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前回のアイデア「盗塁センター」は非常に壮大なものでしたが、今回のアイデアはもう少し実用性の高いものを・・・。ある顧問先の社長とお話していた時のこと。社長 「新たにもう一つ設立する会社の名前を ○#△$□ 株式会社 にしようと思うんだけれど」私 「○#△$□ 株式会社 ですか、それはいい社名を思いつきましたね」社長 「ただねぇ、ひとつ問題があって」私 「どんな問題ですか?」社長 「社名が長いし、私が勝手に考えた造語だから、一般的には分かりにくいかなと思ってね」私 「社長の思いを込めた社名ですから、私は一般的にどうかは考えなくて良いと思いますよ」社長 「そういってもらえると嬉しいけど。でも例えばこの社名では、領収書はもらいにくいよね?」私 「確かに、○#△$□ 株式会社 では、領収書はもらいにくいかもしれませんね・・・」皆さんも、会社の経費としてお金を払い領収書をもらう時、なかなか社名をわかってもらえなかったり、社名を間違われてしまった経験はありませんか? この社長はそれを気にしているのですね。領収書をもらいやすくするために、会社名を決めるのはナンセンスだと思いますが、この社長が言われることに、私はちょっとだけ興味を持ちました。私は考えました。領収書をもらいやすい社名って、どんな社名だろうかと。そして社長に自信満々に言ったのです。上様 株式会社 という社名はどうでしょうか?↓もらった領収書のイメージはこんな感じです。どこで領収書をもらうときでも、「上様でお願いします」と言えば、自分の会社の領収書がもらえてしまう。これって凄いですよね。日本中どこでも、上様という言葉は通じますし。上様 株式会社 という社名は、まさに社長が気にされていた「一般的に分かりにくい」「領収書がもらいにくい」という問題を完璧にクリアーしている社名だと、我ながら感心してしまいました。それで結局、その会社の社長は新しい会社の社名を 上様 株式会社 にしたかって? するわけ無いでしょ・・・。
2006/08/27
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皆さんも「絶対に忘れられない一言」ってありますよね? 今日は私が今でも忘れられない、衝撃を受けた一言についての話をしようと思います。経営コンサルティング会社を退職し、自分ひとりで経営コンサルティングを始めてから2年くらい経った頃でしょうか。ある建設会社から「経営コンサルティングを頼みたいので説明に来て欲しい」という依頼がありました。私はその会社に訪問し社長にご説明をしたのですが、思ったことをそのまま素直に言われる社長で、非常にストレートな方だなという印象でした。そして、私の説明も終わろうとしていた時のことです。<以下、社長と私の会話>私 「・・・となります。以上が私からの提案内容です。その他、何かご質問はありますか?」社長 「今まで、建設会社を指導した経験は何社くらいあるの?」私 「はい。今まで建設関係の会社は10社程度、指導しています」社長 「それは以前勤めていたという、コンサルティング会社での指導経験ということ?」私 「前職でも7~8社指導しましたが、ひとりで始めてからも3社指導しています」社長 「すごいね、ひとりで始めてからも3社指導しているんだ」私 「はい。指導実績が全て前職の時のものでは、説得力も無いですしね」社長 「じゃあ、通帳持ってきて」「じゃあ、通帳持ってきて???」いやぁ、最初は何言ってるのか、全く意味が分からなかったですね。私も一瞬「えっ?」と聞き返したような記憶があります・・・。要は、本当に私に指導経験があるなら、私の会社の通帳に入金の記録があるはずだ、ということをこの会社の社長は言いたい訳ですね。一瞬「えっ?」と思った私も、気を取り直して言いましたよ。「分かりました、日を改めて当社の通帳をお持ちします」と。そう言うしか、無かったですからね。あの状況では。私の言葉を聞いて、社長は「悪い悪い、冗談だよ」とフォロー(?)を言った後に「とにかく今日の話を基に、見積を作ってきてくれるかな」と言って、その日は終わりました。そして見積書を作成し、後日訪問したのですが・・・。もちろん持って行きましたよ。当社の通帳 を。↓通帳を社長に見せながら「この会社とこの会社が建設会社です」と説明しました。ホントに。※注 同一商圏ではなく利害関係もなかったので社名を見せました。守秘義務もあるので。でも本当に、嫌味ではなく良い経験をさせてもらいました。ひとりで仕事をするということは、大きい会社の看板や実績など無い訳ですから、大きい会社に勤めていた時には起きなかったことも、いろいろ起こるんですね。話は通帳に戻りますが、実はこの「通帳持ってきて事件」の後しばらくの間、私はカバンの中に通帳を入れてました。なぜだと思います?そう。もし指導実績を聞かれたら、カバンから通帳を取り出して「この会社とこの会社が・・・」と説明しようと思っていたのです。さすがに相手も驚くだろうと。単純ですよねぇ~、私 。 でも結局、カバンから通帳が登場する機会はありませんでしたが。。。
