有してます。しかもRF段のコンデンサは、全て箔巻のポリプロピレンコンデンサ。十分に高音質でしょう!!(笑)明日にでも製作に取り掛かるべ。
January 3, 2020
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ご近所さんと、今度は真空管式ラジオの話題に花が咲きました。そこで、私が以前に製作したラジオを披露することに。オーディオ用出力トランスや部品を奢っているので、音質の良さに驚かれてました。これってAMなの?!と。NHKはこの辺ですと電波が強く、放送の質も高いですからね。
July 16, 2016
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真空管ラジオの定数がほぼ決まったので、電源ユニットを組み込みました。半波倍電圧整流方式なのですが、夜は電灯線の電圧が高めに出るので、電圧降下用のシリーズ抵抗器10Ωを挿入しました。おなじみのハラワタです。バリコンとバーアンテナはTrラジオ用を使ったので、中はスカスカです。外部アンテナ端子に1mのビニール電線を接続すれば、さいたま市ではNHK第一、第二、TBS、文化放送がガンガン受信できますよ。FENはかろうじて、日本放送は難しいです。ペントードを使えば、DXでも可能でしょう。AMはトーク番組が多く、つい聞き入ってしまいますね。
November 2, 2012
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真空管ラジオはまだ仮組み状態ですが、これがAM放送とは思えないくらい、良い音です♪特にラジオ深夜便は聴き入ってしまいますね。点灯中の真空管を、部屋を暗くしてupします。ヒーターが灯るのが良いんですよねー。明日はお店がお休みですので、定数をFIXして完成させます。合わせて、久し振りの秋葉原ですよ☆
November 1, 2012
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昨日、ほぼ製作し終えました6AF4Aによる真空管ラジオ。48Vの外部電源から電源供給し、動作確認をします。スピーカーからは微かな音しか出ておらず、1mほどのアンテナ線を繋ぎました。そしたら、うるさい位に放送を受信できましたよ。これから定数の追い込みに入るので、上の写真の電源ユニットはこれから組み込みます。AC18Vタップから半波倍電圧整流方式で、50V弱を得ます。0.3Hと1500μFによるπ型フィルタ方式ですよ。ラジオ深夜便を聞きながら、ダージリンティーを戴きます♪
October 29, 2012
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ブログも真空管を使った電子工作も、だいぶご無沙汰しており恐縮です^^;今日は母のお墓参りやお店の仕事が一段落しましたので、真空管ラジオを製作しました。6AF4A、2本によるカスコードのレフレックス方式で、検波には検波管12AL5を用いています。他にもウリはありますよ(笑)動作電圧が48Vなのです!真空管が48Vで動作すんの?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、もちろん動作しますよ☆24V500mAのトランス1個で、A電源とB電源をまかなっています。感電の心配も無いですよ。出力トランスはTOEIのT-600を、7kオームで使用してます。正面サイズは、文庫本よりも1回りほど大きく、コンパクトに見えます。このままではちょっと寂しい感じがするので、サイドウッドを付ける予定ですよ。あとは配線チェックと、B電源を組み込むだけです。シャーシはだいぶ前に加工済みでしたので、組み立て・配線は半日も掛かりませんでした。可変電源で試験をし、これから動作確認です。
October 28, 2012
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先日、LEADのS-32アルミケースを調達しました。6AF4カスコード・ラジオに使うシャシーです。トランスやバリコンを実機で合わせながらイメージをつかみ、板金加工に入りました。板厚が0.8mmと薄いので、穴あけ加工は楽チン♪30分ほどでシャシー本体の穴あけが完了しました。残るは背面の端子取り付けパネルです。コヤツは2mmの板厚なので、電動プレスマシンで穴あけ加工します。細かい調整はヤスリで仕上げ。一番めんどっちぃのが、ヒューズホルダの樽型の穴あけ。SP端子などもこのデザインがあり、なんとか楽して早く加工できないものかと、いつも考えてます。今日はここまでです。月曜から忙しいから次の週末かな・・、完成は。
April 17, 2011
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予備実験なしで組上げようとしている6AF4Aカスコード・レフレックス・ラジオですが、部品配置の検討もせずにシャシー加工までブッ飛びません^^;おおまかにレイアウトを考え、部品同士の干渉がないかチェックしていきます。デザインはこんな感じ↓にする予定です真空管がマウントする面の両サイドには、取っ手を付ける予定です。デザイン的に物足りなかったらサイドウッドを装着するかもしれません。写真のシャシーは撮影用にあり合わせのですが、実機ではLEAD製のS-32を予定してます。WDHは150-100-80(mm)。これからS-32仕様による板金図面をこしらえます。S-32はもうそろそろ到着予定なのだが、それまでにレイアウトを練るとしよう!
April 4, 2011
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6AF4Aカスコード・レフレックス・ラジオの部品を集めました。電源トランスとポリバリコンは先日購入したもので、それ以外はストック品です。検波管は電源トランスの関係で、6AL5のヒーターが12V管である12AL5です。高信頼管の5726を使いたかったのですが、上記の関係で今回は見送りました。6AF4Aは東芝製ですが、選択に根拠はありません(^^ゞあとはシャシーなのですが、そろそろ手配品が届く頃。デザインは今まで作った真空管アンプとは、趣を異にする予定です。おっと一番重要な出力トランスを仲間に入れるのを忘れました!春日無線の3WのオリエントコアのシングルOPTか、TOEIのT-600にする予定です。
April 3, 2011
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5965を使ったレフレックス・ラジオは、電源が0-250Vの可変タイプを使ってます。カスコード回路なのですが、上側のグリッドを80Vツェナーで固定しています。供給電圧を130Vに落としても、200Vの場合と比べ音量に大差ないじゃないですか!!受信音が歪んだ感じもしません。上側の球の実効プレート電圧は50Vほど。5965のプレート特性曲線で50Vなんつーたら、見た感じ特性がメチャ悪そうなのに・・真空管がここまでアバウトでも動作するとは昔から知ってましたが、目の当たりにすると感動すらありますね(笑)こーなったらDC48Vで動作するカスコード・レフレックス・ラジオを作ってみます。+B電源が48Vですと、コンデンサ等の部品は豊富に出回ってますからね。低電圧領域でのリニアリティが5965よりも更に良い、6AF4Aを使ってみましょう。最初は6BZ7Aで+Bを270Vほどにしてリニアリティの良い所で使おうと思ってたのですが、300Vのケミコンの入手難から躊躇してました。最近は安い高耐圧のケミコンの入手は難しくなってきていますね、残念ですが。今回は予備実験なしで、いきなり組んでみます!
April 2, 2011
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ラジオの音量調整は何通りか考えられます。バー・アンテナに誘起する電圧を変える、低周波信号の大きさ、検波された信号の大きさ、帰還量を変えるなどです。今回は安直にも検波信号を変えることにしました。2011年3月24日にupした回路図のR1=240k?を、50kのボリュームに交換です。その回路はこちらより確認できます。VRの中点はD2とC3に接続されます。結果は音量調整、ちゃんと出来ますよ♪検波回路の時定数が変わりますが、大きな音質変化は感じられませんでした。またVRの位置が50%以上はそんなに音が大きくなりません。抵抗値の変化カーブがBカーブだからでしょう、実機ではAカーブのにしてみます。検波信号をバーアンテナのコイルに注入する回路もあるのですが、同調回路をアースから浮かしてグリッドリーク抵抗器を同調回路に入れる必要があります。これも確認してみます。そろそろ実機を作るべ・・(^^ゞ
March 28, 2011
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久し振りにラジオです。レフレックス・ラジオの検波段は、倍電圧回路によるものが採用されます。少しでも受信した信号を大きくするためですね。この検波回路に使われるダイオードの極性を反対にしても、実は音声信号を検波できるんです。上記の回路がそうなのですが、一般的な回路と比べ検波のMA700とゆダイオードの極性が、反転しています。こちらの反転した回路の方が、電界強度が同じ信号を受信した場合、音声出力が下がります。搬送波の負側を検波するので5965のグリッドに負の信号が入り、増幅を下げるように働くからです。7割くらいに音声出力が落ちたでしょうか。何だ、意味無いじゃん!いやいや、そんなこと無いですよ。この回路の方が歪が少ないんです。特に電界強度の強い信号を受信する場合に、威力を発揮します。このダイオードを回路はそのままで6AL5にしたところ、更に歪が少なくなりました☆音量は若干upしたように聞こえます。因みにソースはNHK第一東京です。NHK第一・第二東京は埼玉県久喜市に、NHK菖蒲久喜ラジオ放送所があります。第一の送信出力は300kW、第二は500kWで日本有数の出力を誇るんですよ。500kWの送信所は日本で数ヶ所しかありません。自宅からこの送信所まで15kmほどですので、かなり恵まれた受信環境でしょう。実際88dBのスピーカーでは、第二がうるさいほどの音量。音量調整VRが必須ですね。次回はレフレックス単段ラジオでは珍しい、音量調整回路を付加したのをupします。
March 24, 2011
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今日は今朝から雨が降り、作業場もヒンヤリとした空気に包まれています。検波管という二極管が2つ入った真空管が、大震災前にアメリカから到着していたのですが、空いている時間で5965レフレックス・ラジオを改造してみることに。検波管は6AL5です。このラジオをいじるのは、10日ぶりくらいでしょうか。今の時点で検波には、ショットキ・ダイオードのMA700が使われています。そのダイオードを外し、空いているスペースに6AL5をソケットごと配置しました↓バラックの状態で組んでいますし、度重なる改造でこれがラジオだとは分からないでしょう。ですが関東のキー局はニッポン放送以外、クリアに受信できます。配線チェックもそこそこに、ヒーターとB電源をON!暫くして明瞭な音で放送が受信できました☆ショットキ・ダイオードの場合よりも音に丸みが出たと言いますか、温かい雰囲気です。俗に言う『真空管ぽい音』、『懐かしい音』でしょうか。フィルタの時定数をいじるよりも、大きな音の変化です。検波管の音は、個人的にショットキよりも好きですね♪6AL5とその高信頼管である5726が合計10本近くもあるので、真空管ラジオを組んでみます。ちゃんとシャシーにマウントして、見栄えにも拘ったものを。
March 21, 2011
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手元にサンスイのオートトランスであるST-30のクローンがあります。シオヤで入手した記憶があるのですが、何時だったかは??これをレフレックス・ラジオの検波回路に使い、同調回路の負荷を減らしてみることにしました。ちょっと見にくいですが、回路図中のL2がそれです。音割れも無く、音量が2倍弱にまで上がりました。高域の感じも自然で申し分ないです☆実験ではヒータートランスから3cmくらいの至近距離に設置したため、誘導ハムが乗っかってしまいました。位置や向き・角度でハムが殆ど聞こえないポイントがあるので、実機ではトランスから10cmくらい離してトリミングすれば充分実用になるでしょう。調子こいてこれを150Hのオーディオ用プレートチョークにしてみました。リード線が30cmと長過ぎたのか、誘導やらノイズやらがやたらと多く全く受信できず。L3のRFCをRFTに変えて、ダイオードで半波整流したAFを、タマのグリッドへ注入する検波回路もあります。RFTは真空管用では適当なのを知らないので、トロイダル・コアで自作というテも・・トランジスタ・ラジオならサンスイのST-24あたりが使えるかもしれません。
March 8, 2011
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5965カスコード・ラジオではIp:3mA、+B:200Vでも充分な感度と音量が得られました。ローカルでは工事の騒音レベルくらいですよ。2.5mHの空芯コイルでは、音量が2mHのコア入り小型チョークと比べ少し上がりました。でも高音が丸くなってしまい、聴きやすいのですが・・そこで内部抵抗が一段と低い6DJ8を用いて、RFCを1mHでやってみます。1mHのチョークは、アイコー電子で¥360-だったと思います。6DJ8はアメリカから何本か仕入れました。+Bは230V程度ですので、やや特殊なな真空管用電源トランスが必要です。私はAC100Vコンセントを直接半波倍電圧しDC270Vを得、半導体式の安定化電源で所定のDCを得るつもりです。それまでの間、5965カスコード・レフレックス・ラジオの検波回路を変更してみます。6AL5で検波もしてみたいですね。
March 7, 2011
