《櫻井ジャーナル》

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄

寄付/カンパのお願い

巣鴨信用金庫
店番号:002(大塚支店)
預金種目:普通
口座番号:0002105
口座名:櫻井春彦

2011.12.01
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 不公正な政治経済システムに抗議する運動がニューヨークのウォール街で始まったが、その運動を暴力的に弾圧しているのが マイケル・ブルームバーグ市長 。11月29日にはマサチューセッツ工科大学でニューヨーク市警察を自分の私兵だと語っている。多分、市も自分のものだと思っているのだろう。

 ウォール街で象徴されるアメリカの巨大企業は国家を私物化している。規制緩和、私有化の推進が進むアメリカでは教育や医療などで庶民は債務奴隷化、一部の富裕層は「余った資金」を投機に回し、行き詰まると庶民に付けを回している。

 1933年にモルガンを中心とするウォール街の大物たちは反フランクリン・ルーズベルト大統領のクーデターを計画したとスメドリー・バトラー海兵隊少将は議会で告発している。ファシズム体制を確立するべきだとクーデター派は主張していた。庶民の怒りを抑え込むにはファシズムが効果的だと考えたのだろう。

 ルーズベルト政権のときに成立した銀行の業務を規制するグラス・スティーガル法の投機規制が無効化された1980年の頃から憲法を無力化する仕組みが計画され始め、それが形になったのが愛国者法。

 その愛国者法によってアメリカの憲法はすでに機能停止状態になっているが、それでは満足できないジョン・マケイン上院議員のような人たちは「S. 1867」という法律案を作り出した。これによって、 アメリカ市民をグアンタナモ収容所に送り込むことも可能 になるとされている。

 1980年代からアメリカでは国民監視システムの開発が進み、2001年9月11日以降は急速に実用化が進んだ。日常生活にも監視の目は存在、最近では アンドロイドに搭載されたソフトのスパイ機能に対する警告 もある。アメリカのファシズム化はとまりそうにない。

 通信傍受、あるいは国民監視システムの問題は1970年代からイギリスのジャーナリスト、ダンカン・キャンベルが明らかにしてきたが、ここにきて WikiLeaks も取り組み始めている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.12.02 03:31:23


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: