真実一路

真実一路

2021.07.26
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カテゴリ: 政治・選挙
コロナ禍で一年延期となり、組織委会長や担当大臣の交代などさまざまなアクシデントに見舞われた東京オリンピックもようやく開催まで漕ぎつけた。なによりも参加選手は安堵しただろう。それに、開会式典が無事行われたことで、各関係機関トップもまずは一安心のはず。開催中の感染広がりの恐れはあるものの、観客は制限して、出入国はもとより選手たちの移動、国民側の行動自粛等々できるだけの対策はしてるのだから、左派政党や同団体等が政治的に続けている“中止運動”はもはやナンセンスというもの。

さて、菅総理も就任以来コロナ対策とオリパラ開催との取組みでだいぶ苦難が続いたと思うが、五輪の開会式まで済めばある程度ほっとしているのではないだろうか。そうなると、今後8月から9月に向けてはいよいよ政局のシーズンとなる。時節もここまでくれば、来たる衆議院選挙(総選挙)の日程も限られるので、議員や立候補予定者はみな選挙に向けて地元での準備、地盤固めに日々余念がないだろう。そこで気になるのが政権・与党の動きなのだが...

私は、菅総理が辞任し、自民党で総裁選が行われ新総裁が誕生する、そして新総理のもとで衆議院選挙が行われる可能性があるとみている。
理由はいくつかあり、まず菅総理自身に総理職を続ける気持ちがないのではないかということ。昨年安倍さんから政権を引き継いだ時、菅さんは1年のつもりで受けたのではないだろうか。もちろんその当時と今とで気持ちや考えに変化があるかもしれない。しかし、どうしても私には菅さんが意欲をもって続けるようには思われないのだ。それと、菅さんが衆院選の看板で自民党は勝てるのか?ということ。内閣支持率の続落が報道されているが、菅さんに特段の失政はなく、あるのは「総理っぽくない」というイメージだけだ。だがこのイメージが選挙に与える影響は大きい。選挙に行く無党派層(浮遊層)は政策の中身を吟味したりはしない。その時の世間の空気や党の看板政治家のイメージで投票するのだ。

少し前から自民党大物議員に政局の動きが見られた。安倍前総理や麻生さんの動きだ。私はこの二人が、菅さんの後任として岸田さんを擁立する可能性があるのではないかとみている。総理(総裁)が岸田さんに代われば自民党へのイメージもリフレッシュする。
岸田さんは大派閥の支持を得なければ総裁選には勝てない。そのためには党の主流派派閥領袖と取引する必要がある。安倍さんや麻生さんが岸田さんを支持するためには、「安倍-菅政権」路線の継続を約束してもらわねばならない。そうした約束が守られる保証はないが、その時は“岸田下ろし”をすればいいのだ。岸田さんは次期総裁選でもまた敗れた場合、総理就任はかなり困難になる。賢明な選択をするはずだ。もっとも、自民党は菅さんで選挙を闘い、大敗の場合に菅内閣が退陣し新体制がスタート、ということもあり得るが...


岸田ビジョン 分断から協調へ [ 岸田 文雄 ]





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Last updated  2021.07.26 20:20:33
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