2006/08/20
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突然ですが、皆さんは「誰かのファン」ですか? 例えばスポーツ選手だったり、ミュージシャンだったり、「この人は凄い!好きだ!応援したい!」と思う人がいますか?私は約1年前から「水村さん」という人のファンです。この水村さんは何をやっている人かというと、スポーツ選手でも、ミュージシャンでもなく・・・バスの運転士です。別にブログのネタにするために、わざわざファンと言った訳ではありません。私は本当に、水村運転士のバスに乗ったときから、ファンになってしまいました。それくらい、私が今まで乗ったバスの運転士と水村運転士は明らかに違うのです。初めて水村運転士のバスに乗った時は、驚きましたね。特に何の意識もなく普通にバスに乗った私は、バスの発車後まもなく?と思いました。私はバスの前方の席に座っていたのですが、運転席の方から小さな声が聞こえてくるのです。最初は運転士さんの独り言か何かかと思ったのですが、小さな声はバスが発車してからず~っと聞こえてくるので、いったい何を言っているのだろうと思った私は耳をこらして聞いてみました。すると、小さな声で 「右ヨシ」 と安全確認してるんです。私はそんな言葉を聞いたのは、自動車教習所以来なかったので、正直驚きました・・・。好奇心がもの凄く沸いた私は、そこからもう運転席にかぶりつきです。よくよく観察してみると、交差点や合流地点では必ず「右ヨシ」「左ヨシ」と言っているし、カーブの多い首都高ではカーブに差し掛かる数十メートル前で「右カーブ」「左カーブ」と言っているのです。結局、乗車していた1時間半の間、最初から最後まで小さい声で安全確認の言葉を発しながら運転されていました(つまり1時間半の間、小さい声をずっと出されていたわけですね)。そして「凄い運転手さんだなぁ」と思ってバスを降りる際には、乗客ひとりひとりに「ご乗車誠に有難うございました」と丁寧な挨拶をされていました。初めて乗った時の印象がもの凄く強かったので、2回目に水村運転士のバスに乗った時は、もう乗る時点で「あっ!あの時の運転士だ!」とすぐ分かりましたね。そしてその時に名札を見て、お名前は水村さんと言うんだなと知ったのです。↓羽田空港発では、このバス停を19時に出発する便が、水村運転士が運転する唯一の便です。(埼玉から早朝に乗る方は、4時35分発の羽田空港行きが、水村運転士が運転する便です)水村運転士の凄いところは、何と言っても運転中に発声しての安全確認なのですが、それ以外にも、非常に丁寧な応対や挨拶、荷物の積み降ろしのすばやさ、そしてバスガイドもびっくりのアナウンスと、どれをとっても一級品です。そして本当に「この人はプロだな」と思わせるのが、いつ乗っても水村運転士の応対に 全くムラが無い ということです。いつ乗っても最高レベルの言動で応対してくれるんですよね。始発の4時半のバスに乗っても、夜の便と全く同じ言動でのすばらしい応対なんですから。私など朝4時半のバスには毎週1回程度しか乗りませんが、水村運転士は毎朝4時半のバスを運行して、なおかつ夜の便も運行して、それでいて常に最高レベルの言動で応対しているわけですから、本当に頭が下がります。路線バスは、なかなか差別化がしにくい業務・サービスだと思います。それでも水村運転士のような方がいるだけで、私の様なファンが出来ます。これも運転士の力による、立派な差別化ですよね。事実、他社が運行する5時半のバスで間に合う時でも、水村運転士のバス会社が運行する4時半のバスに私は乗っています。また現在はどのバスに乗っても料金は1,700円ですが、もし水村運転士のバスが2,000円だったとしても、私は2,000円払っても水村運転士のバスに乗るでしょう。どんな業種・業態でも、またどんな商品・サービスでも、それを扱う人の意識を高めることが、品質向上・顧客満足への第一歩なのだと、水村運転士のバスに乗ると本当に実感できるんですね。いつも有難うございます、水村運転士!
