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予定より大分遅れてしまいましたが、サンレモ音楽祭のデータをブログに書き始めます。一気に書き進められないので、途中で色々な歌手やレコードの紹介も入れ休み休みの気長に続けていくことになります。
はじめに
現在は自作自演、自分のためだけに歌うカンタウトゥーリまたはカンタウトゥリーチェが主流で、歌手の優劣を競うコンテストか新曲コンテストか区別がつきません。が、新曲コンテストです。 新曲、未発表曲すなわち音楽祭で歌唱・演奏されるまで、公に発表されてはいけないことなのです。このことを忘れるとサンレモ音楽祭が正しく理解できないと思います。
また楽曲は、以前は厳格にイタリア人が作り、イタリア語(国内方言を含む)の歌をイタリア人歌手が歌うことになっていましたが、イタリア人歌手が歌うことから次第に規制が緩和され(人種か、国籍か)、イタリア語で歌うことは64年の外人歌手パートナー制になった時点で崩れてしまいました。 イタリア人の作という点は原則守られていますが、例外があるかもしれません。また以前は作曲家の出品は1作品のみという規定もありました。有名な話は64年の日本でもなじみ深いジリオラ・チンクェッティの「夢みる想い」、ジーン・コロネッロ(GENE COLONELLO)が他に出品したので作詞家のニーザ(NISA)の名前を使いました。単独出品ですがボビー・ソロの「ほほにかかる涙」はイレール・パタッチーニ(ILLER PATTACINI)がリコルディの持っている汎用ペンネーム、ルネーロ(LUNERO)を使いました。
レコード会社や音楽出版社が持っている汎用ペンネームは、 "規則の抜け道"ではないことが分かって来ました。過去のブログでセルジョ・エンドリゴやチンクェッティのことを書くために調べていると、SIAE(日本の著作権協会の権限より広範囲で強大な力をもった組織と理解してください)に曲を登録する場合、予め申請してある名前でないと受付けられないことが書いてありました。 新人の作詞家、作曲家、新人歌手やバンドが自分たちの作った曲を歌う時、協会の所属していない彼らの名前では、曲の著作権登録が直ぐに出来なかったようです。ジーノ・パオーリ(GINO PAOLI)はじめ昔の曲はライツのクレジットがかなり変わっている事があります。
サンレモ音楽祭の開催状況や出品曲の現実はどういう状況になっているのか、今後、データをブログに書きながら調べていきたいと思っています。
※S.I.A.E. - Società Italiana degli Autori ed Editori (イタリア作曲家・音楽出版社協会)
第1回 1951年1月29日(月)~31日(水) サンレモ市カジノ付属劇場
司会:ヌンツィオ・フィロガーモ (Nunzio Filogamo)
楽団指揮:チニコ・アンジョリーニ (Cinico Angelini)
オーガナイザー:イタリア放送協会(RAI);サンレモ市カジノ場(Casino di Sanremo)
形式:出場曲数20曲。1曲1歌唱で2夜に各10曲を歌い、各夜5曲ずつを入賞曲を選出し、最終夜に優勝、2位、3位を決定する。.
<優勝> 花をありがとう Grazie dei fiori (G.C.Testoni - M.Panzeri - S.Seracini) 出版社 FAST ニラ・ピッツィ (vf) Nilla Pizzi (CETRA - CETRA) DC-5262 [SP]
DC-5262
<2位> 白銀の衣の月 La luna si veste d'argento (V.Mascheroni - Biri) 出版社 MASCHERONI アキレ・トリア-ニ (vm) と ニラ・ピッツィ (vf) Nilla Pizzi & Achille Togliani (CETRA - CETRA) DC-5263 [SP]
DC-5263
<3位> 孤独のセレナ-ド Serenata a nessuno (W.Colì)出版社 REBER アキレ・トリア-ニ (vm) と ニラ・ピッツィ (vf) Nilla Pizzi & Achille Togliani (CETRA - CETRA) DC-5263 [SP]
<入賞曲>
◇ピッチゲット-ネの市場で Al mercato di Pizzighettone (N.Ravasini - A.Locatelli) 出版社 NAZIONALEアキレ・トリア-ニ (vm) と ドゥオ・ファザ-ノ (duo) Achille Togliani & Duo Fasano (CETRA - CETRA) DC-5265 [SP]
◇うっかりもののかささぎ La cicogna distratta (A.Valleroni - Da Rovere - L.Carrel) 出版社 FLORENITIA ドゥオ・ファザ-ノ (duo) Duo Fasano (CETRA - CETRA) DC-5265 [SP]
◇もみの林のこだま L'eco fra gli abeti (C.A.Rossi - E.Bonagura) 出版社 ARISTON アキレ・トリア-ニ (vm) と ニラ・ピッツィ (vf) Nilla Pizzi & Achille Togliani (CETRA - CETRA) DC-5266 [SP]
◇眠らせておくれ Famme durmi' (V.Panzuti - Danpa) 出版社 LEONARDI アキレ・トリア-ニ (vm) と ドゥオ・ファザ-ノ (duo) Achille Togliani & Duo Fasano (CETRA - CETRA) DC-5266 [SP]
◇ラ・マルゲリ-タ La margherita (E.B.Valdes)出版社 AMBROSIANA ニラ・ピッツィ (vf) と ドゥオ・ファザ-ノ (duo) Nilla Pizzi & Duo Fasano (CETRA - CETRA) DC-5296 [SP]
◇16才 Sedici anni (L.Gambetti - A.Mari) 出版社 ARION アキレ・トリア-ニ (vm) Achille Togliani (CETRA - CETRA)不明 [SP]
◇ア-モンドの木の下で Sotto il mandorlo (G.C.Testori - M.Panzeri - C.Donida) 出版社 RICORDI ドゥオ・ファザ-ノ (duo) Duo Fasano (CETRA - CETRA) 不明 [SP]



Nilla Pizzi Achille Togliani Duo Fasano
第1回はオーガナイザーがRAIで出場歌手はRAIの関係会社のチェトラ(CETRA)から女性歌手ニラ・ピッツィ、男性歌手アキレ・トリアーニ、女性デュオのドゥオ・ファザーノに決定しており、それに合わせた出品の依頼をイタリアにある音楽出版社240社にしています。
音楽祭が発展すると、参加レコード会社、歌手も増え、関係者の利害が絡み、色々なトラブルが起き、新たな規則や調整が必要となります。それも一つの歴史でした。
字数制限で、最後まで紹介することが出来なくなりました。第1回大会の参加曲は次回といたしましょう。
次回へ続く
・今後、どの様に書いていくか? 途中変更もありで、検討中です。
・優勝・入賞曲と参加曲を含め全体を言う場合、出場曲と表現します。
・順位をつけない入賞曲の頭には"◇"を、参加曲の頭には"◆"を付けます。
・太字は国内盤で出ていた曲と歌手。
・サンプル音声ファイルは著作権侵害を避け、なるべくAmazon MP3のサンプル音声を利用します。昔のイントロは長く、歌が出ないまま終わる曲があります。全曲聞きたい方はYou-Tubeを探してください。見つかることもあります。サンレモ音楽祭 (FESTVAL DI SANREMO)7… 2022.07.27
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