コンサルタント小出匡範の仕事術

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問題解決と問題発見、どちらが重要か?

コンサルティングファームやシンクタンクで、最初に学ばされる思考方法が仮説検証アプローチである。その思考法を取る理由は、つまり問題解決と問題発見のどちらが重要かということと同じ議論となる。

結論から言うと、

問題解決と問題発見についての議論については、やはり問題発見のほうがより重要である。

なぜなら、問題を同定しない限りは、問題は解けないからである。

シンクタンクの先輩の口癖であったのが、「企画段階で、課題をうまく構造化できていれば、あとは、そのデータを埋めるだけで報告書が出来上がる」ということである。何が課題・問題で、何がわかればその判断ができるかが明確化されて初めて、ソレを検証するための方法や、解決策の吟味が可能となる。

その、問題発見の手法については、自分で研究するしかないのであるが、一般的な方法としては、ブレーンストーミング(ブレスト)が多く用いられる。
また、すばらしい経営者ほど、課題の洞察力が優れているともいわれる。

1)ブレストをして、いろいろな仮説を出し合う。
2)クリアリングにより問題を整理する(このテクニックとしては、
 ロジックツリー(ロジカルシンキング)やKJ法などの整理法がよく使われる。
3)検証すべき初期仮説の整理(優先順位付け)がおわったら、検証方法、検証期限、担当者を決めて、実際に仮説検証を行う。

4)検証結果に基づき、課題解決の方法を実行する(問題解決)

以上のような流れになる。
問題発見の際に、仮説検証型のアプローチをとらないと、決められた時間内にデータ収集だけで終わってしまい、結論が何も出ない(方向性すらわからない)恐れ・リスクがある。
データ精査型のアプローチ(とにかく可能な限りすべてのデータを集める)では、期限内に何も結論が得られない(アウトプットゼロ)危険があるといえる。

コンサルティングは、限られた時間内、限られた情報で判断を下す(ことをサポートする)必要があるため、必ず仮説検証アプローチで、時間内に仮に精度は限定的でも方向性を出せるように努めるのである。





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Last updated  2005.05.26 23:22:29
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