2006/08/13
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こんなもの、あんなものが、世の中にあったら便利なのになぁ。と思ったことはありませんか?もう10年以上昔の話ですが、私は大学に入る為に浪人生として勉強をしていました。あることがきっかけで大学に行きたいと思い、高校卒業後に就職はせず勉強を始めたのですが、それまでロクに勉強をしてこなかったので、英語などはもうさっぱり分かりません。ひとまず分からない単語は辞書で調べて、その調べた単語には蛍光ペンでラインを引いたのですが、勉強を進めていくうちに辞書が大変な事になってしまいました。辞書が 蛍光ペンの色だらけ になっていたのです。私は英語の単語を全然知らなかったので、かなり多くの単語に蛍光ペンでラインを引いていた事は認めます。しかしそれとは別に、根本的な原因がありました。そう、皆さんも経験があるかもしれませんが、辞書の紙が薄い為に蛍光ペンが 「裏写り」 していたのです。そして、私は思ったのです。裏写りしない蛍光ペンが、世の中にあったら良いのになぁ~、と。それから数年後、大学を卒業し、経営コンサルティング会社に勤務していた私は、文具コーナーで偶然見つけたのです。裏写りしない蛍光ペンを。その名も ZEBRA OPTEX FUN COLORいやぁ、この蛍光ペン。一度使い始めると、もう他の蛍光ペンは使えないですよ。手帳にラインを引いても、本にラインを引いても、裏写りしないって本当に便利なんです。世の中にあったら良いのになぁ、が実現した私は、それ以来 OPTEX FUN COLOR の愛用者になりました。そんな私に去年の夏、突然の不幸が・・・。 OPTEX FUN COLOR を買いに文房具屋に行ったところ、どこを探しても無い!おかしいなと思った私は、急いでZEBRA社のHPを見ました。そこにあった言葉は・・・「OPTEX FUN COLORの生産は終了しました」私はそれから何件か文房具屋を回り、OPTEX FUN COLOR を買い集めました。私にそうさせるくらい、この蛍光ペンは他の製品には無い特徴 (裏写りしない・目に優しい) があったのです。私の様な OPTEX FUN COLOR ユーザーは他にもたくさんいるはずですけど、それが採算ラインに乗らなければ、企業としては生産を続ける事はできない。それは良く分かりますが、OPTEX FUN COLOR は「かゆい所に手が届く」非常に良い製品なだけに、生産中止が悔やまれるんですよね。もし裏写りしないという特徴をそのまま表現することが問題であれば、「裏写りしにくい」でも良いと思います。また「目に優しい」という特徴も、今の時代の流れに合っていると思います。上記の特徴をパッケージに分かりやすく明記し、またこの特徴をアピールした広告宣伝を行えば、少なくとも採算ラインを超える売上は作れる製品なのではないか、というのが私の思うところです。再び文房具コーナーに OPTEX FUN COLOR がよみがえる事を、強く期待しています。↓(上)パッケージに入った状態の OPTEX FUN COLOR (下)生身の OPTEX FUN COLOR さて、店頭から突然 OPTEX FUN COLOR が消えた、あの夏の日から早1年。先日近所(埼玉県)のディスカウントストアーにて OPTEX FUN COLOR を発見! 思わず「おぉ~!」と声を上げました! 我が郷土、埼玉県に OPTEX FUN COLOR がまだ生き残っていたとは・・・。しかも定価105円のはずなのに、なんと値札には59円の数字が。「捨てる神あれば拾う神あり」ではないですが、陳列されていた7本全て購入しました。埼玉県人で良かったなぁ~、と感じた一日でした (笑)。
2006/08/06
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