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コンピュータ管5965による、カスコード回路レフレックス・ラジオが完成しました。部品点数が少ないので配線は1時間ほど。おっと、カスコード回路の配線が間違ってたぞっ!灯入れる前に発覚して難を逃れました。修正に20分ほどで完成です☆写真は完成後いじった状態ですので、当初はRFCに2mHのコア入りチョーク、バーアンテナにPA-63Rが付いていました。手持ち部品のリード線を切りたくなく、ビヨ~~ンと間延びの部品取り付けですが・・^^;三極管による増幅でゲインも低いことから、発振はしないでしょう。各配線も充分離してることですし。早速灯入れて受信です。お~~っ!アンテナ線30cmだけなのに、なんちゅう高感度!!ローカル局はガンガンに鳴って、音量調整VRが必要なほどです。AF段のOPTには3mAほど、実効プレート電圧は120Vなのに。スピーカーが88dBとやや能率が高いのに助けられた感じです♪フォスのFEシリーズを奮発して正解でした。ALTECのもっと高い能率の欲しかったですが、売ってなかったのでフォスにした次第です。選択度は6AK5-6AF4によるレフレックスよりも、あまり変わりません。ですが高音に関して、音質はこちらの方がやや上かなと。低音はDFが1強とあってボンつきます。配線に冗長があるせいか、高い周波数の文化放送ではハムよりも高い周波数のノイズが若干。RFCに小型のコア入りのを使いましたが、同じように6AK5のように強電界で歪みます。コイツは磁気飽和しやすいな!トロイダルの大きいので、いっちょ巻いたろか?残念ながら、選択度とミラー効果はあまり関係が無いようです。検波回路を別のにしてみるべ・・
March 6, 2011
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以前、実験に使っていたセットをバラしました。+Bは安定化電源装置から外部供給するので、ヒーターと信号部の配線だけで済みます。こーゆセットがあると何かと便利ですね♪左2つのトランスは絶縁トランスですが、今回は使っていません。倍電圧整流のコンデンサの居場所が無かったもので・・7PMTのソケットもあるので、6AL5による検波も実証してみます。検波回路はショットキのMA700を採用しました。順方向電圧、端子間容量、逆電流どれをとっても、ゲルマの1N60より優れています。巷で人気のショットキ1SS108よりも良いと思います。サクッと仕上げちゃいましょう☆
March 4, 2011
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手持ちの双三極管で、カスコード回路によるレフレックス・ラジオを設計しました。カスコードはVHF帯で使われる高周波特性の良い回路で、AMラジオには贅沢ですが・・同調・検波の回路構成は前回の6AK5-6AFFレフレックスと同じで、定数が手持ちの関係でやや違っています。タマは6BZ7や6DJ8などのカスコード増幅用を使いたかったのですが、手持ちのペア球を実験に使うのももったいなく、ジャンクの5965の出番。下側のタマで動作電流を決め、上側のタマは出力電圧が取れる動作点にしました。実験なので音量調整ボリュームは無いです、同調点をズラして調整します。ZDは固定抵抗器でも構いませんが、パスコンが必要です。固定抵抗器とパスコンの時定数が少ないと、低域でのゲインが低下します。私は80Vのツェナーで簡単に済ませましたが、ここのパスコンも少なかったり流す電流が少ないとノイズが出ます。電源の利用効率を上げるため、RFCとAF用出力トランスを起用しました。AFは2次4Ωに8Ωのスピーカーを接続し、1次14kΩで使用しています。早速バラックで実験してみます。
March 3, 2011
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先日入手した、AMストレート・ラジオ用のバーアンテナです。長さ140mmのビッグサイズで感度が高そう♪でも僅かに湾曲してます、日本製じゃないな!早速6AK5-6AF4のレフレックス・ラジオのPA-63Rと交換してみました。巻線は2回路あり、巻数の多い方をエアバリコンに接続です。もう一回路は巻数が1/20くらいの量で、おそらく再生用でしょう。このコイルの特徴に、コイルをコア中央でインダクタンスが380μHに、端で250μHになります。エアバリコンの容量が330pとやや多いので、コイルを端いっぱいいっぱいでNHK第一がチューニング出来るようになりました。受信の結果は、確かに感度はバツグンです!!アンテナ線を付けなくてもローカルの局はガンガンに入ります。強い局は音量ボリューム11時で、大声で喋るくらいの音圧に。ですが選択度がモロに落ちました↓・・FENがPA-63Rで受信できたのに、全く受かりません。意外にもこのコイルはQが低いのかも、それとも私のウデがヘボか・・^^;昨日の日記にUPしたC1やC2で同調回路のQが変わりますので、容量値がマッチしてないのかも。先ずはC1外してC2を20p前後にしてみるべ・・カスコード用のバラックも準備中です。それのタマは何にしようか??
March 2, 2011
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6AK5Wを三結にしたら、選択度が落ちてしまったレフレックス・ラジオです。もう少しシャープな同調にしたく、検波回路のインピーダンスを上げてみました↓回路中のL2がそれですが、インダクタンスは2mH、4mH、10mHの3種を試してみました。最初はR1と直列に入っていたのですが、選択度向上は感じられず・・R2と直列にしたら、少~~し良くなったかな?とゆ程度。バーアンテナはPA-63Rで単巻なのですが、SL-55GTは複巻です。SL-55GTの巻数の少ない方を検波回路に繋いで、低インピース・ドライブしてみます。その場合、感度は巻数比に反比例して少なくなりますが、十分高感度ですので問題ありません。55GT、昔作ったラジオに使われているので抜き取って実験してみます。検波回路をサンスイのマッチングトランスで、低インピーダンス・ドライブも考え中。カスコード回路で同調側の高周波での負荷を下げることも計画中です。AMラジオでカスコードなんて贅沢、聞いたことありませんが・・アマチュアだから出来る特権で、コスト&採算重視のメーカーはまず使わない回路ですね。
March 1, 2011
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マニアック&ディープなタイトルで恐縮です、すいませんm(__)mQとは電子部品が理想素子に近いかを示す指標です、簡単に言えば。残念ながら現実のコンデンサもインダクタンスも、理想素子とは言えません。銅線は少なからず抵抗が存在し、コンデンサの絶縁抵抗も無限ではないからです。Qが高いとは、どれだけそれらが理想に近いかを現しています。ラジオでQは選択度に関係してきます。受信機(関東)では、TBSをメインで聞いてて僅かに文化放送も聞こえるとなると、その受信機の選択度が低いと言えます。TBS小島慶子アナの綺麗な声聞きたいのに、文化放送が混じるのは頂けないです!(市販のラジオではスーパーですから、先ず無い現象ですのでご安心下さい)回路がスーパーかストレートかの違いが一番大きな要因ですが、内部で使われている素子のQが低いのも一因ですね。6AK5Wレフレックス・ラジオを三結動作させたら混信が多くなったので、何かが原因でQが低下したことになります。目星はついてますが、先ずは6AK5Wの入力側(同調コイルの負荷)をいじってみます。次回へつづく・・
February 28, 2011
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昨日ラジオに取り付けた、2.5mHのRFC。ここを12kの固定抵抗器に交換してみました。結果は、ゲインは1/3程に下がりましたが、高域の聞こえ方にあまり変化はありませんでした。ちょっと意外です!小型のRFCは高域で発振気味であったのでしょうか?高周波特性の優れたカスコード回路を組んで、確認してみます。
February 27, 2011
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ラジオに使われるRFC(高周波コイル)には、何種類かあります。写真は大きいのが2.5mH、緑が3.3mH、最後が4mHです。昔からあるRFCで、主に真空管ラジオで使われるのは上の写真の左の大きいの。空芯なのでインダクタンスを稼ぐ必要から巻数が多く、大型です。6AK5-6AF4レフレックス・ラジオでは、4mHと同じタイプの2mHのRFCを使っていました。空芯コイルはもったいなく使っていなかったのですが、試しに使ってみると・・高域が少し落ちたように聞こえます。巻数が多いので分布容量も大きく、ハイ落ちになるのでしょう。緑の3.3mHは未だ使ったことがありません。これは自己共振周波数が、4mHのタイプよりも数百kHz高いです。小型のRFCの方が高域の伸びがあり、クラシックなどは中々綺麗に受信できますよ。空芯コイルは、強い電波を受信してもバリバリと音が割れません。小さいコイルですと飽和するのか、音割れがひどい時も・・真空管は扱う電圧が100V以上なので、信号もそれなりに大きいです、トランジスタラジオと比べますと。小型のRFCは電池動作のラジオと相性が良いと思います。高周波増幅段のゲインを下げて飽和しないように設計すれば、小型のRFCでも問題なく真空管ラジオに使えるでしょう。実際先輩方は、小型RFCでの製作例を発表していますから。なかなかラジオも奥が深いですね☆
February 26, 2011
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真空管はガラスを纏っているという先入観の方もいらっしゃると思います。実は金属で覆われたタマもあるんですよ。日本では『メタル管』又は『メタル・チューブ』と呼ばれています。先日輸入したメタル管です↓これらは『ラジオ球』の部類に入りまして、近々製作するラジオ用にと輸入した真空管の一部です。真空管の頭に電極が無いのは、オーディオ用としても使えます。上記のタマの電極はコントロール・グリッドですので、引き回しには気を付けましょう!メタル管は製造技術のハードルがとても高く、一部のメーカーしか生産されませんでした。それが仇となり、高性能のMT管なんかに短い期間でバトンタッチされたんです。それ故メタル管の品質はTOPクラス!贅沢ではありますがラジオ受信機に使おうと思います。外装が金属である故、外装をアースすればシールド効果が発揮できますので便利です。いや外装はアースしないといけません。6K7-6J5-6F6の1-V-2受信機なんか、オール・メタル管構成でかっこ良さそうですね。個人的には6F6をG管にしてアクセントを加えたいものです☆今日はマニアックな日記で恐縮です!!
February 22, 2011
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先日『ラジオ少年』にて、いくつかラジオパーツを購入しました。その中のひとつが↓で、エアバリコンといいます。ラジオの選局に使われます。ALPS JAPANとありますが、あの有名なアルプスでしょうね。HPには日本製とありました。でも白箱に入ってましたが、デッドストックかメーカーへのバルク品でしょうか?新品です。大きさはニワトリの卵より小さく、6AK5Wで使っているバリコンよりもやはり小さいです。そうそう、容量は290pFと120pFが隣り合わせになっており、『親子バリコン』の名称があります。290pF単体、並列接続して410PFになりますので、バーアンテナの選択肢は広いでしょう。1個¥1,200-でした。探せば¥800-てのも、他のHPで見掛けました。因みにとあるアキバのパーツショップには、¥3,000-くらいの値札がッ!!多連バリコンですと¥8,000-とかも!!そんな高い¥払ってられるか!アホちゃう!?ラジオ少年には中国製のもあり、こちらは¥1,000-とまぁまぁです。父が6AK5Wレフレックス・ラジオの音質を気に入り、近いうちにシャシーに実装された、感電対策と見栄えの良いラジオを作ろうと思います。私の寝室用にも1台欲しいですね。
February 21, 2011
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6AK5Wは五極管ですので三結に出来ます。三結でEp=120V、Ip=8mAでのgmはおよそ6mSと高い方です。80V付近の低い電圧でもリニアリティは良く、レフレックスを思い切って三結にしてみました。ロードラインからAF部の負荷は18kと重くない値とし、Ep=80V、Ip=3.5mA付近で動作させます。回路ではこんなんなりました↓6AK5Wのカソード自己バイアス抵抗を620、AF負荷抵抗を18k、RFCを4mHにしました。10mHのRFCは自己共振周波数が290kHzなので、共振周波数が1.5MHzほどの4mHにした次第です。最初は気付かず10mHを使っており、高い周波数の局の受信が悪かったのは、これが影響していたのかもしれません。三結にしましたので見た感じスッキリしました↓改造が終わり早速受信してみたところ、NHK第一からニッポン放送まで受信できました。低周波の発振のような現象も無くなりました!音質も少し向上しましたが、今度は混信がひどいです。そこでアンテナ線を2mから30cmにしたところ、混信は無くなり受信しやすくなりました。感度は五結よりもやや高いです。改造前はEsgの設定もしくは、バイアスがまずかったようです。sg換算表使わずに、勘で動作点を決めてしまったからなぁ・・やっぱ横着はアカン。気になり始めたのが、低域がややブーミーなこと。ダイヤゴナル歪みが発生しているのか、低域の発振なのか??上記の回路図のC3=270pFを47pFにしてみたところ、少しは改善されました。R1=470kはやや大きかったか・・?最適値を求める数式があるのですが、一般的なR1=200k、C3=100pにしてみます。
February 20, 2011
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クラコンで6U8Aを購入したついで、千石で2mHと4mHのチョークもGETしときました。ラジオの改造に使う予定です。6AK5Wレフレックス・ラジオのRF増幅部の負荷を、10mHから2mHにしてみました。下記の回路図は改造後ので、L2がRF部の負荷です。結果は低い周波数帯では混信が激しく、高い周波数帯は分離も良く綺麗に聞こえました。2mHの600kHzにおけるインピーダンスは、およそ7.5k。6AK5Wにはかなり重い負荷となり、ゲインの低下が甚だしいです。Esg:80Vの動作条件では合わないですね、今回は失敗に終わりました。RFCは周波数によってインピーダンスが変わるのが、チョイ曲者でしょうか・・RF部の負荷を15kから40kの抵抗器にして、電源電圧を300Vほどにすればリニアリティもダイナミックレンジも取れて、Hi-Fiラジオが出来そう。これは課題です。
February 19, 2011
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6AL5の高信頼管で5726です。HPILIPS ECGですが作りはまぁまぁですね。ダイオードと同じ役割ですが、ヒーターを通電しないと動作しません。6.3V 0.3Aのヒーター電源が必要です、エコじゃないけど・・バラックでゲルマラジオを組み、出所不明のバーアンテナとポリバリコン、クリスタル・イヤホンで放送を受信してみましたが、音がちっこいのなんの。オマケにハムらしき『ブ~~~ン・・』が。ヒーターをアースしてないし、誘導拾いまくりですね。ゲルマで組んだのよりも音はちっこいしハムは出るので、音質比較もヘッタクレもありません。バーアンテナは5cmくらいのですし、アンテナ線も50cm・・アンテナ線は最低2m欲しいですし、バーアンテナも10cmくらいの大型のを奢りたいです。用意してリベンジしてみましょう!改めてトランジスタの威力を感じた今日このごろ。
February 18, 2011
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6AK5Wレフレックス・ラジオのヒーター配線は撚り線で行っています。高周波ではニア・バイ・アースという手法が用いられ、『とにかくアースは直近でシャシーに落とす』という流儀なのですが。ラジオではヒーターについても、ニア・バイ・アースをした方が良いと言う先輩がおられます。7ピンミニチュア真空管(ヒーター定格6.3V)の3、4ピンがヒーターだとしますと、3ピンは電線で接続してヒーター・トランスの6.3V端子へ、4ピンは近くのシャシーへ、ヒータートランスの0V端子も近くのシャシーへという具合です。ヒーター電流がシャシーを流れるという事ですね。でもヒーターに関して今回は、ニア・バイ・アースしてません。0V-6.3Vを撚り線で真空管のヒーターに繋ぎ、ヒーター・トランスにセンタータップ(CT)があるので、それを近くのシャシーに落としました。この方法ですと、シャシーにヒーター電流は流れません。CTをシャシーに落とせば、ハムは打ち消しあうと思ったからです。結果としてハムは出ていません。私はこのCTのあるヒータートランスが好きで、昔からトヨデンのHT-61を使っています。菅野電機のSPシリーズもCTが付いてますが、HT-61と比べ数割¥が高いですね。その代わりSPシリーズは種類が豊富ですし、作りも丁寧な感じです☆なおこの配線方法が、50MHzレシーバーとかのより高い周波数でも有効かは・・???
February 17, 2011
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音量調整ボリュームを50kから250kに換装してみました。歪みはやや少なくなった感じですが、スピーカーから少しですが『サ~~』とゆノイズが多くなった感じです。インピーダンスが高くなった分、ノイズが目立ってきたってことでしょうか?AF部の負荷抵抗は12kと低抵抗なので、並列になるボリュームが50kでも250kでもそんなに大差ないのかも・・ちょっとガッカリです(>_
February 15, 2011
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レフレックス・ラジオが完成してからというもの、NHKのラジオ深夜便を再び聴いてます。深夜なのでノイズが少ないのと、NHKは放送設備の質が良いのと相まって、音楽は思いの外綺麗な音質で楽しめますね☆レフレックス・ラジオのキモはやはり、『検波』にあると思います!ここをゲルマにするかショットキにするか、オール球構成で二極管にするか?楽しい迷いでもあります♪現状ではゲルマを使っているのですが、音の良いとウワサの二極管が気になって仕方ありません。6AL5とゆ双二極管があるのですが、アキバのとあるコトに問い合わせしたら1本¥1,800-!!『え~~ッ!!そんなにするの!?』と心の中で叫びつつ丁寧に電話を切りました(笑)実はこれよりも前に、アメリカから輸入してたんです。確か1本1ドルくらいで。到着が待ちきれなくてアキバへ問い合わせたのですが、待ちましょう。ラジオで使いそうなタマをごっそり輸入したので、到着が楽しみでもあります(^^♪でも今のラジオには、6AL5の居場所が無さそうだな・・ヒーターはトランスに.5A以上の余裕がある(6AL5は.3A)ので問題ないが。さてどうしよう。一旦寝て頭をリフレッシュさせるべ・・
February 13, 2011
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全て手持ち部品でこしらえました6AK5Wレフレックス・ラジオですが、どのくらいのコストが掛かったのでしょう?先日upした回路図記載の部品Noと共に、比較的安く買えるお店も載せました。L1:PA-63R 同調コイル ¥150-VC:330pF親子バリコン ¥1,000- ラジオ少年C1,2,3,4,7:フィルタ、カップリングコンデンサ 各¥100- 計¥500- ラジオ少年D1,2:ゲルマニウム・ダイオード 各¥20- 計¥40-R1,2,3:フィルタ抵抗、カソード抵抗 各¥10- 計¥30-L1:RFC 4mH ¥80- ラジオ少年R4:プレート抵抗 12k2W ¥50-R7:デカップリング抵抗10k1W ¥10- 千石電商C8:カップリング・コンデンサ 0.33μF250V ¥90- ラジオ少年C5:カソード・パスコン 820μF6.3V ¥80- 千石電商ZD1,2:39V0.5Wツェナー ¥10- 計20-C9,11:フィルタ・コンデンサ 100μF50V 各¥30- 計60- 千石電商C6,10,12:フィルタ・コンデンサ 0.1μF50V 各¥10- 計¥30- 千石電商VR:RV24A コスモスVR Aカーブ ¥473- コバデンR5:ストッピング抵抗2k ¥10-R6:カソード抵抗470 1W ¥30-R13:カソード・パスコン 470μF16V¥100-千石電商OPT:TOEI T-600 7k ¥735- 東栄変成器L3,4:TOEI CH-460Z ¥998- 計¥1,996- 東栄変成器PT HT-61 6.3V1A CT付き TOYODEN ¥651-C14,15,16:+B電源フィルタ・コンデンサ 470μF160V ¥100- 計¥300- ジャンク市で購入D3:400V3A 整流ダイオード ¥30-R8:2 2W電流制限抵抗 ¥30-SW:電源SW ¥100- 門田無線F:リトル ヒューズ・ホルダ ¥120- バンテックエレクトロニクスSK:スパーク・キラー ¥50- 千石電商V1:6AK5W RCA ¥300- クラシックコンポーネンツ V2:6AF4A RAYTHEON ¥500-7PMT真空管ソケット 各¥210- 計420-30mmケミコン・バンド 各¥120- 計¥360- 若松通商スピーカー端子 ¥200-電源コード ¥130- 若松通商パネルマウント型電源プラグ&ジャック ¥400- 門田無線3P,4P Lラグ 各¥30- 計¥120-各種配線材 ¥200-ツマミ大小 ¥100- ¥50-さて、いくらかな??合計で¥9,465-でした!リップル・フィルタ用チョーク・コイルを2個奮発したのが効いてますね。検波回路のフィルタ用小容量コンデンサは、500Vのディップマイカ使ったのも、コスト上昇の要因です。シャシーを加えて、4Hのチョーク・コイル無しにすれば、¥800-ほど安くなります。感電が心配な方は100V:100V 5VA以上の絶縁トランスを用意してください。¥800-前後です。いやぁ、高音質を目指してやや凝った回路にしましたが、意外にも¥掛かるもんですねぇ・・5847シングルやその他のアンプが落ち着いたら、ちゃんとしたシャシーに載せ、出力トランスをカバー付きの良いのにして、見栄えも良く組み直そうと思ってます。このラジオを組んで、AM放送も音が良いのが再確認できました☆
February 11, 2011
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これが現用の回路図です。手持ち球の関係からAMラジオではあまり使われない、6AK5Wと6AF4を使用しています。電源はコンセントAC100Vを直接整流してDC130Vを得ています。整流ダイオードはやはり手持ちの1000V3Aのファーストリカバリですが、耐圧は400V以上ので大丈夫です。リップルフィルタのケミコンは470μF160Vと大容量のを奢りました。¥100-で売ってたヤツです。電力増幅段には4Hのチョーク、RF&AF段には更に4Hのチョークによるパイ型フィルタ。おかげでハムは全く聞こえません。チョーク・コイルはDCRが低いので、電圧ロスが少なくて済むので採用しました。半波整流でリップルの基本波が50Hzと低いので、フィルタを万全にした次第です。コンセント直接整流ですので、ACプラグの極性に注意しないと感電します。心配な方は100V-100V容量5VAの絶縁トランスを入れることを勧めます。RF増幅にも電圧降下の少ない、10mHのチョークが負荷になってます。コア入りの小型のフィルタ用チョークですが、ラジオ用の空芯チョークを使うのが本来。LCメータを持っていれば、トロイダルコアで自作もしてみたいですね。6AK5WとゆWEが開発した高性能の五極管で、測定器や通信機器に採用されたタマで増幅してます。生産量がハンパなかったので、今でも安く仕入れることが出来ますよ♪私はクラコンで買った、¥300-のRCA製で箱無しのです。検波には30年近く前に購入した、1N60とゆゲルマニウム・ダイオードにしました。ゲルマなら何でも構いません。1S1588のようなシリコンダイオードはこの回路では使えませんが、バイアス電源を用意して順方向に僅かな電流を流してやれば検波できます。またここに、6AL5のような双二極管を使うのも良いですね。6AL5の方が、微小信号の検波特性に優れていると思います。検波して高周波を取り除くフィルタの時定数は、470k-270pです。ちょっと大き過ぎたかもしれません、製作例では200k-100pあたりが多いですから。課題ですがここにもチョークを使い、フィルタ特性を良くした回路で組んでみます。昔の設計でスピーカーを接続する出力トランスの一次側に、0.01μFのコンデンサを並列接続してるの見ますが、フィルタで取り切れなかった高調波を除去してるのだと思います。電力増幅段には6AF4とゆ、FMチューナなんかに使われた三極管を採用しました。内部抵抗が約2kと低く、バイアスも7Vと浅いのでオーディオ用にも使えるのではないでしょうか?実際出てくる音は、なかなかのモンだと思います。6AF4はアメリカから輸入した、RAYTHEON製のを使っています。プレート損失2.5W、プレート電圧150Vまで使えミニアンプのダークホースでしょう。次回はこのラジオの部品代を計算してみます。
February 10, 2011
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先日、完成しました真空管式のレフレックス・ラジオ。ハムや目立つ発振もなく、綺麗な音で受信できていますが、気なる点もやや多いです。1、バリコン回し切った状態でNHK第一が受信できる2、高い周波数の局が受信しづらく、『ボッ・・ボッ・・』と低周波発振する位置がある3、ゲインがあり過ぎるのか、強電界の局ではボリュームを絞っても音が歪む4、ヒータートランスに6.3V1Aの大型のを使ってしまい、ヒーター電圧が6.8Vもある5、音量調整ボリュームに50kを使っているので、6AK5Wの負荷が重過ぎる6、音量を上げるとスピーカーから『ピーーー』と微かな発振音が<考えられる対策>1は同調にマックスのPA-63Rとゆトランジスタ・ラジオ用コイルに330pのエアバリコンを使っているのが原因です。今のところ不便な感じはしていませんが、もう少し低い周波数まで同調させたいですね。実は並四コイルが手元にあるので使ってみます。2の原因は調査中です、検波回路のフィルタ時定数がマズいかも・・この時定数で音質が大きく変わるので、難しい面もあります。3はRFCを2.5mHくらいのにしてみようと思います。後は高周波の帰還量を変えられるようにするとか。RFCに100kの固定抵抗器を並列接続してインピーダンスを下げましたが、同調コイルに並列に100kが繋がることにより、Qが低下して混信が多くなりました。4はヒーターの寿命の関係で定格に合わせた方が良いです。ドロッパ抵抗器を入れるとかして。5は250k以上のAカーブのに交換してみます。6AF4のカソード・バイアスにおけるグリッドリーク抵抗の最大値は500kですが、余裕を見て250kにしときます。6は6AK5Wのソケットにおいて、プレートとコントロール・グリッド間に銅板でシールドするとか、RFCと同調コイルの間にシールド板を立てるとかやってみます。同調コイルの居場所や取り付け角度、コイルのタップの引き回しなども関係するでしょう。いやぁ、高周波回路はやはり手強いですねー!一発でほぼまともに音が出たのは、ラッキーだったでしょう☆次回はこのレフレックス・ラジオの回路図をupします。すごい贅沢な回路ですので、昔ラヂオ少年だった方から『アホか!?』と言われそう・・^^;
February 9, 2011
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なんてアナウンサーぽいタイトルにしてみました。そうです、レフレックスラジオが完成しました~♪動作確認用に4cmくらいの、ちっこいマグネチック・スピーカーを繋ぎました。+B電源、ヒーター回路のショート確認もそこそこに、検電ドライバーで極性チェックの後、スイッチON!!+B、Esg、電力増幅段のカソード電位はほぼ設計通りです。Esgがやや低いですが、このまま続行です。音量調整ボリュームを少し上げ、チューニング・ダイヤルを回しますが、何も聞こえません・・さらにボリュームを上げますと、微かに放送らしき音が出てきました。ボリュームMAXで、ようやく聞き取れる音量に。やはり外部アンテナを繋がないと、感度が低いようですね。一旦ボリュームを絞り、1.5m程のビニール電線をアンテナ端子に接続。するとどーでしょう!ボリューム2時でガンガン鳴ります。レフレックスですので選択度は高くないですが、混信に悩まされる状態ではないです。NHK第一、第二、FEN、TBSは普通に受信できます。文化放送は強電界のせいか歪み、ニッポン放送は弱いのかやや混信しました。1Fリビングの、60リットルのエンクロージャに入れた16cmフルレンジに接続してみました。92dBの高能率ユニットですので、もっと大きな音が出せます。スピーカーの上に直置き、しかもクリップでスピーカーへ↓ラジオの心臓部、う~んメカメカしくて惚れる(笑)↓4cmの動作確認用ユニットと比べると(比べたらアカン!!)、流石に音は良いですねー!12時の位置でかなりの音量です。AMは意外にも音楽番組が多く、なかなかの高音質で受信できます♪FMよりも少し帯域が狭いと感じるくらいですが、スーパーヘテロダイン方式の音とは、伸びがレフレックスの方が良いですね。スーパーは圧迫感があります。電力増幅に6AF4Aなんて、UHF帯の発信器用に開発されたタマ使ってますが、なかなか綺麗な音を聴かせてくれますよ。三極管ですしダンピング・ファクタは3ありますので、低域の制動もまずまず☆ミニアンプに使っても面白いタマだと思います。でも課題は多いこのラジオ。次回はその点についてぶっちゃけます。
February 8, 2011
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この時点で6AK5W-6AF4Aレフレックス・ラジオは、完成まであと少しです。今日はこのラジオのポイントをお話します。設計のベースになったのは、去年のブログにupした6AU6レフレックス・ラジオです。それが何故、RF&AF増幅の6AU6から6AK5Wに変更になったかと言いますと、同じスクリーングリッド電圧(Esg)に対して相互コンダクタンス(gm)が、6AK5Wの方が5割ほど高いからです。つまり6AK5Wは高感度ということですね。下の図は、真空管メーカーが発表している、Esgとコントロールグリッド電圧(-C)等の関係です。Esg、-Cを与えるとプレート電流(Ip)とgmの値がわかる、非常に役立つデータ。今回のラジオはコンセントを直接整流してDC130Vを得る方式ですので、+B電源はそれ程高くありません。私が設計している低くても300Vは扱う真空管アンプとは、少し考えを変えないといけないです。6AK5WはRFとAFの両方を増幅しますが、入力信号は0.1Vにも満たない微小信号。ですのでΔ-Cを与えた時、ΔIpのリニアリティの良い部分に動作点を置きました。グリッド検波や最大出力を搾り出す段ではないので、いかにハイゲインで歪の少ない信号を増幅するかがミソです。(ハイゲイン過ぎて出力が歪むのも困りますが・・)なのでこの手のラジオでは比較的高い、80VとゆEsgを与えています。そのEsgはツェナーで安定化させ、5mAのブリーダ電流を流すという徹底振り。高感度な五極管は、Esgの処理で回路の性能が決まるといっても過言ではありません!この動作点でgm=3000mSを得ています。AF段の負荷抵抗は12k?とこれまた型破りな低抵抗値ですが、理論上は3000m*12kで36倍のAFゲインが得られますので、増幅器としては普通ですね。(ラジオ回路では100k?以上が普通です)RF増幅には10mHの高周波チョークコイル(RFC)を使い、ハイゲインを実現すると共に電圧降下を最小にさせ、電圧利用率を高めています。このラジオを設計し終わって、確認の為に真空管式レフレックス・ラジオをネットで検索してみました。中には6AC7とゆ6AK5Wよりも更に高gmのタマを使って、しかも+Bが300Vもあるのに、Esgが20Vとあるのが見られました。私はラジオにはホント詳しくないので、このような低いEsgにするメリットが解りません。強電界~弱電界地区に対応させる設計でしょうか?私の設計が正しかったかは、ちゃんと放送が歪み無く高感度に受信できるか?で判決が下されます!さて、如何に・・?
February 7, 2011
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昨日は真空管式レフレックス・ラジオの配線は忙しくて出来ませんでした。今日は1時間ほど作業です。高周波&低周波(RF&AF)段および電力増幅の真空管は、アルミのLアングルにて取り付けです。バリコンや同調コイルはバラック手前に配置しました。同調コイルと高周波増幅に使うRFCは、誘導しないよう離す必要があるからです。RF&AF段は入力経路を最短にして、入力と出力が接近しないようにしました。Lアングルに部品を取り付けていったのですが、手が3本あれば良いと思う時しばしば・・今日はこの辺で・・
February 4, 2011
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昨日、フォスのSPユニットとエンクロージャが来たので、勢いでラジオを組み立てることにしました。実験用なので剥き出し配線のバラックです・・^^;(こーゆメカメカしいのは好きだったりする)まだ配線途中ですが、1日あれば完成するでしょう。B電源はAC100Vコンセントを直接半波整流してDC130Vを供給、ヒーターはトランスからです。6AK5W-6AF4Aの2球でレフレックス構成です。6AK5Wで高周波&低周波増幅し、6AF4Aで電力増幅、OPTはTOEIの7kに接続しました。部品や真空管は全部手持ちで、購入したのは一つもありません。回路はうまく鳴ってからupします。真空管ラジオは初めてなもんで・・高周波回路には6AK5WやPA-63Rとゆバーアンテナ、RFCにはコア入りの10mmHと型破りな構成だと思います。
February 2, 2011
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月末になると気になるのが、楽天の期間限定ポイントです。今月は数千ポイントありますので、何を買おうか迷います。ワインだとありきたりだし、アンティークや真空管は輸入しているし・・先日、真空管式ラジオに触れ、それ用のスピーカーでも買うことにしました。部品は手持ちの漁れば、ラジオの数台は作れるでしょう。到着したのが↑FOSTEXのフルレンジ・ユニットであるFE83Enと、エンクロージャ、スピーカーコードです。ラジオには0.5W程度のささやかなAF段を搭載させる予定ですので、スピーカーの能率が高いのにしました。それでも88dBと低いほうですが、問題はないでしょう。楽天内のユニットを検索しましたら、口径8cmで能率80dBとか!う~~ん、恐ろしく低効率ですねFE83シリーズで立派なスピーカーを作る方がいますが、ラジオにこのユニットはかなりな贅沢品だと思います。中学生のころ聴いていた、深夜放送を楽しもうと思ってます☆
February 1, 2011
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先日、トリオの真空管式ラジオに触れたので、ラジオ繋がりです。私が小学生のころ、釣りキチ三平と並んで読んでいたのが、月刊誌『ラジオの製作』。ラジオの色んな製作例が載っていました。ラジオ以外にもワイヤレス・マイクやゲーム機の製作例も。確か、真空管式の再生ラジオやレフレックス・ラジオもあったと思います。それに使われる電圧は、数百Vと子供心に怖さを感じ、また使われる真空管はもちろん、トランスや並四コイルは高嶺の花だった記憶があります。とても小学生が買える値段ではありませんでした。だいぶ前になりますが、東京ラジオデパートに寄った際、普段は素通りするお店に真空管式ラジオで使う部品が目に付きました。そう、高嶺の花だった並四コイルです!お店には最後の一つだったし¥580-と良心的な価格でしたので、思わず1つお持ち帰り☆昔欲しいと思っていたトリオ製ではないですが、懐かしさが感じられます。まだ手持ちのバリコンと合わせて受信はしてないですが、いつかこれを使ってラジオを組みたいと思ってます。
January 25, 2011
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昨日の日曜、友人宅へお邪魔しました。小学生の同級生で、同じ町に住んでいます。寒中お見舞いのはがきを出したら、久し振りに会うことになりまして。キッカケは寒中お見舞いに添付した、6AK5Wのヘッドフォン・アンプの写真です。彼が『うちには真空管式のラジオがあるよ』と言うのです。即お邪魔しました(笑)真空管式のラジオは所有したことも、操作すらしたことない私。東ラジ3Fのサンエイ電機さんの左のブースで、真空管ラジオらしきものはよく見ているのですが・・友人宅のリビングに通され、そこにはやや大きめのキャビネットに収められたラジオが。トリオ製でした。電源を入れ暫くすると音が出てきます。この辺は真空管アンプと全く同じですね。チューニングダイヤルを回すと、関東の放送局は一通り受信できます。混信もなく分離が高いので、おそらくスーパーヘテロダイン式でしょう。いやぁ、真空管ラジオなんて持ってらっしゃる方、いるんですね~!どことなく懐かしい音です。デジタル・リマスターされたビートルズの赤・青盤とはエライ違う音質ですね。去年あたりに6AU6Wによるレフレックス・ラジオを設計しましたが、製作はしていません。5847シングル・アンプも残ってますし・・でも真空管式のラジオ、興味はあります。330pのエアー・バリコンが幾つかあるので、バラックで作ってみようかな??誘惑に弱いバッカスであります。
January 24, 2011
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前日、秋葉原のクラシック・コンポーネンツで6AU6WCや5654/6AK5を買ったバッカス。調べていくうちに、コイツらは高周波増幅管でもあることが解った。巷で言う、『ラジオ球』だ。AMラジオから、無線の送受信機に使われていた真空管のことである。特に6AK6をネットで検索してみると、真空管式ラジオがやたらとHITするではないか。オレはオーディオで使いたいんだ!あ~~、こんなにも誘惑されると、真空管式ラジオ作りたくなるじゃん!!ラジオは小学生のころ、ゲルマに高1ストレート、レフレックス、超再生方式と片っ端から作り、中学生で終着駅のスーパー・ヘテロダインに辿り着いた。と言う訳ではないが、30分で設計した真空管式レフレックス・ラジオがこれ↓レフレックスとは、1つの増幅素子(トランジスタや真空管)で、高周波(AM電波)と低周波(音声信号)を増幅するという、ムシのいい回路である。その昔、真空管やトランジスタが高価だった頃、素子を少なくするために考案された回路だ。確かアポロ宇宙船の、アームストロング船長が発明した回路だったと思う。スーパーだったかな??回路の説明。VCで選局されたAM信号(音声と搬送波を含む)が、6AURのグリッドに入り増幅される。負荷はL2だが、インダクタンスが低いので音声は殆ど増幅されず、高周波(搬送波)が増幅される。音声はD1、D2で検波され、R2を通って6AU6で増幅される。この時、高周波はC2でグランドへと導かれ、6AU6には入らない。低周波(音声)にとってL2は低抵抗にすぎず、負荷はOPTとなる。高周波はC5によっても、グランドへと導かれる。定数は大雑把に決めたので、これがベストではない。グリッド入力付近、プレートからL2の配線は極力短くし、L1とL2の電磁結合に気を付ける。また、電源トランスからの漏洩磁束にも注意が必要だ。D1、D2は検波用のショットキかゲルマが良い。シリコンはVfが.6Vと高いので、音が小さいか出ないだろう。D3、D4で6AU6のバイアスを与えているが、検波出力によってはR1、R2の比を調整する必要がある。この回路の選択度はそれほど高くないので、混信をする可能性がある。ANTには、数10cmから1mくらいのビニール線を接続することにより、感度が上がる。高周波回路は、オーディオ以上にシビアで難しい!さてと、カソフォロ出力ヘッドフォン・アンプの設計せんと。ラジオにかまってる場合ではない。
November 1, 2009
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